アミール・オルからの手紙 中村文昭 4月20日、イスラエルの現代詩人 Amir Or から手紙が届く。内容は今年の秋のイスラエルで催される「an international festival poetry and performing arts」に参加できないか、とのこと。残念ながら今回は参加できないことをメールにて彼に伝えた。 Amir Or とは私が1997年5.6.7月と3ヶ月間イスラエルに滞在したときに出会い、それ以来、詩・文学・人生にわたって魂の交感をつづけてきた稀有な友人の一人である。日本にも2度、愛妻のakikoさんと訪れて、えこし会のメンバーとも親交をもった。 今回の手紙で嬉しかったこと。彼に送ったDVD『Ura Warisaya ある闘牛士の死 La muerte de un torero 』を掛け値なしに絶賛。「Flamenco-Butoh spreads like fire in the arena of my soul.」この一言がとても印象的。 97年テルアビブで私が舞踏講演をした(主催は大野一雄の弟子 ヨリ・ラン氏)時の講演原稿を今ヘブライ語に翻訳していて、自らも大野一雄・土方巽についても論じて、彼の雑誌「HELICON」に何らかの形で掲載するとのこと。 また、あの3ヶ月の旅の中で感じたものを私が英語で詩に書いたもの「The culture is the crime? 」に彼が強く感じ入っていて、これもまたヘブライ語に翻訳しているとのこと。またの再会を約したメールを送った。 |
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アミール・オル | ||||||
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