セキララ 強制入院日記〜2002切迫早産?編〜

 2002/12/3(火)1日目・初日

 今日は妊婦検診の日でした。普通に1時間かけて電車を乗り継いで病院まで来ました。いつものようにお腹周りを測って、エコーかけて、内診台に乗ったら問題発覚!!
この時期、まだ4cmはあるはずの子宮頸部が2.7 cmしかない。すぐさま胎児の心拍とお腹のモニターを30分くらいつけられたところ、お腹が張っている。このまま帰したら責任問題になるからと強制入院させられました(汗)。
要は切迫早産な状態ということらしいんですが・・・本人自覚なし。

 夕方4時に入院。外来から車椅子で移動させられました(汗)。
でも私も胎児も元気なのに子宮だけがへたっている(?)なんて妙な感じです。この程度の張りなら先月も日常茶飯事なことで、ちょ〜っと横になって休んでいればいいかな?って感じでゴンゴン動いていたりしてました。
それがまずかったのかしらん?

とりあえず、旦那に連絡してパジャマとかの着替え等を持ってきてもらうことに。
案の定、旦那はパニクッてました。

 夕飯の後、またモニターをつけていたところに旦那がやっと来てくれました。
旦那は初めて聞く胎児の心音とごそごそと動く音を聞いて妙に感動してました。

 それにしても、外来と入院してからの診察で散々お腹をいじくられまくったせいで、いつもよりお腹が張っているような気がするぞ。はひ〜。

 2002/12/4(水)2日目

  なんだか久しぶりの病院ベッドのせいか、夕べはとても寝苦しかった。何度も目が覚め、あまり寝た気がしない。ベッドが硬いのか体中が痛い。腰も痛い。枕が合わないなんて滅多にないのに、これも辛かった。ここのベッドには何回もお世話になっているのに・・・。

 朝ご飯を食べたら、病室移動。昨日は二人部屋に一人で入れられていたんだけど、すたすたとトイレに行く姿を見て、もっとトイレに近い四人部屋に移動となりました。なんでもポータブルを用意しなきゃいけないかもと看護婦側は思っていたそうな。・・・だから私自身は元気なんだってばっ。

 昨日も付けたモニターを40分ほどかけて、午前中が終わった。やっぱりお腹の張りが見られる。病棟のドクター曰く、お腹の張りが取れれば退院もあり得るということで、ちょっぴり光明が見えた。外来のドクターは短くなった子宮頚部は元には戻らないと言っていたので、こりゃあ出産まで丸3ヶ月も入院か?と腹を括っていたところだった。

 午後3時過ぎごろから旦那、母、お義母さん、旦那と入れ替わり立ち替わりやって来てくれて、夕方はそれだけで疲れてしまいました。はひ〜。

 2002/12/5(木)3日目

 夕べは昨日よりはよく眠れた気がする。途中何回は目が覚めたけどね。
でもお腹がすごい軽くなった感じでグーです。でも午前中にまいつもの超音波のモニターをつけたところ、40分で済むはずの計測が、1時間以上経っても看護婦がやってこなくて、お尻は痛いわ、掛けている布団が暑くて死にそうになるわで、とても苦痛で、結果すごくお腹が張ってしまいました。

 この計測の前にシャワーなら週に2〜3回位入ってもいいよと病棟の担当医から言われたので、ちょっと気分が良くなったところで速効でシャワーを浴びた。ああ、スッキリ。気持ちいい。

 あと、頓服で張り止めを出すことになったようだ。普段と違う強い張りを感じたらナースコールして判断を仰ぐというシステムにしたようだ。どうなることやら。

 2002/12/6(金)4日目

 今日は朝起きたときにすごく腰やらお尻やらが疲れて痛かったんだけど、9時すぎからいつものモニター(超音波陣痛外測とか言うらしい)をつけたところ、お腹は全然張ってなくて快調でした。
お腹の張りは先月からずっと悩みの種だったので、今月から漢方の処方もそれを解消・縮小する方向に変えてもらったんだけど、5日間飲んでやっと効果のほどがでてきたのかな?

 午後2時から教授回診があって、ぞろぞろとお医者達がやってきた。教授(後にこの回診に来た医者は教授ではなく代理だったらしいことが発覚)はデリカシーに欠ける御仁で私の地雷を2つも踏んで行きやがった(←優雅さも知的さも皆無な発言)。この怒りの発作で、今日の塩分の高い昼食で気分が悪かったのがどこかへ吹っ飛んだ。あとで疲れて寝ちゃったけどね。ま、その後激しく落ち込んだことは言うまでもない。

 それにしても、いつまでここでじっとしていなくちゃならないのだろうか?
この間、母とお義母さんが二人して「昔は出てこないように縛ったものだけど、今はやらないの?」と言っていた。お家に帰れるのならそんなんでもいいんだけど、どうなんでしょうね。
(後でドクターに聞いたところ、やっぱり今はそんなことやらなくなったらしい)

 2002/12/7(土)5日目

 暇です。ものすご〜〜〜〜〜〜〜く暇です。
女性4人部屋なんだから、もう少し会話が弾めばいいのにとも思うんだけど、ここの方々はみんな大人しいというか、それぞれの過ごし方があるというか、とりつく島がありません(私のせい?ま、よくあること)。私以外の3人は特に安静を言い渡されていないのであちこち出歩いていたりして色々と気が紛れそうでちょっとうらやましいです。
3人のうち2人はいつ赤ちゃんが産まれてもいい人で、陣痛待ちの人です。
いいなぁ、私も早くそこまでたどり着きたいよ。

 今日は午前中にいつものモニターをつけて10時半には解放されました。あとは暇ばかりです。
今日もお腹の張りもなく、いい感じでした。お腹の子は相変わらず元気いっぱいで動いてましたけどね。

 そうそう、朝ご飯を食べ損なうところでした。看護婦さんが勘違いをしてて、私に食事を運んでくれなかったのです。入院して初めてのナースコールが「ご飯が来ないんですけど」ってかなり情けないです。
ひもじさに理性がはじけて、かなり精神的に不安定になったけど(昨日の回診の件もあったしタイミング悪すぎ)、ご飯を食べて、牛乳にミロを入れて飲んだらあっさり落ち着いた(苦笑)。
やっぱりカルシウムは効くかもしれない(笑)。

 2002/12/8(日)6日目

 今日も1日、何事もなく無事に過ぎました。
午前中のモニターも異常なく、午後はシャワーとお洗濯をしちゃいました。
乾燥機、あるとやっぱり便利かなぁ・・・。まだ今度買う洗濯機を悩んでます。
最速にするか、省エネにするか、それが問題なのよ。

 さて、夕べ夜遅く、といっても消灯後ということで9時過ぎってことだけど、緊急で分娩の(どうやら別階の手術室での帝王切開らしい)人が入りました。看護婦さんが保育器とか用意していたのをちらっと見かけたので、週足らずとかで小さい赤ちゃんが産まれるのかと思ったら、泣き声もすごく元気な立派な女の赤ちゃんが産まれたみたい(夜中に廊下から聞こえてくる話し声と赤ちゃんの泣き声から判断)。
今朝はその赤ちゃんが見られるかと思って楽しみにしていたのに、初めからずっと母子同室のようで(しかも二人部屋を個室のように一人で使っていた)、お顔は見られなかった。残念。

 2002/12/9(月)7日目

 雪です。まだ12月も半ばにもなっていないのに朝から雪が降っています。
だいぶ積もったみたいですね。今日は1日寒いです。

 そう言えば、昨日、ベッドで寝ていると腰やお尻が痛くなると言ってみたら、看護婦さんが緩衝クッションのようなものをくれました。緩衝剤がジェルのような感じのそのシートは感触が怪しい座布団のようで、確かに直に横になるよりはお尻が痛くならない感じがしますが、微妙な高さでやっぱり腰に響きそうな気がします。
それにしても本当に看護婦さんによって対応が全然違いますね。ベッドでお尻が痛くなるというのはもう3人以上に語ったものでしたが、こんな風に対応してくれたのは昨日の看護婦さんだけでした。ありがたいことです。

 今日は寒かった以外に何事もない1日でした。今日のモニターも特に異常もなく、入院してから初めて外来の担当医が顔を見せに来たくらいで、今週にあるという診察もいつやるのか、全くかいもく見当がつかない状況です。本当にどうなっているのでしょう。

 昨日まではさすがに毎日来てくれていた旦那も、今日は仕事の関係で来られませんでした。雪も降って大変だよ。
でもなぜが母親が急にお昼頃来てくれた。なんでも午前中に歯医者でこちらに来ていたとか・・・。次の木曜日は骨シンチでここに来ることは知っていたんだけど、本当によくここに通っている人だ。

 2002/12/10(火)8日目

 入院して丸1週間、ようやく診察してもらいました。この1週間、安静のかいあって縮んでいた頚部がちょっぴり戻ったらしく(滅多にそんなことはないらしい)、医者も不思議がっていました。聞けば入院させられた日は入り口も(子宮口とちがうのか?内側と外側とあるらしいうちの)内側(赤ちゃん側)がちょっぴり開いていたらしく、それも今日はしっかり閉じていたということで、これなら自宅安静で良いということになりました。
なんだかなー。やっぱり自宅安静でもよかったじゃん。とか思ってしまった。

 さて、この診察の時、エコーで胎児の顔が見えたので写真をもらいました。(下図)
やっぱり生画像で動いているのをモニターで見た方が分かりやすいですね。
静止画になるとどうしてこんなになにがなんだかわからなくなるのでせう(苦笑)。

 今日はその他にもいろんなことが起きました。
まず朝1番に同室の一人が突然破水。分娩準備室へ。
第2にもう一人、昨日から陣痛が始まっていた人も夕方までには間隔が短くなって、ついに破水。分娩準備室へ。
そして私のいきなり明日退院許可。
いままでの平穏な日々がウソのような激動な1日。
何があった?この病室(笑)。同調連鎖
(C)ボクの地球を守って)か?(違うって)
上手くいけば、明日退院するまでに同室の人の赤ちゃんたちが見られるかも。がんばれ〜!

 2002/12/11(水)9日目・退院

 退院の日。長丁場を覚悟していただけにあっけない幕切れでした。
もっとも昨日、夕方の教授による退院診察(教授の許可がないと退院できない)のあとに連絡の行き違いでちょっとゴタゴタしたけどね。旦那は昨日やっと病棟の担当医とお話ができて今回の状況を説明されて納得できたみたい。

 昨日分娩準備室に行っちゃった同室の人の内、夕方破水した方は夜の内に女の子を出産した模様。
羨ましい安産です。出来ればこうなりたいものですね。
また朝に破水してしまった方は陣痛が来なくて、結局これから帝王切開とか。逆子ちゃんは大変です。
退院までにはお顔は見られませんでした。残念。

 今日は病棟での妊婦検診の日ということで、朝の内に看護婦さんがいろいろ測っていきました。(下表)
おおっ〜、お腹周りがちょっと減ってるぅ〜!先週はやっぱり張っていたんだなぁ、と実感。

妊娠週数

子宮底長

腹囲

体重

血圧

浮腫

尿蛋白

尿糖

28-4

29cm

97cm

59.85 kg

114/70

 それにしてもたった9日というのに、ぬくぬくとした入院生活で安穏としていたら、外気の寒さが身に凍みます(泣)。
外は何でこんなに寒いンだっ! 当分の間はお布団とこたつに貼り付いていようっと決めた。
とりあえず病院から頓服の張り止め
(ウテメリン5mgという錠剤、1回1錠、1日4錠が限度)をもらったけど、出来れば飲まずに済ましたいとも思うのであった。


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