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11/14
20歳を超えた息子と50歳を超えた母親が笑い話やバカ話をできる、というのは最近じゃ貴
重な関係かもしれない。
この前もいつもと同じようにバカ話をしていた。ドツキ漫才のよーに母親から突っ込まれ、
「おいおい、きついツッコミだねえ。これ以上頭が良くなったらどうするんだ」
等とボケてみる。
「ふふふ、子供の時からドツキ回していたおかげで少しは頭が良くなったんだから感謝しなさ
い」
と返された。
「えーい、自分の子供をたたくのに躊躇はないのか」
何も考えてない、ふと出てきた軽い冗談のつもりの質問。
返答も軽い、あくまで軽い、冗談のような口調だった。
「初めてたたいたときには後で泣いたわよ」
息子のいたずら。些細ないたずら。しかし、怒らねばならなかった。
叩いた。
罪悪感は、息子が寝た後にやってきたそうだ。
親が子を叩かねばならないことがある。叩いてでもわからせなければならないことがある。
きっとそれは当然のこと。
その当然のことをして身をそぐような思いをし、しかもそれを20年間忘れなかった母親をす
ごいと思う。
会話は続き、ふたたびバカ話が始まって上のふとした会話は埋没していった。
11/13
明後日は研究発表。土曜日だというのに大学に泊まり。何回目だろーか。
Thinking of ANIMAL.
お、新連載か。そういえばそうだったな。
山本貴嗣と真刈信二のタッグ。うーん、結構すごいぞ、これ。
山本貴嗣の「エルフ・17」はすごく評価が高い。真刈信二も一流のストーリーテラー。
ところで、冒頭のカーアクション、一体何が起こったのかを理解するのに2回くらい読み直し
てしまった。あいかわらず読者に思考を要求するアクションを描くなあ。
お、次号からも新連載か・・・板場広志?ああ、板場広し、ね。
美少女漫画、平たく言うところのエロ漫画を描いていた(描いている)人だ。ここ2,3年で
デビューしたそっち系の漫画家の中ではトップクラスの実力。画力もあるし、話作りも上手いん
だけど、悲しいかな絵柄が現在の流行と一致していないため、ブレイクというほどの人気を得た
ことがない。個人的な期待は大。
ベルセルク。あちゃあ、ニーナが。予想通りの展開。
現在、もっとも使徒になる直接的な要因が多いのはニーナだと思う。が、なぜかこの説を唱え
る人をあまり見かけない。あまりにわかりやすすぎてかえって注意が行かないのか?
まあ、今回の疑似蝕で使徒が誕生するとは限らないんだが、それでも異次元の扉を開く人間が
いるとしたら、まずニーナを挙げるんだが・・・。
いそげ、ガッツ。
頑張れ、パック。
生き延びろ、イシドロ。
作中、名前の付いた未成年が死んだことは意外に少ない。記憶しているのはたった3人。
コレットとロシーヌと・・・名前が出てこないユリウス白竜将軍の息子。あ、アドニスか。
しらべりゃもっといるかな?
えらくくだらないことを画策中。よく言って暇つぶし。普通に言ってアホ。悪く言って○×●。
めちゃくちゃ時間がかかることなのでしばらく表には出ないけど。
人物の登場回数。全身、顔、手、足などで分類。番外で剣。などなど。
1番は間違いなくガッツだろうけど、2番目に登場回数が多いのって誰でしょね?
本命キャスカ、対抗パック、大穴グリフィス。
多分3番目までは確定してる。4位がジュドーかグリフィスか・・・。5位となるともうわか
りませんな。うん、楽しみ。体の一部のみ、というのも別集計してやってみよう。
そしてガッツの剣・・・あ、考えてみればだいたいわかってるなあ。1位はドラゴンころし、
2位はワイアルド戦で折れたやつ、3位がボスコーン戦で折れたやつ。鞘に収まってるカットも
含めるか・・・。
そのうちにと言うことで乞うご期待・・・期待するほどのものじゃないな。
11/11
ここ3日ほどプライベートでドタバタしている。
同人誌の交換やらオークションの落札(残念ながらベルセルクのテレカオークションではない)
やらの取引が集中してやってきた。コレクションのうち幾ばくかを手放すことにもなったが、手
に入ったものには満足している。こちらからの発送と送金は明日終了予定。後は品物を待つのみ。
後はコミックガンマのオークションだけだな。創刊号から34号(休刊号)までがセットであ
の価格は安かろう。が、なにぶんマニアックすぎて俺以外に入札者はいない。オイシイことこの
上ない。まあ、まだ落札したわけではないので安心は出来ないが。
ベルセルクのテレカオークションは・・・25000円を超えたところでギブアップ。
落札額は30000円を超えている。高すぎだ。
テレカコレクションは金持ちの趣味だと痛感。
さて、寝るか。
11/7
11/1の日記で間違いがあった。
3段落目の冒頭の文章、「演繹」と書いてあるが大間違い。「帰納」が正しい。
購買部長の所属するサークルでイベントをやるとのことで行ってきた。
アニメ監督の大地丙太郎(だいち・あきたろう)氏を呼び、トーク形式の講演を行っていた。
アニメはほとんど見ないので、不覚にもこの監督の名前に覚えはなかったのだが、手がけた作
品の履歴を見て驚いた。ここ数年で「お、これはイイ!」と思ったアニメは全部この人の手によ
るものだった。
具体的には「こどものおもちゃ」と「すごいよ!マサルさん」と「十兵衛ちゃん」なわけだが。
・・・結構見ているじゃないか、というツッコミが来そうだな。第1回・・・っていうか放映
中最低1回くらいはチェックしているんだよ。大体のアニメは。でも続けては全然見ない。
アニメ監督というのは漫画を趣味にしている関係上、一般人よりは興味の範疇に近い職業にな
っているわけだが、その職業の実体はほとんど知らないので、今回の講演はわりと興味深かった
と言えよう。
ああいう作品を作る人がどういうことを考えているのか知りたい、というのは作品に興味を持
った人間、それもオタクなら誰でも考えることだというのは庵野秀明に対する取材攻勢の例を挙
げるまでもなく一般的だろう。その上アニメ監督という人種はどんなことを考えているのか、と
いう興味があったから今回のイベントはとても楽しめた。
話を聞いていて「あ、そうか、アニメが漫画より影響大きいのはなによりもまず『家で』しか
も『無料で』楽しめるからなんだあ」と考えたりした。
また、会場のパンフレットを見てびっくりした。
小花美穂、むっちりむうにいという自分にとってはおなじみの漫画家をはじめ、豪華なゲスト
がずらり・・・。とくに同人関係の人は自分にとっては驚嘆に値するものだった。
位相同爆、OGAI、高雄右京、ぢたま某、へっぽこくん、MARCYどっぐ・・・。
一応念のために。今回の講演はまったくの自主イベントである。
11/1
インドのカレーはとても辛い。インド料理の店でナンにのせて口に入れる瞬間はまるで火を飲
み込むような気分になる。いや、火を飲み込んだことがあるわけじゃないが。日本のカレーも辛
いところは辛いが、やはり辛さではインドカレーにかなわないようだ。
ある時、インドカレーが何種類くらいのスパイスを使っているのか気になって調べてみた。日
本のカレーは二十種類、あるいはそれ以上使っているということは知っていたので、さぞかし多
種多様なスパイスを使っているのだろうと思っていたのだが、結果は意外なものだった。
インドカレーは多くて十種類前後、、普通は5〜6種類のスパイスだけで味付けをしているの
だそうだ。さらに調べてみると、スパイスを複数使うとお互いの辛みを緩和させる効果があるの
だとわかった。辛さがまろやかになるかわりに味に深みが出てくるらしい。
インドカレーは使用するスパイスの種類が少ないため、辛さが鮮烈になっているのだ。
なんとなく演繹して発言とか主張とかに考えが至る。
1つの発言において、本当に伝えたいことは数少なくするべきとはよく言うが、なんとなくそ
れと似ているなーと思った。
漫画の作品でも、1エピソードに1つのテーマ、というのが鉄則のようだし。あれもこれも詰
め込んでしまうと、作品としての質はともかくテーマ一つ一つの印象はぼけてしまう。
簡潔に、鮮烈に。この日記も1日1テーマにしようかな?
ジャンプで以前から(個人的に)出現が待たれていた新人、いとうみきおが今日発売のジャン
プで読み切りを描いていた。絵が上手い。動きのある画面がいい角度から描かれていて破綻がな
い。が、「これがこの人の絵だ!」という特長がない。アクがないとでもいうか。やや惜しい。
ストーリーは上々。これでこの人もレギュラーをとれたら和月伸宏のアシスタントだった3人
が全員ジャンプに連載することになるな。
「るろうに剣心」が終わった現在、そのアシスタントが3人も作品を掲載している状況を見る
と世代交代を感じてしまう。そんなことはまだないだろうけど。
しかし、漫画の歴史を目の当たりにしているという感触は快感だ。
10/30
圧倒的なデザイン能力を持つ漫画家にしてイラストレーターがいる。個人的にはイラストレー
ターというよりはデザイナーと呼びたいくらいだ。
シャープで単純な直線と曲線との組み合わせが極上のデザインを描き出している。
そして恐ろしく高度の色塗りが画面に命を与えている。
デザイナーの名前はCHOCOという。
コミケではCHOCOLATE SHOPというサークルで外壁の常連だ。人物、とくに女性キャラが最近の
流行に合っているため、非常な人気がある。
が、この人の真価は人物ではなく、人物以外(背景など)のデザインにあると思っている。か
っこいいのだ。COOLなのだ。空間を大胆に使い、しかも繊細。芸術である。
現在発売中の「電撃大王」という漫画雑誌の中程にカラーイラストが入っている。
未来都市での空中茶会、というようなイラストだが、その背景や机の、図形的な美しさといっ
たらもう・・・。ああ、言葉が出てこない。
うーん、やっぱり夏の新刊は買うべきかなあ。高いんだけど・・・。
10/27
いつからだろうか、「デジタルな夢」という言葉が頭の一隅にある。
ひどく曖昧でつかみ所がないこの言葉が何故頭の中にあるのか、よくわからない。
いつか本で読んだのか、それとも自分の頭が生み出した言葉なのか、それさえもわからない。
解釈は意味を成さず、解説は不可能だ。しかし、確かにこの頭の中にはその言葉があり、何か
の解答を待っているような気がして仕方がない。
デジタルな夢。いつの間にか頭に住みついて、時折顔を出し、そしてまた心に沈む言葉。
話題は急転する。
久しぶりに秋葉原に行って普段は入らない店に入ってみたら驚いた。自分の心の一部分(俗に
ヲタクゴコロという)をスマッシュヒットする品揃え。やはり侮れないぞ、アキハバラ。
といっても金欠状態ゆえ、何も買えなかったが。
そう、金欠状態なのだ。
なのにこんな時に限ってネット上でベルセルクテレカのオークションが開催されたりするのだ
から困ったもんだ。それも、自分が持っていないテレカが最低でも2枚出ている。はふーん。
あーもう借金するしか。とりあえず駅前のニコニコローンで。顔に傷のある親切そうなおじさ
んが50万円までは身分証明書だけで貸しますよって言ってる。
そういえば今「ナニワ金融道」という漫画を読んでいるのだ。面白いぞ〜。
自分がHPを開設してからいつの間にか3年がたっていることに気づく。
現在の形になってからでもすでに1年半。現在のアドレスに移転してから半年。
というわけで来年の春、アドレス移転一周年&現HP開設二周年記念プレゼントなどぶちかま
そうかと計画中。ただし、プレゼント品は今から集める(汗)ので、何がでるかわからない。
考えているのは増刊号3冊セットとかポスターとか。目玉としてカレンダーを考えているんだ
けど手に入らない可能性の方が高いなあ(笑)。ま、適当に。
10/25
たまにはまじめにガッツとキャスカについて書いてみようかなどと思いつく。
といっても現状の整理くらいのことだけど。
故に今日の日記はベルセルクを読んでいないとまったくわからないと思われます。
Rouge et Blanc.
ルジェ・ブラン。赤と白。互いが互いを際だたせるもの。
ガッツとキャスカをワインにしたのは非常に象徴的だと思う(※1)。
「キャスカ」と別れたのは異次元の血の海の中。彼女は未だに還らない。
彼女の還るべき器に、血しぶきの舞う戦場で再会した。
生まれて初めて目にした戦う理由は、見慣れ、親しんだ女性の形をしていた。
失ってから気づくことの連続だったガッツの人生に、もしゴドーがいなかったらと考えると恐
ろしくなってくる。ただ一つ残ったかけがえのないものに気づかず、それをも失ってしまったら、
ガッツはどうなっていたのだろうか。
・・・ガッツが、キャスカを、失って、後で気づく。
ガッツに何が残るだろう。自分の体と、胸を焦がす黒くドロドロした炎。そして無骨な鉄塊。
しかし、怒りだけで振りつづけるには鉄塊は重すぎる。いずれはその鉄塊に潰されることになっ
たのではないだろうか。
それは負け犬の物語だ。怒りだけで鉄塊を振り回すガッツ。かんしゃくを起こして駄々をこね
る子供と何も変わらない。いずれは怒ることに疲れ、倒れるしかない。
現在の展開がその可能性を完全に否定しているが、まさにその否定がベルセルクという作品の
方向を決定づけたと言えるのではないだろうか。「もう再度と喪失ねえ」。地味だがあの回のた
めにこそ断罪編が描かれたのだと思う。
ガッツは戦う理由に気づいた。怒りではなく、もっと安らかなものに根ざす理由。
もう絶対に失えない。生まれて初めて得た確固たる理由。ガッツが戦い続けるためにはキャス
カが必要なのだ。
しかし、ここで逆説的に「戦わない理由」も生まれる。戦う理由はキャスカを守ること。であ
れば、キャスカを守ることさえ出来れば戦わなくてもいいのだ。
これは今一番の関心事だ。現在のエピソードが終わり、無事キャスカを保護できた後、ガッツ
はなおも戦を続けるのだろうか?ここでの戦とは自衛的な戦ではなく、狩猟的な戦のことである。
その問題提起はすでに成されている。いみじくも髑髏の騎士は言った。
「思い人は一人にすることだ」と。
そう、グリフィスが絡んでくる。
蝕から2年間、絶望的とも言えるガッツの狩猟の旅は、グリフィスへの思いに根ざすものだ。
が、これはまだなんとも言えないことだ。ガッツのグリフィスに対する感情が不明瞭である以
上、何もわからない。
多分ガッツ自身でさえもまだわかっていないのではないだろうか。グリフィスに対する感情は、
その巨大さ故に容易には実体をつかめないだろう。
例の黒くドロドロした炎の核の部分に答えがあるのだろうが、憎悪であれ愛情であれそれに名
前を付けることはまだ出来ていないだろう。炎が核を覆い尽くしている限りは。
グリフィスに対する感情をハッキリさせるためには、キャスカに対する感情がゴドーの言葉に
よって明確になったときのようなブレイクスルーが必要だ。多分そのきっかけはキャスカを助け
出すことで与えられると思う。
キャスカを保護できれば現在ガッツを包んでいるどうしようもない焦燥感も収束するだろう。
そうすればグリフィスへの感情が客観化されることになると思う。
・・・客観化された感情をキャスカの時と同じように昇華できるかどうかはまた別の話だが。
しかし、どうやらガッツにその客観化と昇華の時間は与えられないようだ。
キャスカを保護できたかできないかのうちに蝕は模され、おそらくはグリフィスが受肉するだ
ろう。キャスカとグリフィスを同時に目の前にしたとき、ガッツはどういう行動をとるのだろう。
願わくば、キャスカを守って欲しいものだ。生まれて初めて得た確固たるもの(キャスカ)を
捨てて、未整理で曖昧でしかし凶暴な感情に突っ走るのは自滅行為だ・・・と理論武装するまで
もなく、心情的にガッツにはキャスカを助けて欲しいのだが。
グリフィスに対する感情。それはさらにいくつかの疑問を生じさせる。
現在のところガッツとグリフィスはいずれ対峙し、決着をつけることになるだろうと考えられ
ている。どのような形で二人は対峙するのか、どのように決着が付くのか。ガッツはどのような
思い(目的といってもいいかもしれない)を抱えてグリフィスと対峙するのか、決着後、ガッツ
はどんな思いを得るのか。
なにより、グリフィスとの決着のその先は?決着がついた後、彼は何を目指すのだろう?
キャスカは?退行したままなら特にどうと言うことはない。しかし、もし彼女が自分を取り戻
していたら、対峙する二人を見てどうするだろうか?その決着に何を思うだろうか?
全ては現在のガッツのグリフィスに対する感情の延長線上にある。
・・・語ってしまった。
考えてみれば初めてか。ここまで書いたのは。
※1 ここではワインに引っかけて比喩的に使ってるだけで、実際のフランス語にこういう
意味がある訳ではない。一応念のため。
10/22
いやあ、貧乏貧乏。どーしよ。
なんか、金銭感覚がどんどん変化してる。中学時代は500円玉をくずすのがもったいなかっ
た。高校生時代は1000円札をくずすのがもったいなかった。しかし今、1000円札など平
気で使ってしまう。このまま行くと・・・と考えるとちょっと怖い。
が、逆にこれからもずっとこのように金銭感覚が「肥大」していくなら、それはそれで嬉しい。
中年になる頃には億単位の金を平気で動かせる、ということになるだろうから。
ま、そこまでうまくいくかどうかはわからないけど。
まず、アニマル。
ベルセルク。
ガッツ。セルピコを圧倒的力で撃退して会心の一撃。しかしキャスカが・・・で痛恨の一撃。
差し引きマイナス1000000000000くらいか。イシドロを責めないあたり、人間の深
みがでてる・・・のか?誰か大事な人がいる人間は、他人に優しくできる。自分にとってキャス
カがどんな存在であるかを認識したガッツがイシドロを責めなかったのは当然といえば当然か。
ゴドーの小屋に戻る前のガッツだったらイシドロを殴り倒していたのではなかろうか。すこし好
意的すぎる解釈かもしれないが。
唐突だけどリアルタイム中継。今、友人が成績表を持ってきた。・・・ぐは!?しまった、足
りねえ。いやギャグじゃなくて。単位計算間違えたのか!?
まあそんなことはともかく。
セルピコ、強いじゃん。グリフィスとどっちが強いかな。あ、こないだ書いた「最強と思われ
る人物」ってグリフィスの事ね。育ちが気になるなあ。ルカと姉弟というのはナンセンスだと思
うけど。
キャスカ。聖鉄鎖騎士団にとらわれて、実は少しホッとしたりして。以前、「聖鉄鎖騎士団に
捕まることは確実」と書いてしまったから。
千人長時代の身の軽さは哀しいほどにそのままだな。
以前から気になっていたのだけど、肌が黒い人間はミッドランドにはキャスカ以外いないんだ
よね。実をいうと、シラットが登場したとき、「お、キャスカの親類か?」と安易に考えてしま
ったのだ。キャスカ自身はミッドランド近辺で生まれ育ったようだけど、その両親あたりはクシ
ャーンから移住してきたのかもしれないなあ。
イシドロ。運が悪かっただけだ。飛び出してもどうしようもないし、あの場面だったら逃げて
ガッツに報告することしかできないだろう。だから泣くな。
正体不明のアレ。・・・つまりどうしたいんだ?少なくともガッツの邪魔をしたいのは確かな
ようだけど。
その他雑事。
キャスカの紹介文が変化している。が、あんなに長くしてしまうとあとがつらいんじゃないか
なあ。枠外まで描かれるページが多いベルセルクであの紹介文は入れづらいと思うぞ。
目次。スクラッチャー・・・書き殴る人、言ってみれば落書き屋か?では例えばクリエーター
って誰なんだろう。多分、平沢進はそうなんだろうな。
さて、アニマルは終わり。
音楽というのはいわゆる「ながら」の代表だと思う。音楽を聴きながら、というのは誰でも一
度はやったことがあるはずだ。音楽を聴きながら勉強し、本を読み、歩く。
俺の場合、そういうときに聴く音楽は好みのジャンルに統一はするが、それ自体に思い入れも
何もない曲を選ぶ。下手に思い入れがあると、聞きながら行っている動作の方に支障がでる。音
楽の方に気を取られ、集中力がそがれるのだ。その歌にまつわる思い出や思考が耳から入り込ん
で頭上で旋回してしまう。気が散る。
だから、できればまったく聞いたことのない、それも外国の音楽がいい。日本語で歌詞が入っ
ているとなまじ意味が分かってしまいその歌詞に思考を奪われることがある。日本の音楽だった
ら歌はだめだ。
だから、大学で勉強中になにか音楽を聴いていて、誰かに「これ、なんて曲?」と聞かれても
「知らん」としか答えられないことが多い。相手は変なやつと思うらしいが、極めて論理的な選
曲だと思う。
次。歌手について。
ある歌手(仮にKとしよう)について、知り合いと「Kって好きだなあ」「あ、俺も」という
会話をした。必然的な話題の展開として、好きな曲の話になった。
知人「何々って曲が一番好きだな」
俺 「ふーん」
知人「秀王さんはどの曲が好き?」
俺 「いや、あの人の曲、少ししか知らないし、知ってる曲もあまり好きじゃないから」
知人「えー!?」
・・・どうやら信じられなかったらしいが、全くの事実である。
自分はK(の人生もしくは人格)についての何かの記事だか本だかを読んでその人が好きにな
ったのである。歌を聞いてその人を好きになったわけではない。
これは歌手に限らず、いろんな職業の人種について言えることだが、「ある歌手が好き」とい
うのと「ある歌手の歌が好き」というのはまったく分けて考えるべきだと思う。少なくとも俺に
とってはまったく別のことである。だから、Kとは逆に「歌は好きだが本人は嫌い」という歌手
もいる。
もちろん「歌が好き、だから歌手が好き」というのは理解できるが、危険でもあると思う。
自分が好きな曲を作る人、小説を書く人、漫画を描く人。これは尊敬すべき人だ。だが、好き
になれるかどうかはまた別の話。三浦建太郎先生でさえ、実際に会ったら嫌いになるかもしれな
い。いろんな記事を読む限り人物としても好きになりそうだけど。
10/21
とあるゲームを札幌で買いたくて知人を総当たりしているのだが、どーも芳しくない。
我が人脈は西にはあるが、北にはほとんどないのだ。
10代後半になると大人からこういわれる。
「もういい加減大人なんだからちゃんとしろ」
そして、こうも言われる。
「まだ子供のくせに余計なことをするな」
すごく矛盾しているようで、じつはさほど矛盾していない。
人間の何らかの言動には責任が伴う。この責任の及ぶ範囲が、前者が言われるべき場合と後者
が言われるべき場合とで違うのである。
前者は自分にだけ責任が及ぶ場合に使われるべき言葉だ。対して後者は責任が言動をした本人
にとどまらず、周囲にも及ぶ場合に使われるべき言葉である。
10代後半といえば善悪の判断力も付いているべきだし、自分のことは自分で責任を持つこと
が出来る年齢だろう。しかし、言動の結果が他人にも影響を及ぼし、そちらの責任も負わなけれ
ばならないとしたら、10代後半程度の人間に判断を任せるのは不安になるのが当然だ。
その不安は、経験というものの不足から生まれている。
逆に言えば、10代後半だろうが前半だろうが、極端なことを言えば年齢1桁だろうが経験さ
えあるのならその言動に対して「余計なことをするな」といわれることはない。
極端な例をあげれば、生まれたときから戦場で生き延びてきた子供であれば、戦場で生き延び
ることについてその子供の言動をとがめる人間はいないだろうということだ。
経験不足は若者、新人といってもいい、にとって相当なハンデだ。そのせいで制限されること
のなんと多いことか。しかし、それは当然のことでもある。若者は経験不足を恥じる必要はない。
経験不足からなにかの方針決定に参加できなくても恥ではない。
恥ではないぞ、がんばれ、俺。
なにより大切なのは経験を血肉とすること。無力感を感じたのなら、学べ。
・・・という俺はすでに20代前半だったりする・・・。
10/20
ふと立ち寄ったまんだらけでベルセルクのLD全巻購入特典タペストリを発見。少々高い気が
したがLD全巻買う場合の1/30だったので購入。
LD自体は3巻くらいまで持ってるんだけど、さすがにこれ以上買う気は起きないな。
気がつけば雑想も一週間ぶり。何かで忙しくなってしまうとおろそかになってしまうものだ、
日課というものは。もし忙しくなっても続けられるのであれば、それはすでに習慣と呼ぶ。
最近、素晴らしい本を発見した。
「数学屋台」 実業之日本社
多分大きな書店の数学のコーナー、もしくはちょっと学問的な読み物のコーナーにあるだろう。
新しい本だから新刊の棚にもあるかもしれない。
なにが素晴らしいかというと、数学の骨子を数学じゃない言葉でわかりやすく面白く解説して
いるところ。いわゆる「理系的思考」というもののエッセンスが詰まっている。
立ち読みでざっと読んだだけだけど、非常に面白い本だった。
10/13
今日はM君の下宿にお泊まり。
長期休暇の時を除き、毎週一回は彼のところにお世話になっている。
んで、「Lの季節」という二流ビジュアルノベルをやりながらBM98を練習。
すこしは上達したのだろうか。
というわけで今日はベルセルクを読んでいない。
へぇ、珍しい日もあるもんだ。約3ヶ月ぶりだな。
明智抄の漫画の恐ろしさは先の先まで読みきって完成されたプロットにあると思う。高寺彰彦
によく似ている。
日渡早紀とは対極に位置する作り方だ・・・というのは、「ぼくの地球を守って」が完全に行
きあたりばったりで作られた作品だという恐るべき事実による。
というわけでだな、12日の夜に時間泥棒の犯罪を犯した犯人は明智抄だ。犯行に使われた凶
器は「サンプル・キティ」。花とゆめコミックス。面白すぎるっちゅうの。
紹介どころかわざわざ郵便で本を貸してくださった野衣さんに感謝します。
過去のタワゴト1から9 1/13/99〜10/11/99
過去のタワゴト11 11/16/99〜12/31/99