6月2日
 アガサ、またしても結果が出ませんでした。先週出した病理検査の結果、白血球の中に腫瘍細胞は見付かりませんでした。病理の先生の結論は引き続き経過観察をと言うものでした。担当の先生も意外な様子です。今のアガサの状態からは「慢性骨髄性白血病」の「好酸球性白血病」が一番考えられていたからです。
骨髄で作られた腫瘍細胞は末梢に出るのですが、もしかするとまだ末梢まで来ていないのかも知れないとの事で、今週もう1度血液検査を行い、その結果白血球、好酸球が増加している様であれば、6月に今回の病理検査をして下さった先生に再度診ていただき、判断を仰ぐ事になりました。丁度6月に病院で病理研究会が行われ、その時に講師として見える事になっているそうでその際、見ていただくそうです。
 先生も今回の結果には戸惑っています。腫瘍細胞が出ていれば治療が始められるのですが、出ていないとなった以上治療を始める訳には行かない、ただ慢性から急性への危険もある。先生としてもアガサの状態は初めての事で、経過観察をさせて下さいと言われました。 前回の検査で白血球、好酸球が上がっていましたがどの位上がったのかお聞きした所、5000も上がりその全部が好酸球だったそうです。
 最初の検査での白血球数が24900ですから前回は300000近くになっています。ちなみに猫の場合の白血球の平均値は5000〜19500です。好酸球増加症である事は間違いないのですがそれが何処から来ているか。先生も全く見当が付かなくなっているようです。
6月3日
 アガサの白血球が減りました。今日、再度の血液検査で病院に行き、塗抹検査の結果は1日〜2日位かかるのですが白血球数は直ぐ分かるとの事で待っていた所、なんとなんと14000。前回よりも半分以上減り正常値の範囲内になりました。
これならば多分好酸球も減っているでしょうとの先生のお話でした。結果を聞いた時診察室にいたのですが、ケージに入っていたアガサをケージごと抱きしめちゃいました。あーぁ良かった!(´┏Д┓`) ほっ でも、いったいあれは結局なんだったんだろう?
 先生は多分フードで胃腸炎を起こしその為に体重が減ったり白血球、好酸球が増えたりしたのではないかとの事でしたが、今回のアガサの好酸球の数値に関してはまだ疑問があるようです。経過観察のため2週間後にもう1度血液検査を行い、今回のように白血球の状態が安定していればオッケーとなりました。皆様、ご心配お掛けしたしました。アガサは今日も体重が増えていてほぼ何時もどおりの4.63キロになりました。
ちょっと太りすぎ。(〃'(エ)'〃)ゞあはっ☆゜'・:*☆
6月23日
 アガサの調子がまたおかしい。ここの所数日1日に何回も吐くようになりました。ズリズリ、ゴロゴロも頻繁になりました。まだ、抜け毛が酷いのでそのせいではと思っているのですが、ラキサトーンも余り効きません。毛づやは良く、元気もあるのですが。。。来週、再検査に行くつもりだったのを少し早めようかなぁ?
6月26日
 アガサを病院に連れて行きました。案の定また体重が減っていました。レントゲンと血液検査をしたところ腸が動いていない事が分かりました。腸が動かずガスが所々溜まっている為に吐き気があるそうです。異物を飲み込んだ形跡も無し。吐き気がなければバリュウム検査なのですが、多分吐いてしまうだろうと言う事で点滴を受ける事になりました。 そのまま病院に預け仕事帰りの夕方迎えに行くと多少は元気になっていましたが、帰宅後も全くご飯を食べる様子がありません。2〜3日点滴に通います。その間に血液検査の結果も出るのでその時点で何か分かると良いのですが。血液検査の結果はまだですが、顕微鏡で覗いた所好酸球がまた増えているようです。
6月27日
 アガサ、二日目の点滴です。嘔吐はなくなりました。食欲はまだ戻りません。先生から吐き気のある時はドライフードをふやかして上げて下さいと言われ、お水でふやかしています。昨日よりは少し食べる気にはなったらしく、ふた粒ほど食べました。こんな状態でも意外と元気です。ジーッとうずくまっている訳ではなくうろうろと部屋の中を歩き回ってます。ただ今日は点滴用の留置針を取らないようにとエリザベスを付けているので、動きにくそう。
 今回の血液検査では白血球はさほど増えていません。17000位だそうですがやはり好酸球は増えていました。それとリンパ球も増えていたそうです。ただ、増えたリンパ球は新しく出来た物ではなく大人のリンパ球なので腫瘍の可能性は余りないとの事。昨日のレントゲンで腸に部分的にガスが溜まっていると言われましたが、今日もう少し詳しくお話を伺いました。腸のある部分が線を引いたようになっており、前の部分に水のようなふにゃふにゃした物が認められ、後の部分にガスが溜まっているそうです。
 これは何かの影響で腸閉塞を起こしているか、腸重積をを起こしているかの事が多いそうです。アガサの場合レントゲンに異物が見当たらないので何かの心理的作用が働いているのかも知れないとの事でした。普通異物を飲み込むと簡単に吐き気は収まらないそうですが、アガサは昨日の点滴、注射で収まっているので考えにくい事もあるそうです。腸重積は猫には少ないらしくこれも考えにくい。とりあえず明日で点滴は終えようかと思ってます。アガサにかなりのストレスがかかっているようですので。
病院には6人の先生がいらっしゃるのですが、院長先生始めとにかくこんな症例見たことないそうで、アガサのような症例があるかどうか、色々な症例を見ている病理の先生に意見を伺う事も考えているそうです。
6月28日
 今日アガサを病院に連れて行こうと2階から連れてきたら途中で私の足がジヮーと暖かくなり、何かと思ったらアガサがお漏らし。どうやらストレスが頂点に達しているようです。これは無理だと思い病院に電話をしました。院長先生と相談した結果、カラーを外し今日の点滴はしない事にしました。アガサにとってはカラーもストレスになっているようです。私は午後、仕事でしたが主人がお休みなので後を任せて仕事に向かいました。
 帰ってきて様子を聞くと猫缶を食べたとの事。まだ欲しそうなので子猫用離乳食を開けるとそれも食べました。(´┏Д┓`) ほっ これで嘔吐がなければとりあえずオッケーなのですが。アガサ用にと主人が仔猫用缶詰を買っておいてくれたのですが、夜バイトから帰った娘もアガサが食べられるようにと猫缶を買って来ました。
  とりあえず嘔吐もおさまり食欲も出て来ていますが、また経過観察になりそうです。前回、何も治療をしていないのに数値が下がり、3週間足らずでまた上がってしまった事で原因が掴めないのです。普通、何の治療もしなければ数値は横ばいか上がってしまうのに、アガサは正常に戻ってしまった、それが先生としても解せないようです。

back top next