2003年5月18日

 アガサが最近変です。アガサは我が家で家庭内野良猫の通称が付くくらい、抱っこ嫌い、触られるの嫌い、たまにリビングに来るとコソコソとゴキブリ歩き。 そんなアーちゃんが最近ズリズリ、ゴロゴロ、ミャーン。何時もは殆ど鳴く事もないのに。心配になって今日病院に連れて行きました。丁度、予防注射をする時期でしたのでホームズと一緒に連れて行ったのですが。。。結局、予防注射はホームズだけでした。
 病院で最近の変化を話し体重を量ると600〜700グラム体重が落ちていました。歯茎を見て貰うと赤くはなっているもののそんなに心配する状態ではないとの事。ただ、赤さが気になりました。とりあえず一般的な血液検査をしてみましょうとの先生のお話で採血。30分位で結果が分かるとの事で待っていました。
 血液検査の結果、肝臓、腎臓は異常なしだったのですが、赤血球、白血球、ヘマトクリット値が高いとの事。脱水ならば総タンパク質も数値が上がるのですがそれは正常値。考えられるのは多血症、リンパ腫などがあるようです。いずれにしても今日の段階では判断が付かないので再度、今日採取した血液で検査する事になりました。何ともないと良いのだけれど、ちょっと不安です。
5月19日

アガサの検査結果を明日聞きに行く予定でしたが、どうにも気になるので今日電話でお話を伺いました。検査の結果は出ていましたが、まだ原因は分かりません。
 先生の考えておられた赤血球は大丈夫でしたが白血球に異常が出ました。今回の検査は血液の飛沫検査と言うもので、赤血球や白血球にどんなものが多く含まれているのか見たそうです。その結果、白血球の中に好酸球が多く含まれていました。原因としては寄生虫、アレルギー、腸炎、リンパ腫、肥満細胞腫、胃炎、胃潰瘍等々多岐に渡るそうです。そして最悪、先生が「これは考えたくないのですが」と仰ったのが脾臓腫瘍、肝臓腫瘍だそうです。余りに病気が多岐に渡っているので絞り込んで原因を追究したいとのお話で来週もう1回血液検査を行い、それが今回と同じ結果が出た場合、今度はアレルギーの血液検査とレントゲンを受ける事になりました。
 先生からアレルギーと聞いて一つもしかしたらと思ったのはフードです。アガサは殆ど2階でポワロとご飯を食べているのですが、最近その減り方が少ないのです。実はポワロは前に黄色脂肪症と言われ、魚の入っていないフードを探しここの所3年くらい同じフードでした。そのフードが最近メーカーのほうでリニューアルしたのです。その頃からアガサのドライフードの量が減ってきたように思います。元々ドライがメインで猫缶は余り食べなかったアガサが猫缶を欲しがるようになりました。 いづれにしてもあと1週間、長いなぁ〜。;´д`)ふぅ…ー
5月25日

 今日はアガサの2回目の検査。この1週間で大分元気を回復したアーちゃん、キャリーに入れるのが大変でした。主人が抱っこし私が動かないように前足を押さえ2階から2人ががりで下ろしキャリーへ。病院に行ってからも鳴きっぱなし。診察室に入り体重を計りましょうと先生に言われ診察台に乗せると先生が「あっ!」どうしたのかと思ったら(今回の診察台は体重の数値が私からは見えません)1週間で0.3キロ増えていたんです。先生も思わずニッコリ。この時に始めて知ったのですが前回の検査で高かった好酸球、実は先生が見たこともない位高かったそうなんです。そう言えば結果を聞くために電話をした時、先生の声が落ち込んでいた。先生もかなり悪い結果を予想していたようです。今日の検査結果を見ないと分かりませんが、多分フードの成分が変った事によりアレルギーを起こしその為に腸炎を起こしていたのではないかとの事でした。ワクチン接種は今日の検査結果が出てからになります。 明日の結果で今回のドタバタが終われば良いね、アーちゃん。
5月26日

 アガサの検査結果が出ました。白血球と好酸球の数値は前回よりも上がっていたそうです。やはり何か体の変調があるようで、明日、検便、レントゲン、アレルギー検査を受けます。本猫はとても元気で病気?などと考えられないのですが。。。 早く原因が分かると良いなぁ。今回の検査でまだ原因が分からない時は、塗沫検査の標本を専門の先生に見ていただく事も考えているそうです。明日もまた病院だぁ。
5月27日

 朝10時半頃アガサを連れて病院へ。直ぐに検査は出来ないので夕方のお迎えです。体重は4.36キロと前回よりもまた少し増えています。キャリーに入れば家に帰れると思ったアガサは、自分からキャリーバックに入り待っていました。意に反して私と娘が診察室を出ようとすると「何故置いていくの?」と言うような顔をしてこちらを見ていました。ごめんね、アーちゃん。夕方迎えに行くからね。
 夕方アガサを迎えに行きました。検便の結果は陰性、レントゲンも異常は認められない。肝臓も脾臓も肥大していません。触診でも異常なし。先生との相談の結果アレルギー検査は後に回し、血液の塗末標本を病理検査に出してもらう事にしました。骨髄の中で何らかの異常がある事が考えられるので、そちらを優先させました。検査結果は1週間後。
 2回の検査で数値が高かった好酸球は普通白血球の中で割合が少なく10%位だそうなのですが、アガサは45%にもなっていたそうです。アレルギーで喘息の猫ちゃんがいたそうですが、その子もかなり数値が高かったのですがその比ではない位の高さと言われました。生まれつき好酸球の高い場合もあるのか先生に伺ったのですが、まず考えられないそうです。
5月30日

 この数日、落ち込んでいました。アガサは相変わらず食欲もあり元気なのに、何故?前回の検査でレントゲンの異常が無いと分かった時、先生と相談の上塗抹標本を検査に回す事にしたのは、慢性骨髄性白血病の中の好酸球性白血病の疑いが出てきたからです。白血病と聞いて助からないと思いすっかり落ち込んでしまいました。でも、先生の表情は肝臓、脾臓の腫瘍を心配していた時よりも明るいものでした。レントゲンを撮る前先生とのお話で、もしも何か異常が出た場合は治療はしない事になっていました。脾臓も肝臓ももし腫瘍が出来ていても手術できないからです。慢性骨髄性白血病も同じではないかと思っていたのです。ネットで検索しても猫の白血病ではFeLVが殆どでそれ以外の白血病はなかなか見つけられません。所が一つだけ好酸球性白血病に付いて書いてあるサイトがありました。それによるとこの病気に罹っても症状が全く出ず、また出たとしてもごくまれに発熱がある程度で後は好酸球の数値だけが高くなるそうです。ただ、慢性の場合、化学療法がかなり効果があるそうです。怖いのは急性になった時。この病気は症状が全くでないため分かるのは偶然の事が多いそうです。
 アガサの検査結果は来週出ます。もし、この病気と分かれば早い目の治療になると思います。

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