保険診療と自費診療(保険外診療)の違いと自費診療の治療費の目安をご説明します。
(表示価格は消費税抜きです。)
保険診療は、病気を改善する、嚙む力を回復することを目的とした公的保険制度の枠内で行う治療です。材料、時間、手法などが枠(縛り)で細かく規制されてしまうため、行き届いた治療は難しいのが現状です。これに対し
自費診療(保険外診療)は、公的保険制度の枠外で制限(制約)のない自由な診療が可能なため、より進んだ技術、より良い材料でていねいに時間をかけた診療ができるので、患者さんは嚙み心地が良く見た目にも美しい歯を手に入れることができます。ただこれは一般論で、処置するドクターの技量によって結果は変わります。
当医院での自費診療
- 当医院では自費診療でなくても十分な治療が可能なケースでは自費診療をお勧めしていません。
- 術前に保険診療と自費診療との相違点の説明をしっかりと行い自費診療と決まった場合には、診療の流れ、診療回数などをお知らせし、金額の見積もりを発行します。
- 神経のない歯や歯周病が疑われる歯にはCTを用いた三次元レントゲン診察を行います。
- 歯を削る時は、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使用します。
- 歯の型どりも、材料にシリコーンゴムを使用するだけでなく特殊な精密印象法で行います。
- セラミックの差し歯の場合削る、型を取る、装着するなどすべての作業を《補綴専門医》の院長が行います。
- このように緻密でていねいな時間のかかる作業を行うため1回あたりの診療時間は40分から1時間と保険診療の倍以上をついやします。
- 差し歯、ブリッジの場合、診療期間中仮の歯をご用意しますので歯がない期間はありません。
- 自費診療で治療した歯に対しては、セラミックや歯の破折を除き3年間保証いたします。
●歯周病の治療
歯周病の治療は ほとんど保険診療で行っています。
ただし、保険のルールの関係で診療回数がかかる場合があります。
●むし歯治療
◇初期から中程度までのむし歯診療は、保険中心で行っています。
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保険診療
保険の場合、奥歯のむし歯はインレーと呼ばれる銀歯になります。
インレーとはむし歯治療に使う詰め物のことです。
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白い歯(保険外診療)
ご自分の歯と同じ見た目になるセラミックなどでも治療できますが、
セラミックなどは保険では使えないため
保険外診療(自費診療)となります。
ハイブリッドセラミックスインレーの場合1本30,000~40,000円です。
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◇大きなむし歯や神経を取った歯は、クラウンと呼ばれるかぶせ物をすることになります。
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保険診療の金属のクラウンです。
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白い歯・セラミックスクラウン(保険外診療)
セラミックスクラウン/1本 90,000円~
ジルコニアセラミックスクラウン/1本 100,000円~
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保険でも対応できますが、見た目、とそれ以上にモチの問題から可能であれば
保険外診療(自費診療)をおすすめします。
当医院の術式で治療した保険外クラウンは99%10年以上もっています。(過去の実績による)
これは当医院の術式ならではの実績です。
※従来のセラミックスクラウンはメタルボンドセラミック:金属のキャップにセラミックを
焼き付けたものです。
※ジルコニアセラミックスは、ベースとなるキャップをジルコニアにすることで、
より自然で透明感のある美しい仕上がりとなります。
現在、世界的に見ても金属を使わないジルコニアセラミックスクラウンが主流となっています。
ただ、この手法はかなりの高度な技術を必要とするため、補綴治療の経験と技術のある
補綴専門のドクターと
セラミック・ジルコニア専門の歯科技工士の存在が不可欠となります。
当医院では、院長が
《補綴専門医》であり、経験豊富なその道のスペシャリストです。
技工士もセラミック・ジルコニア専門で高精細な製作を得意としています。
詳しくはこちら、金属を使わない治療のページをごらんください。
◇さらにむし歯や歯周病が進んで歯を抜くことになった場合
ブリッジ、部分入れ歯、インプラント、のいずれかの方法で直すことになります。
インプラントは保険外診療になります。費用は1本30~35万円かかります。
ブリッジと部分入れ歯は保険で診療できる場合が多いですが、
可能であれば保険外をおすすめしています。
これも保険と保険外では術式が大きく異なりモチも大きく変わってしまうためです。
費用は15~25万円です。
保険外を選ばれた患者さんからは、「同じような治療を何度もやり直す時間と労力と
費用のことを考えるとそんなに大きな出費ではない」というお声をいただいています。
※保険の入れ歯の特徴
人工の歯と、人工の歯を支え粘膜の上に乗る歯ぐきのような色の床(しょう)と
呼ばれる部分の素材はレジン(プラスチック)になります。
床の素材がプラスチックのため、床に一定の厚みが必要となります。
良い点としては:保険適用なので費用負担を抑えられます。
欠点としては :床の厚みが口の中で強い違和感になることがある。
素材がプラスチックのため臭いや汚れが吸着しやすく、長期使用で
変色やすり減りが起こったりします。
総入れ歯の場合プラスチックの面積が広いため
食べ物の味や温度がわかりづらくなることがあります。
※保険外(自費)の入れ歯の特徴
保険診療のワクがないので、素材や構造、術式などを吟味して患者さんのご要望に
お応えできるよう工夫を凝らした製作ができます。
そのため保険の入れ歯の欠点(問題点)を抑え使い心地や見た目を追求できることになります。
ただし、ここでも診療方法が大きなポイントとなります。
型どりの精度や設計など、見えないところで担当医の技量が発揮されているか否かで、
結果が大きく違ってきてしまいます。
自費診療を選択される時には、
技術・知識・経験豊富な専門医による診療をお選びください。