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4.リバウンド
1.リバウンドの起こるしくみ

ダイエットで食事制限を行うと、身体は『今までより栄養が不足状態』と認識します。この栄養不足の状態が続くと、人が持つ生命維持機能である『ホメオスタシス』が働きます。ホメオスタシスとは少量のエネルギーでも体を維持し行き続けられる様に、生きる為に必要なエネルギー消費を減少させる機能であり、遭難等で長い間食事を取れない場合にはこのホメオスタシスの働きで生き延びる事が出来るわけですが、ダイエット時にこの機能が働いてしまうと、『今までと同じように食事を制限しているのに体重が減らない』という、所謂『停滞期』に入ってしまうわけです。

減らした食事量でも身体は維持できる→エネルギー消費を元に戻しても大丈夫と身体が認識するまで約1ヶ月かかるため、停滞期は約1ヶ月近く続き、痺れを切らしてダイエットを中断してしまいがちです。この挫折がリバウンドを引き起こすのです。

ダイエットを中止し、食事を元に戻してもホメオスタシスは尚働いています。つまりダイエット前よりも少ないエネルギーしか使わない身体になっているのにダイエット前と同じ食事を取るダイエット前よりも余分なカロリーとして蓄えられやすいつまり、太りやすい状態になるため、体重が増加してしまうのです。これがリバウンドです。

しかも、満腹感を感じる機能にもずれが生じ、ダイエット前の食事量では満足できず気付かぬうちに量が増えてしまいがちです。この悪循環に陥ってしまえば当然体重は増加の一途。これを何度も繰り返す事で、どんどん太りやすく痩せにくい身体がつくられていきます。

2.リバウンドしない為には
  1. ホメオスタシスは体重が1ヶ月に5%以上減少すると危機感を感じて最大限に働きます。最大限に働いてしまうと苦しい思いをして食事を減らしても殆ど体重は減りません。それよりも減少ペースを月5%以内に押さえた方が、結果的にはダイエットの近道となります。体重を減らすペースは1ヶ月に体重の5%以内に押さえましょう。

  2. 体重は減ったのに痩せて見えない-良くある事です。風邪などで2.3kg痩せたとしても、それは痩せたのではなくやつれただけ。身体に蓄えられた脂肪が燃やされた訳ではないのです。体重の減少が身体に反映してくるのは約1ヶ月後。ホメオスタシスが調整され元に戻るのも1ヶ月後。つまり、減らした体重を約1ヶ月維持し続けられれば、見た目も痩せ、食事量も減り、リバウンドも起こらないという事。頑張って1か月我慢して停滞期を乗り越える事が成功への近道です!

『運動の必要性』へ戻ります 『ダイエット時注意する点』へ進みます
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