えこし見聞録 0009 Knowledge Record of EKOSI  2006.07.25UP        <<0008      0010>>

 TOKYOポエケットに参加しました 鯉渕史子 


7月2日(日)、両国の東京江戸博物館にてTOKYOポエケットが行われました。えこし会のブース参加も今年で三度め。

当日は、炎天下の真夏日だった昨年とはうってかわって朝からの雨…来客数はやや少なめながらも全国から55ものブースが参加していました。日本の大手流通にはのらない全国の詩誌が一堂に会して、各現場のしたたかなエネルギーを肌で感じさせてくれること、そして探し手(読者)と作り手との直の出会いをつないでくれることが、ポエケットという、一年に一度この場があることの何よりの魅力だと思います。

開場いちばんに「広島から来ましたー」と立ち寄って下さった方、「昨年はじめてここでもらって…」と、えこし通信の読者になって下さっていた方との再会、また、九十九里浜の喫茶店で目にした
雑誌*1でえこし会の存在を知り、HPでポエケット参加を知って駆けつけて下さった方は、なんと中村先生の20年前の元教え子! 学生時代を懐かしく談笑し「いまは主婦なんですよ。」と微笑まれつつも、日曜の朝はやくからご主人と車で九十九里浜から駆けつけてしまうとは…!

様々なところから訪れて下さる方々に、直にお会いして手渡しできるこうした場があることは、作り手にとってもやっぱりとてもゼイタクな場だなーと、夕焼け雲を見上げた帰り道、あらためてそう思いました。

*こいぶち のりこ
 中右史子の名で詩、鯉渕史子の名で評論を発表している。第一詩集『
夏の庭』を7月1日に発刊。

 えこし会のブースでは「
えこし通信」と「えこしかわら板」の無料配布をはじめ、えこし文庫など書籍販売、えこし会のバックボーンである「あぽりあ」の展示も行いました。
 また通例となったえこしグッズの販売では、Tシャツやうちわに続いて今年はえこし帽子とえこし豆絞り(日本手ぬぐい)が登場!
 お立ち寄り下さった方々ありがとうございました!
*2


 会場にはフラメンコ舞踊家のわりさや憂羅さんも遊びにきて下さいました。
*編註**

*1 クリハラ冉の責任編集による「江古田文学」
金子みすゞ 特集号のこと。

*2 当日は、えこし通信8号16冊、9号12冊、10号40冊、えこしかわら版36枚を配布。
   えこし帽子1点、えこし手ぬぐい2枚、えこし文庫(『現代詩研究』『文学の彼方へ』)計5冊、
   中右史子詩集『夏の庭』3冊、DVD『ある闘牛士の死』1枚をお買い上げいただきました。


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