と・思うが

なんでも有りが、開発者のレベルを下げたのでは?  

FRAMEWORKとその開発者 Mr.カーについては別タグで説明させてもらった。 その中で肝心な事を言及してなかった。 それ は、開発環境の制約が、開発者の知恵も、ア イデアも大いに育て伸ばしたと言う事である。 DOSの開発環境はWindowsのそ れとは比較にならない程、厳しい環境だったと思う。 定量的な説明は別にして、定性的に説 明するなら、それは人力飛行機 とエンジンパワーの飛行機との違いといえる。 人力飛行機の場合、パワーは人間の身体能力で限定されるから、3人力と か、10人力の人 は居ないから、極めて限られたパワーを前提に飛行機全体を設計しなければならない。 だから、人力を推進 力に変換する方法、それを実現するメカニズム、プロペラの効 率、軽量化、ぎりぎりの強度の確保等々、多くの究極の計算と 設計が導入される。(edge technology) いわば人間の自然重力に対する、戦いである。 だから世界でも、こ れを成し遂げる 事ができる開発者は多くは居ない。 勿論、人が成功したものをコピーして成功する開発者は少なからずいる。 他方、エンジ ンが発達し、軽量で極めてパワ ーのあるエンジンを搭載した飛行機をつくるのは極めて容易である。 ただ飛ぶだけなら、模型 飛行機をつくれる人間だったら誰でも作れるだろう。 難しい分析も技術もいら ない。 何故なら、強度を保つ為に、多少重い材 料を使おうが、パワフルなエンジンはその重量をものともせず、浮かせる事ができる。  勿論、その世界で、一番性能の高 い 飛行機をつくるには、最高の開発力と技術が必要だが、ただ飛ぶとの一線で考えれば、月とスッポンの差である。 

だから、私は、DOSと言う、人力飛行機レベルに例える制約の中で、4つもの機能を対応できるソフトを開発したMr.カーがソフト 開発の究極の天才であり、Windows以降の開 発者は、材料の軽量化も、効率も全く考えずに作ってしまい、動かなければエン ジンのパワーと燃料を多く使って、飛ばすエンジニアに見える。 だから使い切りの理論以前 に、贅肉だらけの開発が使い切 りを招き、結果オソーイソフトが世に氾濫しているのだと思う。 今Mr.カーが本気になって新しいソフトを創ったら、キーボードを 押す前に処理 が終わってしまう位、早く使いやすいソフトをつくってくれるように思うが。  それは究極の芸術的作品であり、 贅肉だらけの不細工な作品とは全く違うと言う事だ。 

ガソリンの高騰に影響を受けた日本の車の燃費が世界一であったり、ハイブリッド技術がそこに誕生したりしているのと同じ で、制約ある所、開発がある。 確かに Necessity is the mother of inventionとの諺が正に当てはまる。  アメリカは、大排 気量でガソリン垂れ流し。 だから自動車業界がズタズタになった。 ソフト開発では、 日本も、アメリカも同じ大排気量組にな っている事を認識してもらいたい。 




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