■生活習慣病 癌になりやすい食生活
 02/09/21

癌になりやすい食生活

◎癌体質を作る現代人の食事情


 

Q.癌になりやすい食生活とは?


A.癌にかからないためには、なによりも普段の食生活に注意することが大切です。食べ物が癌を発生させる原因は、次のことが考えられます。
●食べ物の中に発癌性物質がある。
●調理中に発癌物質ができる。
●食べることにより体の中で発癌物質が産生される。
●食べ物の中にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの癌をおさえる物質が欠如していたり、意外な食べ物が要注意だったりするので、次のような事項に注意して、該当しないように心がけたいものです。
●女性ホルモンでE2βなどは免疫機能を低下させ、種々の病気にかかり易く
なります(ブロイラーの飼料などに含まれている場合が多く、肺炎などにより、早期に死亡します。その為に抗生物質も含まれた飼料を与え、この結果抗生物質に対する耐性菌も生まれます。院内感染もその例です。)
●農薬散布
●肥料

@山菜料理は要注意

山菜をふんだんに使う郷土料理は、人工ではなく自然食品だから健康に良いのだとさかんにもてはやされていますが、全てが安全というわけではありません。わらび、ぜんまい、ふきのとう、ミョウガなどには強力な発癌物質が含まれています。それぞれ風味があって、好きな人にはこたえられないのですが、食べ続けると、危険です。ニンニクは疲れを癒し、強壮剤としても役立つのですが、焼いて焦がすと、そこから発癌性物質が検出されます。ほうれん草や白菜、小松菜、レタス、大根なども亜硝酸を含んでいるので発癌性があると言われますが、ごく微量なので問題にはなりません。これらは化学肥料が問題なので、こうした危険な肥料を使用しない家庭菜園などで作った野菜を食べることが望ましいのです。

A緑黄色野菜を十分に摂ること

色の濃い緑黄野菜は、各種のビタミンと繊維を豊富に含んでいるので、十分に摂るべきです。特にビタミンAを多く含むにんじんやビタミンCの多いカボチャは癌の予防に役立ちます。

B漬物は食べ過ぎないこと! 浅漬けで塩辛くないもの

日本人は、なにしろ漬物が大好きです。お茶漬けにタクワンというのは、とてもおいしくてつい食べ過ぎてしまうものです。でも、これが良くないので困ってしまいます。
ごはんを噛まずに流し込んだり、塩分の多いタクワンの食べ過ぎは、血圧にも悪影響を及ぼし、癌をも誘発します。実験でハツカネズミに塩分の濃い漬物を繰り返し食べさせたところ、たちまち胃がただれ、出血して前癌状態になってしまったほどです。

Cハムやソーセージはほどほどに

食べ物を焼いたり薫製にしたりすると、発癌物質ができることがあります。保存食品であるハムやソーセージ、イカの薫製、かつお節などにも注意が必要です。特に古くなって、カビが生えたようなかつお節は危険といわれています。

Dコーヒーには発癌性がある

コーヒー党には気の毒な話ですが、一日に何杯も飲む人は癌に要注意です。コーヒー豆を高温で炒ると、豆に含まれているアミノ酸やブドウ糖のために一重項酸素{(酸素分子の2個の付帯電子が対を成して一方の酸素原子のπ軌道に入り、他方が空になったもの:1O2;)この1O2ニヒドロキシルラジカルを含め、活性酸素と呼ぶ}が多量に出ます。この物質は化学発酵の性質を持ち、遺伝子DNAを傷つけて癌を誘発させます。結局炒り方・飲み方の問題といえます。これを防ぐためには、ゴボウが最適だと言われています。コーヒーに含まれる発癌性物質に対して、ゴボウ内には解毒作用を持つ物質が含まれているからと言われています。(ゴボウに限らず旬のものに強い免疫賦活作用があると言います。徳川家康が旬のものしか食べず長寿を全うしたというのも一理があるのでは?)

E人工着色料は良くない

日本人は、赤や青、黄色など鮮やかな色がついた食品を並べて、目で楽しみながら食べる習慣があります。食品そのものの自然食を生かして料理するのなら大変結構なのですが、人工着色のものはいけません。お祝いの紅白饅頭や餅、カマボコ、菓子類など、何でもものすごい色に着色されています。梅干しまでが人工着色だというから困ってしまいます。ある天ぷら屋の店先に、鮮やかな黄色の天ぷらがいつも並べられていました。見ると実に美味しそうで、よく売れています。そこの主人は自分の腕が自慢で、売れ残った天ぷらを毎日食べていたそうです。そしてとうとう膵臓癌にかかって亡くなってしまったのです。人工着色料は、癌を作る手助けをしているようなものです。

Fお酒はほどほどに

個人差はありますが、お酒は少量ですと胃や小腸の粘膜を刺激して、ガストリンなどの消化に関係のあるホルモンや消化液を分泌させ、食欲を増進させる効果があります。しかし、大量に飲んだりすると、胃や小腸の粘膜がただれ、吸収されたアルコールは門脈系という静脈に入り、肝臓に送られ、肝臓で分解・合成され血液の性状や血流の調節・身体の免疫作用・胆汁分泌など体内代謝の中心的役割を果たしていますが、大量・長期にわたると、次第に肝組織を変性に陥れ、代謝障碍を引き起こします。また、肝炎なども起こしやすくなります。さらに飲酒がすすめば脂肪肝・肝硬変となり、膵炎・脳萎縮・神経炎・心疾患・精神病・糖尿病・腎疾患などのほか、婦人なら胎児にも異常をきたすことが多いと言えます。アルコールは飲み方をあやまると、肝障碍から全身の代謝機能に障碍を与え、免疫機能を低下させ難治性疾患を引き起こすことになるのです。また悪性腫瘍にもかかりやすくなります。

G無農薬野菜を食べる

野菜を育てる農薬にも発癌性物質が含まれていることがあります。野菜がその発癌物質を吸収し、内部に蓄え、収穫するまでに四〜六回農薬を散布して害虫駆除も行ないます。スーパーなどの野菜を見れば「つやが良く、虫食いがない」野菜がみられます。この野菜に発癌性物質などが浸透している場合が多いのです。結局このような野菜を摂らないようにすることです。要は危険の少ない材料を用いバランスの良い食生活をすることです。和食ほど”バランスの良い”食事はないといいます。特にうす味の京料理などは良いのではないでしょうか。栄養士、医師とも相談することが良いと思われます。

 


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