汚染土(油)浄化工事 計画書 | ||
工事概要 | ||
1 | 発注者 | 株式会社◎◎◎◎ |
2 | 請負者 | 株式会社□□□□ |
3 | 工事件名 | △△△△△△ビル 土壌汚染(油分)浄化工事 |
4 | 工事場所 | 東京都××区××××△丁目△番 |
5 | 工事目的 | ビル解体に伴う土地土壌汚染調査により油分による汚染土浄化工事を行う。 |
6 | 工事内容 | 汚染土を掘削除去し、現地にて浄化し、原位置に埋め戻す。116条で調査した、砒素及びふっ素については、掘削除去し、場内に拡散防止を施し保管しておく。 |
7 | 工事担当 | . |
. | 施工管理 | 株式会社 シビル 永田 正 |
. | . | 東京都目黒区八雲3-6-8 TEL:03-5731-9550 FAX:03-5731-9553 |
. | 調査 | 神奈川地質 株式会社 (指定機関番号:環2003−2−241) |
目 次 | 頁 |
1.地盤浄化工事の目的 | 1 |
2.工事概要 | 2 |
3.地盤浄化工事の判断基準 | 4 |
4.地盤浄化範囲 | 5 |
5.汚染土浄化処理方法 | 6 |
5-1.汚染土浄化処理フロー | 6 |
5-2.施工順序及び方法 | 8 |
6.報告書 | 9 |
7.添付書類 | 10 |
1.地盤浄化工事の目的
本工事は東京都××区××××△丁目△番にある△△△△△△ビル事業用地地内において、地盤浄化工事を行う。
本工事では、先の地盤環境調査の結果により確認された油分による汚染土壌を掘削除去し、現地にて石灰 処理をして油分を除去し、原地盤に埋め戻すことで健全な地盤に復すことを目的とする地盤浄化工事であ る。
尚、本工事は××区土壌汚染防止指導要綱に基づき、計画立案した。
2.工事概要
(1) 件名
「地盤浄化工事」
(2) 場所
株式会社◎◎◎◎ ビル事業用地
東京都××区××××△丁目△番
(3) 期間
平成17年01月17日 〜 平成17年2月12日
(4) 土壌浄化工事対象土量
地盤環境調査の結果により浄化土量は、
油分 300u×6.0m : 1,800m3
500u×5.0m : 2,500m3
900u×4.0m : 3,600m3
800u×3.0m : 2,400m3
300u×1.0m : 300m3
合計 : 10,600m3
上記のうち一部に羽田全体のレーダー施設よりの光及び通信ケーブルが埋設されておりこの設備が
移設されるまで施工できない為、実際の浄化工事数量は、下記の数量となる。
油分浄化工事
油分
300u×6.0m : 1,800m3
100u×5.0m : 500m3
300u×4.0m : 1,200m3
800u×3.0m : 2,400m3
300u×1.0m : 300m3
合計 : 6,200m3
砒素1m保管分
500u×1.0m : 500m3
合計 : 500m3
(その1)油分浄化数量
8,400m3−900m3 = 5,700m3
油分浄化未施工部分
400u×5.0m : 2,000m3
600u×4.0m : 2,400m3
合計 : 4,400m3
砒素1m保管分(砒素処理時に施工)
500u×1.0m : 500m3
合計 : 500m3
(その1)未施工合計 : 4,900m3
3.地盤浄化工事の判断基準
××区土壌汚染防止指導要綱より、油分による土壌汚染が確認されたことから、本工事では、油分を土壌浄化対象物質とした。
表1-1に詳細分析結果表を示す。
1)掘削時の確認
汚染範囲の確認は、掘削時に各ブロックの側面及び底面を、油分調査(臭気と油膜)を行い確認する。
尚、調査により油臭、油膜が確認できなければ健全な地盤と判断する。
2)浄化完了後の確認
浄化完了の確認は、石灰改良工を1日養生した後、1ロット(500m3)毎に10点混合資料を検査する。
検査不合格の場合には、再度石灰処理し、同様な検査で確認する。
4.地盤浄化範囲
地盤浄化範囲は、地盤環境調査によって確認した。
油分汚染範囲を図1-1-1油分汚染範囲図(その1)
浄化範囲を図1-1-2浄化範囲図(その1)に示す。
ふっ素・砒素未処理、保管範囲を図1-1-3ふっ素・砒素未処理、保管処理範囲図に示す。
5.汚染土浄化処理方法
5−1.汚染土浄化処理フロー
汚染土壌浄化処理方法は、土壌汚染範囲を測量し、バックホー0.6m3クラスで掘削、集積し、土砂改良機 にて石灰と混合攪拌し油分を蒸発させる。処理土を掘削箇所に埋め戻し原型復旧する。
土壌浄化フロー図を図-1-1-4に示す
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尚、浄化処理施工中は500m3毎に油臭・油膜及びヘキサン含有量を確認する。
石灰の配合量は50kg/m3、75kg/m3、100kg/m3、125kg/m3で室内試験をした結果75kg/m3で油臭、油膜 がなくなり、n−ヘキサン含有量は、100mg/kg以下の結果となったことより、汚染土1m3当り100kgの石 灰を混入する。
5−2.施工順序及び方法
(1) 土壌汚染範囲の測量土壌汚染範囲図に従い、処理範囲を現地測量し、汚染除去範囲を確定する。
(2)掘削工最大掘削深さ5.0m(GL−5.0m)で、地下水位が2.5m(GL−2.5m)となっているので、法面(1: 0.5)をつけた素掘り掘削で施工する。施工は、0.6m3クラスバックホーで掘削し、10tダンプトラックに 積み込み集積する。
掘削時に出る水は現地に浄化処理設備を設け、浄化した後、場外に排水する。
(3)汚染土浄化工
集積された汚染土を0.6m3クラスバックホーで改良機に投入し石灰と混合攪拌し改良機より排出する。排 出された改良土を0.6m3クラスバックホーで掘削集積する。1日放置した後を0.6m3クラスバッホーで掘 削し、10tダンプトラックに積み込み埋め戻し箇所に運搬する。
(4)埋め戻し工
ブルドーザーにて敷き均し転圧を行う。
尚、埋め戻し高さは現状地盤まで行うものとする。
(5)水処理工
掘削に当り地下水処理は、図2-2に示すように水処理プラントを設置し油膜、油分を除去し地区内下水に 排水する。
6.報告書
工事の浄化土量、分析結果、工事写真を報告書としてまとめて提出する。
7.添付書類
1)工程表
2)水処理工図面2-2
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