PCでデータ放送を楽しもう!

TSファイル追いかけ再生対応 仮想tuner kit

windows7のWMCはTSファイルの字幕・データ放送を見ることが出来るようにプログラムされています。
この仮想tuner kitを用いると、TSファイルのデータ放送はもちろん、録画中のTSファイルの
追いかけ再生により、リアルタイムで字幕・データ放送をPCで見ることが出来るようになります。

License

Windows 7 の sp 1 が出るまでは無料。(MSはそれまで不具合を直す気が無いようだ。)
その後は改良後に9,800円の予定ですので、かわりにGV-MC7シリーズでも買ってください;-)
再頒布禁止


2010May14 EeePC で Windows7! を公開するついでにちょっと手を入れてバージョンを1.0.0.2 とした。
     テスト環境が32bitに変わり、64bit版は軽くしか試していない。あとライセンスも少し変更。
     おまけでdropcheckerL も公開した。いわゆる「わかさ」のときにちょっと調べるのに便利。また、TSに入っているPIDをちょっと見るのにも便利。

2009Nov21 RecTest_0.2.4mod2a1で動作確認。 RecTest_0.2.4mod2a1.zip 再頒布 tunerzreg.zip 再頒布
2009Nov15 ドライバのインストール方法の簡単なやり方を追加(devcon.exeを使ってもどちらでも結果は同じです)
2009Nov13 RecTest_0.2.4.0mod1で動作確認 (録画ファイル名を固定しての使用推奨)
2009Nov03 1.0.0 初期リリース
某所で要望があったので、とりあえずリリース。ドキュメントはそのうち充実させていきますので、
MS sample tuner を使ったことない人は、ちょとまってて


FAQ

Q1. MSのsample tunerとの違いは?
A1. 追いかけ再生が出来るようになっています。互換性もありますので、上書きインストールしても大丈夫かと。
いちいち再設定するのが面倒なので、わざと同じにして上書きで使えるようにしたというのもあります。

Q2. F8起動って?
A2. もし64bitOSをお使いでこの意味がわからない場合、本kitには手を出さない方が賢明です。


アンインストール方法

デバイスマネージャーで該当チューナーを削除します。その際、ドライバも一緒に削除するように指定します。
regファイルで追加したレジストリHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\PSWTunerを、regeditで削除します。


インストール方法

MS sample tuner をインストール済みの場合、本ドライバで上書きされることになるので、バックアップをとっておきましょう。
またそうでない人も、バックアップをとっておきましょう。

ドライバのインストール

ドライバ署名がないため、必要に応じPCをF8起動します。

アーカイブをダウンロードし解凍してください。
tunerz1.0.0.2.zip
SWTISDBTが地上波
SWTISDBSがBS/CSです

初心者・初級者向け
デバイスマネージャーを開き、操作 - レガシーハードウェアの追加 - 一覧から〜 - サウンド〜 - ディスク使用
ここでinfを指定してドライバをインストールしてください。
*地上波用、BS/CS用の必要な方をインストールしてください。使わないのに両方インストールするとろくなことはありません。
ドライバ署名がないために警告が出る場合があります。
完了まで1分くらいかかることがありますので、のんびりと。

中級者・上級者向け
devcon.exe を各自で入手してください。(再頒布禁止のため。#私はWinDDKのを使ってます)
http://support.microsoft.com/kb/311272/ja ここのは試していません。

コマンドプロンプトを”管理者として実行”で起動します。(*管理者でも通常起動では不可)
地上波用、BS/CS用の必要な方をインストールしてください。#使わないのに両方インストールするとろくなことはありません。
ドライバ署名がないために警告が出る場合があります。
コマンド投入から完了まで1分くらいかかることがあります。

地上波用コマンド
devcon.exe install SWTISDBT.inf ms_swtisdbt
BS/CS用コマンド
devcon.exe install SWTISDBS.inf ms_swtisdbs

確認:
デバイスマネージャーを開き、
サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー のところに
 BDA ISDBS Sample Tuner Device
 BDA ISDBT Sample Tuner Device
とあればOKです。
ここで念のためPCを再起動(F8起動)して、再度デバイスマネージャーで上記のように認識されていれば、
ドライバのインストールは成功です。

レジストリの結合

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ 配下に PSWTuner を追加します。
アーカイブの中にあるregfilesを、必要に応じて編集後、結合してください
上級者向け: h.reg
中級者向け: m.reg
初級者向け: l.reg
初心者向け: p.reg

初心者向けreg
現在は中身は空です。もともとレジストリの設定をしなくても動作しますので。
後日GuideCacheの設定などを追加するかもしれないので、そのためのファイルです。
TSファイル名はMS sample tuner と同じ C:\mpeg\LipSync4.ts 固定になります。

初級者向けreg
TSファイル名は HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\PSWTuner\Device Parameters\DefaultStreamLocation
で指定します。regファイルそのままだと C:\mpeg\0000.ts になっていますので、各自変更してください。

中級者向けreg
BSのTSファイルを中心周波数(kHz)別に指定できるようになっています。

上級者向けreg
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E96C-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}
の中で本チューナーのところに
 DeviceInstanceID REG_SZ 0011
のようにDeviceInstanceIDを追記することにより、チューナー毎に設定できるようになっています。


WMC初期設定

#正直、初期設定はめんどくさいです…
WMC用リモコンを用意します。(他のPC用リモコンでも使える場合があります。)
キーボードを使う場合はこちら参照。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/Windows-Media-Center-keyboard-shortcuts
なお、放送波切替は ctrl+alt+n です。*重要

地上波を見る場合、地上波のTSを全チャネル分用意しておきます。(それぞれ20-30秒程度でOK)
とりあえず地上波のTSファイル1つを C:\mpeg\LipSync4.ts にコピーします。
WMCを立ち上げ、
 タスク - 設定 - テレビ - テレビ信号 - テレビ信号の設定
でチューナーを検出します。
 EPGの同意をきかれますが、追いかけ再生を使わない場合だとろくなことがないので同意しない方がよいでしょう。
追いかけ再生をする場合もEPGは使う必要はないのですが、このへんはいろいろと試してみてください。
 PlayReadyの更新は出来なくても無視してかまいません。
 地上波の設定のところでチャンネルの検出がおこなわれますが、ここで最初に用意したTSのチャンネルが
数秒で検出されるはずです。その後10秒くらい様子を見て、検出を中止してしまってOKです。
その後どんどん進んで設定が終わったら一度WMCを閉じます。

地上波チャネルの検出
上記の設定でおわかりのように、地上波は C:\mpeg\LipSync4.ts のチャネルしか検出しません。
よって、
 TSファイルを置き換える(レジストリを編集するでもOK)
 再度WMCを起動
 タスク - 設定 - テレビ - テレビ信号 - チャネルの検出 (削除せずに再検出を選ぶ)
 WMCを閉じる。
をチャネル分繰り返すことになります。(これが面倒。他のやり方もありますけど、そっちも面倒…)
なお、BS/CSはこの作業は不要です。


使い方

再生したいTSファイルを C:\mpeg\LipSync4.ts にコピーし、WMCを起動、
 テレビ - テレビを見る
で再生モードに変わりますので、ここでリモコンでチャネルを切り替えてTSファイルのチャネルにあわせます。
チャネルがTSと合っていないとPlayReadyの更新画面が出ますが、無視してどんどんチャネルを切り替えていってください。
追いかけ再生の場合は、TS録画ソフトの保存先を C:\mpeg\LipSync4.ts とし、ファイルに書き出し後すぐにWMCで
 テレビ - テレビを見る
で追いかけ再生が出来ます。
このときすぐにWMCで録画をおこなうと、視聴の際の勝手が良いです。
追いかけ再生はコツを覚えると3秒遅れ程度でほぼリアルタイムで視聴が出来るようになります。


注意事項

WMCはそれ自体が追いかけ再生する仕様です。これはこれで便利ではあるのですが、
ここでさらにTSファイルを追いかけ再生するということは、
   追いかけ再生を録画したものをさらに再生する
ということになり、PCのスペックが要求されます。特にHDDにかなりの負荷がかかります。

ちょっとけしからんバグがあります。WMCで録画したwtvファイルのプロパティの表示が一部おかしいです。


動作確認は、下記でおこなっております。(Ver.1.0.0.0 当時)
 BE-2350
 AMD690G + HD4350
 2GB x2
 Windows7Ultimate x64 RC
 2.5inch 5,400rpm 60G SATA HDD
 KTV-FSUSB2 0902 内蔵リーダ使用
 RecTest_0.2.4mod2a1
 TSファイル: 上記で録画したTS(レコやD-VHSからのパーシャルTSを188byte化したものは、字幕はOK)



某所でデータ放送をPCで見る方法を聞かれたので、とりあえず公開することにしました。
当初はWMCでFriioやPT2が使えるようにしようとはじめたことなのですが、、、
録画済のTSはsample tunerでもともと見られるし、本kitで追いかけ再生も4秒遅れくらいで見られるようになり、
さらにけしからんバグ(笑)のおかげで他PCで再生出来るwtvファイルも生成されるようになったので、、、
あとWindows7UltimateやPT2持ってないこともあり、、、
GV-MC7シリーズもリーズナブルなお値段で発売されたし、これでいいような。
まぁ、WMCからチューナーのチャネル切替は簡単にできそうな感じなので、私が作る前に
誰かがちゃんとしたのを作るでしょう。-- ゆかた