profile プロフィル

1950年高知県生。土佐中、灘高、大阪大学卒業(基礎工学部生物工学科、田村研、菅田先生に習う)。大阪大学基礎工学物理系修士過程卒業。工学修士。博士過程中退、 この頃のテーマに関して、 ニューラルネットワークプログラミングがある。 29才で結婚。ドクターコース終了後、2年間研究生を続け1985年(株)アスキー入社。基盤技術促進センターの郵政案件 GCT, GCL に出向し ニューラルネットワーク、 画像符号化技術の研究開発と MPEG-1, -2 Videoの標準化活動に従事。MPEG-2の32名の提案者の1名として標準化作業、MPEG-1, -2のVideoのJIS化作業、技術解説を行なった。 2001年4/30退社。MPEG Video 技術(1993年)は、1989〜93年の標準化活動経験から書いた MPEG-1, MPEG-2の詳しい技術解説である。

2001年5/1 ウインボンド・エレクトロニクスに入社。副技師長(technology executive)として 2002年から高符号化効率を与えるエンコーダの技術を研究開発し、 標準エンコーダよりも約+1.2dBのSN比を与えた MPEG-2エンコーダLSI開発 のプロジェクトリーダとして、アーキテクチャ設計、 LSI の C-model作成、MPEG-2 Video のレート制御と、Audio Layer II のプログラム設計を担当した。2004年から MPEG-2 デコーダ全体設計と Video/Audio デコーダ設計を担当。2007年天体写真など手ブレ画像の先鋭化の技術、ブラインド・デコンボリューションを研究。 2008年3月退社。

2009年4月〜2016年3月 特許庁の非常勤職員として動画像符号化技術の調査を行なう。最近の符号化技術(H.264, HEVC)の概略動画の符号化

この手作りホームページは、アインシュタインの相対論を中心に物理と工学の平易な理解と解説を試みる。内容は難しいが、各テーマに詳しく、一般人に専門家に 必要な知識と考え方を与えたい。相対論への興味は同時性の相対性を時空図を描くことで理解した高校時代から。相対論は高校生にも理解できる、ある意味で。 1990年代、相対論電磁気 を学び直し、同時に文章作成。そのときどきに感ずる日常感想を文章 にする。一般的なニュートン力学から、我々がどのような技術を開発して宇宙に出られるか重力カタパルトなどの多重スイングバイ と重力カタパルト、 力学について の太陽面加速がある。地球の引力圏からの脱出には、 ロータベータの力学、宇宙帆船の利用による、都市を照明する衛星 があり、それらは一般に 理解される方法(軌道エレベータ、宇宙での発電衛星)よりも早期に実現性が高いと考える。相対論関係の翻訳は、古典の翻訳 にある。 当時の論文集"相対性の原理"、アインシュタインの"特殊と一般の相対論"、"相対論の側光"、そして"相対論の意味"など。

ここは2002年2月17日開設以来16年間、当初と同じ方法で維持できた。出版よりも遥かに容易に、誰の手を煩わせることなく文章作成して、修正できる。出版には まず時代の要請が必要で、編集者による文章の手直しは、自分以上の面もあるが、編集者との議論は辛く無駄が多い。そして必ず無情な締め切りがある。出版後、 修正はできない。私が思うにはどのような本に後の修正が有害なことがあろうか。修正は過去の誤りを正す一方、過去の誤りの記録を無くし得るが、ウェブには、 アーカイブサイト が記録をとりに来る。アーカイブを取らないよう申請したサイト以外、何ヶ月かに1回、コピーが 取られる。(しかし、近年のサイト増大は激しく、このサイトも以前は数ヶ月ごと記録を取られたが、最近は非常に間隔が長くなり、実に7年間来ていない。)

自己の認識を文章にし人々の理解を助ける目的に自作サイト公開が出版よりも向く理由:
(1) 印刷による固定がなく誤りが修正できる。
(2) 検索可能である文章は、自らは重複を避け、読者にはさらに利便がある。
(3) 文章中のワンクリックで他の文章を参照できるハイパーリンク機能は、自他のサイトを参照できる。
(4) 何も持ち歩かなくても、いつでもどこでも読め参照できる記録は、考えを人に説明する必要があるとき、URLを示すだけで自己紹介になる。
(5) 人様に本を買って頂き、その上、本を崩しOCRでテキスト抽出(自炊)させるのは何重にも間違っている。作者はテキストを持つのだから、少なくとも 購入者にはテキストを進呈すべき。放送局がVTRにとる記録作業を視聴者にさせ、過去放送分をネットに上げない無責任/不道徳と同じ。放送した全テキストを ネットに上げるべきである。米国のクローズド・キャプションの精神であるべき。作者は、意見を述べるのに修正不可の出版を行い、報酬を取り、本の部数を 自分の評価とみるのは不道徳である。
(6) 元々、真面目な本は、出版しても発行部数が少なく、生活の足しにならない。多くの部数を得る書籍は、残念なことに時の検証に耐える内容でない。
(7) 私は著作権を強くは主張しないが、単純な文章コピーで自分の意見にするコピペは、このサイトが公開を続ける限り、出版よりも確実に証拠が残る。

ここには誰もが興味をもつ難テーマが多くあり、宇宙論的問題(2000-2008)は、特に、現代科学の常識とされる膨張宇宙論に対して 問題点を示し多くの異論を示す。一般相対論の検証として現代的重要性をもち、やはり難しいものにLIGOの重力波(2003-2013)がある。 2016年初頭、測地線の物理 によって、重力の質点に及ぼす運動方程式である測地線方程式を解析し、重力が電磁気的な性質をもち、 一般に重力波がそう思われている空間計量の変動が静止質点には加速度を与えないことに気が付いた。重力波が空間計量の変動であるなら、LIGOのようなマイケルソン ・モーリー型の検出器では検出できない。2016年2月11日、LIGOの重力波検出の発表によって、私見が理解される必要が出てきた。重力の電磁気的側面の理解は、 このサイトの中心テーマ"相対論と電磁気"にまったく相応しい。

電磁気の法則を理解するのに測地線方程式を用いるべきである。電磁気の法則の例えば、エルステッドの電流から磁場の発生、アンペールの法則、ビオ・サバールの法則、 ファラデーの磁場から電場への起電力E= v x B、電場と速度と磁場のローレンツ力の式 F= (E + v x B)q、 そして、偉大なるマックスウェル方程式、それらを学び理解した後、それらがなぜそうなのかという疑問は、電磁気だけでは解けない。 電磁ポテンシャル(ベクトルポテンシャルAとスカラーポテンシャルφ) の存在、それらの微分 (Aの時間微分とφの勾配) である電場 E= -dA/dt-gradφ、 Aの空間微分(回転)の磁場 B= rotA、それらの電磁気の法則は、測地線方程式にあり、そこから導出できる。つまり、電磁気と関係するのは特殊相対論ではなく、 一般相対論の測地線方程式である、但し極性の問題を除いて。なぜなら、重力は同極の荷に対して吸引だが、電磁気は反発であるからである。

二女の父。川崎市在住。68歳。