01/08/11

ThinkPad600X (2645-DE9)にPen3-750MHzを載せる

600XのDE9と言うモデルは日本ではあまり知られていないモデルだと思います。Pen3-450で12GHDDを搭載したモデルです。600シリーズのキーボードはThinkPadの中でも絶品だと思っているにですがこの英語キーボードが特に好きです。

600EにPen3を載せるべく色々試して見たのですが動くことは動いても二次キャッシュをどうしても認識してもらえませんでした。600Xの5FJ(600シリーズ最終モデル)は普段着感覚で使い辛いしという思いがあり、だいぶ前に新古品のDE9をアメリカから取り寄せました。600Xは、Pen3の載る唯一の600シリーズであることからいずれは850MHzを載せて普段着感覚で出来るだけ永く使おうと考えてのことでした。

しかし、MMC-2タイプ最速の850MHzは、流通量も多くなさそうでまだまだ高価なので取りあえず750MHzでしばらく様子をみようかと・・・・・。

 


そんなわけでIntel Mobile Pentium 750MHz(MMC-2)を今回は英国のDELLパーツショップから取り寄せました。
なんとなく850MHzだと熱処理で地雷を踏んでしまいそうな気がするし、高価だし。

新品かと思って注文したらどうも中古らしい。 (^^ゞ





2645−DE9 は、アメリカのIBMサイトを見てもあまり詳しく載っていませんでした。どんな位置付けの機種なのか購入した本人も良く分かっていません。

 

 

 

このキー感触を超えるマシンが出てくればこんなに600Xにこだわらないと思うのですが・・・。

そう言えば600シリーズの換装は、まだホームページにのせたことがなかったような・・・。 (^^)

取りあえず抜くものは抜いてしまいます。(雑な説明で)

背面のスクリューカバー用パッチで剥がさなければならないのは、6個です。わきに”−>”こんなマークがプリントされてます。

カッターナイフを使って「やや内角にえぐるように」(ばき!) A^^)

ナイフは、しっかりした物を使いましょう。

剥がしたパッチは、フロッピーのラベルの台紙に張っておくと良いです。

キーボードのはずし方は、600E蘇生その後2を参照してください。

銀色長方形の金属がヒートシンクです。600Eのそれとは明らかに形状の違うのがおわかりに。なると思います。Pen2とPen3じゃ発熱量が全く違いますのでこのような対策が必要になるのだと思います。

丸いシールが張ってあるのがMMC-2のCPUで3分の1程度顔を出しています。

まず、ファンの電源コネクターをはずします。
ドライバーなどでこじ開けるように緩めるよりペンチなどを使いましょう。



細めのプラスドライバーでコネクタわきのスクリューから緩めます。

MMC-2のCPUカードのスクリューは3本止めてありますのでそれぞれ緩めます。

ちょっと見難いと思いますがドライバーの先にコネクターと黒いビニール線が見えると思います。CPU換装時引っ掛けやすいので抜いた方が良いです。





写真だと見難いと思いますがCPUの基盤直接で止めているスクリューは3本で4本目は直接止めず角を抑えるための留め金が使われています。
この部分のスクリューも緩めます。

みんな緩めると書きましたが特にCPUの場合は一本ずつ取り去るのではなく均等に緩めてから抜きましょう。余分な力が一方にかからないために。

ヒートシンクとCPUは2本の小さなスクリューで圧着しています。
今回CPUを取り去るのにヒートシンクと分離してからそれぞれ取り外しましたが無理があります。
ヒートシンクと一体でCPUのコネクターを少しずつ緩めはずしてからCPUとヒートシンクを分離すべきです。

上の写真で親指のわきを通っているケーブルを傷つけないように十分気をつけましょう。





ヒートシンクとP3-750MHzを止めているところです。
外で止めてからシステムボードに取付けます。

一番緊張する瞬間?
各スクリューが止まることを確認できる位置にCPU+ヒートシンクを挿入しCPUのコネクター部分を強く押します。パチッとはまったことを確認してください。

後は先ほどと反対の手順で組み上げますがその前に一度電源を入れメモリー数とIBMのロゴを確認した方がよいでしょう。

HDBenchでベンチマークを行いましたのでこちらをご覧下さい。

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