SSC
note.ホ−ムペ−ジ: 宇宙関連情報
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==SSC note.HP-167=24 Aug 2009======****SPACE ***=
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(since
8 Mar 1998)
==ご感想は→Eメイルアドレスは、goro-shirako(小文字半角)に@mui.biglobe.ne.jp=
[SSC
note.ホ−ムペ−ジ、トップへ戻る]
この半世紀の間に、宇宙開発に取り組んだ先人達の努力による科学技術の発展の成果として、通信・放送衛星や気象・地球観測衛星による社会生活への貢献や知識・英知の向上をしてきました。
宇宙開発・利用は青少年・少女の皆さんの夢やロマンとチャレンジ精神を育む宝庫であると共に、21世紀の社会生活に不可分な存在でしょう。
■ ”今の地球、宇宙が見える”リアルタイムサイトにリンク
:
■ 最新の宇宙情報サイトにリンク
:
■ トピックス & コメント :Update地球を見る”宇宙放送局”の話題:かぐや月に還る・ミッション終了で月面へ制御落下
■ 宇宙飛行士からのメッセ−ジ :宇宙飛行士の帰国報告から@宇宙開発委員会
■ 日本の宇宙開発について:Update日本の宇宙開発の可能性と行方を追って 宇宙時代の教訓
Update:意見・提言 「宙の会」に投稿継続中、「我が国の有人宇宙開発技術の意義、・・・」
■ ”今の地球、宇宙が見える”リアルタイムサイトにリンク Update 1 Jan 2005
宇宙から見た夕焼け:薄い大気の層はさまざまに色を変える(毛利宇宙飛行士:地球星の詩:から)”今の地球や宇宙”の姿を眺めたら、世界観や人生観等を広い視野で喚起することが出来るのではないでしょうか。そんな夢を叶えてくれそうなリアルタイムサイトをリンクしました。(Update
13 Sep 2000)
★ 今の地球、宇宙が見える関連サイト
● ASTRONOMY
PICTURE OF THE DAY : 最新の日替わり天文関係画像と収録画像を提供
● 人工衛星を見てみませんか! : 人工衛星の眼視観察情報を提供するサイトにリンク
● Earth
from Space : 各種宇宙船で宇宙飛行士が撮影した地球画像集へリンク
● ハッブル宇宙望遠鏡「Hubble
Heritage Program」:素晴らしい観測画像が毎月第1木曜日に更新公開
● Your Sky <貴方の星空を提供> :見たい場所・時刻での星座が見られるプラネタリウムサイト
● Real-Time Science Data Access Page : Montana State University
● 気象衛星画像 (日本気象協会):'77年から26年間お茶の間でも親しまれてきた”ひまわりシリーズ”最後の
「ひまわり5号」が8年間の役目を全う・引退し、米国NOAAの「GOES9号」
に引き継がれました(22
May 2003)
● 環日本海環境ウオッチ :富山の受信局/オンライン・データベースが試験運用:NOAA/FY-1画像が検索可
● 地球観測研究センター(JAXA) : 日本等の地球観測衛星が撮った地球観察画像が収録
● NASA「地球科学」の教育サイト : NASA's Earth Science Enterprise
● 世界の火災監視 : GlobalFireMonitoring 自然火災の姿
● シ−スタ−衛星画像「惑星の鼓動:Pulse of Planet」: NASA-GSFC-SeaWiFS/ORBIMAGE
'97年8月に打上げられた米・地球観測衛星:シ−スタ−(OrbView-2)の1年間の地球観察画像が公開。
● 現在のオゾンホールは!
● 「おりひめ・ひこぼし」搭載カメラの画像 :NASDAホ−ムペ−ジ・「ETS-VIIのペ−ジ」
ロボットカメラのビデオ映像(Real Video)が見れます
● アマチュア衛星搭載カメラの画像 : JAMSATホ−ムペ−ジにリンク
● NECインターネット放送局 : 日本他各地に設置したカメラを自分で操作
● とれたて富士山 : 富士吉田市役所に設置したカメラを自分で操作
● 本日のエベレスト : エベレストライブ実行委員会のペ−ジ
Topic Update 1 Jan 2005
■ 災害(火山、地震等)・防災関連情報サイトと宇宙技術の利用 (15
Apr 2000)
★ 関連サイト
● EO Natural Hazards :世界の自然災害の状況
● Tsunami :世界の津波研究プログラム
● レスキューナウ.ネット-HP :毎日の災害情報提供・特番で有珠山/三宅島情報
● 三宅島火山活動関連リンク集
:三宅島火山や防災情報を提供する個人HP/有珠山ページも有
● 北海道立地質研究所−HP :有珠山の活動状況および対策状況
● NASDA-HP 、CRL-HP
:地球観測衛星や航空機による観測計画や画像
★ 災害(火山・地震等)・防災と宇宙技術の活用
・2000年10月6日鳥取西地震で被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げます。
・2000年3月31日・23年ぶりに噴火した北海道・有珠山(732m)は”噴火活動が続くと考えられ厳重な警戒が必要”と報じられています。更に東京都・三宅島でも2000年6月26日に火山性地震が多発し、さらに雄山の噴火による全島避難指示が出ています。現地の皆さんの安全と最小限の被害で止まるようお祈りします。
このような火山災害で利用する宇宙技術の例を紹介します。
・リアルタイムな地殻変動計測:GPSでの精密測位
・地形変化、災害状況調査 :多くの地球観測衛星画像からの分析
・気象・天気予報 :気象衛星(ひまわり)データの活用
・情報・連絡 :通信・放送衛星による情報提供と非常通信網の確保
日本は大規模災害や安全保障、危機管理などを目的にした情報収集衛星システムの開発を2002年度実現に向けて進めていますので私たちの生活に宇宙技術が一層身近になります。
■ 最新の宇宙開発関連情報を提供してくれるサイトへリンクUpdate 1 Oct 2003
● 宇宙航空研究開発機構(JAXA)ホームページ
● 元・宇宙開発事業団(NASDA)ホ−ムペ−ジ
● 宇宙開発情報SpaceRef-HP
● Welcome
to FLORIDA TODAY Space
● The
Orbital Report News Agency
● Space
Calendar (JPL) : 打上げスケジュ−ル、記念日等を網羅した便利なカレンダ−。
● Spaceflight Now
● NASA JAPAN :NASA駐日代表部が日本語でNASAの活動を紹介
● NASA Watch
● Spaceviews
● SpaceDaily
● SpaceCom
● CNN:space
● ロシア宇宙開発ニュースのページ(Blog版)
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■ トピックス
& コメントUpdate 19 Jan 2003
Update 29 May 2008
■ 母なる地球を見る「宇宙放送局」実現に向けての話題
「”今の地球、宇宙が見える"宇宙放送局(提言)」が実現することを願って、関連の話題/コメントを掲載します。
宇宙から、いつでも誰もが地球を眺めることが出来れば地球との関わりの深さや国境のない平和な地球を考えたり、子供達に多くの興味を与えることが出来ます。
今までも宇宙からの映像を衛星搭載カメラやシャトル/ ミ−ルで宇宙飛行士の撮影で私たちも見ることが出来ますが、継続していつでも見れる訳ではありませんでした。最近の動向や期待を含めると21世紀には宇宙ステ−ションや月面等から宇宙放送が行われるでしょう。
Update 15 Jun 2009
★ 月周回衛星「SELENE:かぐや」の高精細度カメラ(HDTV)他の画像情報(2 Aug 2006)
2007年9月14日に打上げられた「かぐや:SELENE」に、NHK開発のカメラ(高精細カラー動画像を取得)が搭載されています。 搭載の意義は、1)広報的な意義:月面上の「地球の出」の動画像取得等を実施 2)月利用可能性調査への貢献 3)高集積度の装置の宇宙実証 などで、「宇宙放送局」の一環としても楽しみです。
宇宙から地球を眺めたすべての宇宙飛行士らは”母なる地球を本当の意味で愛する”と言われています。特に私たちは日の出・日の入り/月の出・月の入りに」多くの感慨を持ちますが、月の周辺から地球の出・入りをリアルな映像で見ることが出来れば、私たちの地球をさらに実感し、未来を思う気持ちを新たにし、あわせて宇宙開発の成果を高く評価されることは間違いないと信じ、「かぐや:SELENE」からの画像を注目したいと思います。 また、SELENEの開発やHDTVの公募評価・開発などを応援した一人として、多くの皆さんに見ていただける事を願っています。
「かぐや;SELENE」は、2009年6月11日早朝に月面へ制御落下し、全てのミッションを成功裏に終了しました。 取得したデーターでの今後の月の研究が楽しみです。
更には、今後計画されるSELENE-2等の月探査においてもHDTV等による宇宙放送が行われることを期待します。
「かぐや」プロジェクト最新情報:「かぐや(SELENE)」プロジェクトサイト、「かぐや」画像ギャラリー
「かぐや」満地球の出画像080406
「かぐや」地球の入り画像071107 「かぐや」HDTV地球初画像070929 アポロ11号「地球の出」NASA
「かぐや」HDTV世界初月面画像071030 モニタカメラでの地球遠望071019 半影月食時の地球の連続撮影画像090218
・「かぐや」からの地球/月の画像等の情報源(プレスリリース他)
「かぐや」の制御落下の結果について@090611JAXA
米科学誌「サイエンス」における「かぐや」特別編集号の発行@090213JAXA
「かぐや・地形カメラ」がアポロ15号の噴射跡を確認@080520JAXA
「かぐや」定常運用への移行について@071221JAXA
「かぐや」所期機能確認状況について@071128JAXA
地形カメラおよびマルチバンドイメージャーによる観測について@071116JAXA
「かぐや」HDTVによる地球の出・入りの撮像に成功@071113JAXA/NHK
「かぐや」HDTVによる世界初の月面映像@071107JAXA/NHK
「かぐや」モニタカメラ画像検索@071107JAXA
かぐやモニターカメラ映像から分かること@071024松浦晋也のL/D
「かぐや」クリチカルフェーズ終了・SAC報告@071024JAXA
「かぐや」搭載のモニターカメラによる月撮影画像@071021JAXA
「かぐや」搭載HDTVの動画撮像成功@070929JAXA/NHK
・SELENEシンポジューム開催(31 Jul 2006)
・月や惑星の探査情報が満載;月探査情報ステーション-HP
★ NASA-TV・・・ISS/スペースシャトルからの映像が見られます
Update 22 Dec 2001
★ アマチュア無線家グル−プが開発した衛星搭載カメラ「SCOPE」からの地球画像!(7 Aug 2001)
「宇宙に浮かぶ貴方の目」を目指して、我が国のアマチュア無線家グル−プ(JAMSAT)や多くの支援者の協力で開発したSCOPEカメラを搭載した国際アマチュア衛星「Phase-3D」の打上げが2000年11月16日にアリアン5で成功しました。宇宙から地球の広角カメラによるカラー初画像画像が送られて来ました(7
Aug 2001)。
さらに衛星の整備が進み狭角カメラの初画像も成功(15 Dec 2001)しました。今後、多くの地球画像が送られる事を期待します。
初画像(7 Aug 2001)−広角カメラ−(15 Dec 2001) 狭角カメラ初画像(15
Dec 2001)
「(C)JAMSAT.2001」、「資料提供:JAMSAT」 撮像は地球から5万km以遠から行われました。
Update 1 Jan 2002
★ ISS・シャトルからの宇宙放送の実現に向けて
:毛利さんの撮影に「わたらせ遊水池」ハッキリ(29 Feb 2000)
毛利宇宙飛行士が2回目のフライトから無事帰還。スペ−スシャトルSTS-99(地球の様子を高分解能レ−ダで調査)ではハイビジョンカメラで鮮明な映像を録画(NHK/NASDA/NASA)し、その1部が公開されました。
日本宇宙少年団・わたらせ分団は毛利宇宙飛行士に宇宙から「自然の宝庫・わたらせ遊水池」を見て貰うことを提案しましたがハイビジョン映像にハート型の遊水池がハッキリ写っています・・・<YAC呼びかけに応募>。
提供:NASDA/NASA/NHK 高度約233kmからの富士山、 房総半島映像から「わたらせ遊水池」拡大加工
また、シャトル上のカメラを世界中の中学生等が地上からインタ−ネットを介して今の地球を撮影するEarthKAM教育プログラムやレーダー電波反射実験等が実施され、子供達の宇宙体験の機会が増えました。
なお、今回は高傾斜角(約57度)のフライでしたので、多くの方が地上からの眼視観測に成功しました。
向井宇宙飛行士の2回目('99/10)の宇宙飛行でもNHKハイビジョンカメラでの地球や宇宙実験の鮮明な映像の撮影に成功し、世界中から賞賛され注目されました。
こうした実績・計画を踏まえてNASDA・NHK等は宇宙ステ−ションにハイビジョン(高精細テレビ:HDTV)カメラシステムを搭載する共同研究を開始しました。(電波技術協会報・平成11年3月、NASDAホ−ムペ−ジ等発表)
・第1段階:2000年12月打上げ予定でサ−ビスモジュ−ルで撮像実験(ステ−ション組立状況、地球画像、宇宙飛行士の活動)し、テ−プでの回収(2001年6月及び12月予定)や一部の画像は生中継。
:HDTVカメラ実験開始(第1回医学実験:25 Aug 2001~)&CM制作実験実施(25 Oct~
)の実施、テープを回収し取得映像のプレス発表@NASDAi しました。
・第2段階:2004年の宇宙ステ−ション運用開始までに日本実験棟(JEM)に生中継できるシステムを設備。
Update'99/12/19
また、米国・スペ−スハブ社とロシア・RSCエネルギア社が共同で宇宙ステ−ションに民間初の居住棟を2002年を目途に接続すると発表しましたが、この施設を使って宇宙番組(地球映像や宇宙実験の様子など)を制作し地球に配信する計画があります。
Update 19 Jan 2003
★ 「地球を宇宙から24時間生放送<TRIANA→改名:DSCVR>計画」
地上に保管されているNASAの地球観測衛星「トリアナ(Triana)」の名称が変更されました。新しい名称は「Deep Space Climate
Observatory(DSCVR)」。
ゴア米・副大統領提案・NASAの構想(衛星は「TRIANA」と命名:'98/3/13,7/10付NASA発表)は、一時計画の是非が議会を中心に討議されましたがGOが掛かり、実現に向けて着々と準備が進められています。
最近のNASA発表によると、打上げは当初の2000年12月・スペ−スシャトルから遅れ、2004年になる可能性大とのことです。
<トリアナ(TRIANA)計画概要>
・ 小型衛星を地球と太陽の重力と遠心力がバランスする地球から160万kmのラグランジュ点L1軌道に乗せ、常に地球の日中をEPICカメラと最新技術のラジオメ−タで撮影する。
・ 撮影した地球の様子をリアルタイムで24時間インタ−ネット等で生放送して、教育や研究及び一般家庭のテレビに提供し、宇宙への関心を高める他、宇宙活動での危険予知の宇宙天気予報に役立てる。
・ NASAは、衛星の開発・運用を民間企業や学生が参加して進める計画を纏める。
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Update 10 Apr 2007
■ 宇宙旅行の話題や関連サイトの紹介(New 7 Sep 2001)
”21世紀は宇宙時代”に実現したい宇宙旅行の話題を取りあげます。
★ 民間宇宙旅行に関連する話題
● 旅行会社「クラブツーリズム」が宇宙旅行のツアー募集を開始(12 May 2005)
・旅なかまの宇宙旅行クラブ (月例の宇宙関係の交流会を開催・企画)をもつ、「クラブツーリズム」が、英国の宇宙旅行会社「バージン・ギャラ久チック社」が2008年から実施予定の宇宙旅行のツアーを販売(25分の宇宙滞在と5分間の無重力体験で、一人20万ドル)すると発表。
New
● JTBで宇宙の旅(JTB宇宙旅行)を販売(18 Aug 2005)
・JTBは、米スペースアドベンチャーズ社からの委託を受けて、宇宙旅行の代行受付を開始しました。
Update 10 Apr 2007
★ 民間人の宇宙旅行(飛行)の費用?
宇宙旅行(飛行)の費用は一体どの位かかるのでしょうか? 事例等を調べてみます。
New
・2007年4月 チャールズ・シモニー氏(米富豪、元マイクロソフト社でワード/エクセルを開発)、ISSに11日滞在:約29.5億円・・・毎日
・2006年9月 初の女性客・アンサリ氏(イラン系米国人実業家)のISSへのソユーズでの訪問&・医学実験・観光(1週間滞在)
:約23億5千万円・・・日経
* 日本の投資家(元ライブドアー取締役榎本大輔氏)は医学的理由で延期/約23億円と報道・・・日経
・2005年10月 オルセン氏(米国実業家)のISSへのソユーズでの訪問&宇宙観光(約8日間):約22億6千万円
・2002年4月 シャトルワース氏(南ア富豪)のISSへのソユーズでの訪問&遺伝子工学実験(約1週間):約26億円
・2004年6/10月 民間宇宙船「スペースシップワン」が2回の有人宇宙飛行実験に成功(開発費約22億円?)
・2001年4月 チトー氏(米国実業家)のISSへのソユーズでの訪問(約9日間):約24億円
・1990年12月TBS秋山豊寛氏のミールへの訪問(9日間):約15億円(TBS事業)
・スペースシャトルの一回の宇宙飛行経費:約550-600億円と云われている。
Update 30 Jul 2002
■ 11年周期の太陽活動が最盛期”スペ−スY2K”(仮称)で、オーロラ発生が活発
「西暦2000年問題(Y2K:Year2kilo)」というとコンピュ−タ(スパコン−PC−マイコン)内部での日付処理の誤認を世界規模で対応する課題はすでに多くの手が打たれた効果もあって大事無かったようですが、実は「2000年」にはもう一つの宇宙規模での問題が予想されます。
それは”約11年周期で繰り返す太陽活動の極大期”が2000年から2002に当たると予想されているからです。宇宙環境の太陽活動の影響は大きく、ひとたび太陽表面で大きな爆発現象(フレア)が起きると、高エネルギ−粒子、x線、太陽風などが発生して地球周辺の地磁気、電離層、宇宙放射線環境等を乱し、人工衛星の動作に障害を与えたり、通信への影響や前回(11年前:1989年)にカナダ・ケベックでの大停電の再現も心配されます。既に私たちの生活は宇宙利用に負うところが多く、太陽活動を"もう一つのY2K"として「宇宙天気」を注目したいと思います。
2001年3月に入って南北極圏ではオーロラの発生が活発ですが、更に緯度で50度付近(日本では北海道)でも観察できるチャンス(低緯度オーロラ)が有るかも知れません。楽しみです。
我が国は「宇宙天気予報のための宇宙環境監視衛星の研究」が平成11年度から開始の計画があります。
今後、関連話題(宇宙環境:宇宙天気予報:太陽地球環境情報、SpaceWeather、衛星の不具合他)をコメント。
Update 6 Jun 2001
★ 最新のオーロラ情報サイト:
SpaceWeather、Prairie Journal、Photographing the Aurora、Auroral Activity Extrapoiated from NOAA POES
Update 30 Jul 2002
★ 太陽活動情報と顕著な障害事象記録:
・2003/10-11:大きな太陽フレアーの発生により、沢山の軌道上衛星に障害が発生・・・後日、事例掲載
・2002/04/21:火星探査機「のぞみ」は太陽フレアーの影響で、通信や姿勢制御系の一部が故障。
・2000/07/15-16:強い太陽フレアの発生で大気密度が上がり科学衛星「あすか」に姿勢異常発生。
この他の衛星にも障害が発生している様子ですが詳細不明。
・2000/07/12- :度々非常に強い太陽フレアが発生、地磁気嵐やプロトン現象が発生しています。
・2000/04/04-08:太陽フレアによる急速型磁気嵐が発生しましたが障害はなかった様子です。、
世界の中緯度各地(ワシントン、北海道他)で赤いオーロラが観測されたと報道。
・1999/08/30:2つの太陽フレアが発生し、電波・地磁気活動は活発でしたが障害は無い模様
Update! 1 Apr 2001
★ 「スペースガードセンター(SGC)」の美星スペースガードセンター(BSGC)@岡山県美星町で運用開始
・スペースデブリ(宇宙ゴミ)や地球を襲来する隕石等の小天体の監視が、航空宇宙技術研究所やNPO団体の「日本スペースガード協会」他で 始まりました。この計画は欧米などの天文関係者等が連携して
推進。SGC設備は文部科学省の補助金で日本宇宙フォーラム(JSF)が建設。今後の活躍が楽しみです。
Update 20 Dec 2003
■ 火星探査機「PLANET-B:のぞみ」火星軌道投入に失敗:ISAS最新情報 (Update'99/10/14)
搭載カメラが撮影した「月」とPLANET-B新軌道計画 (ISAS) 内之浦に輸送直前の探査機
我が国で初めての火星探査機「PLANET-B:のぞみ」は宇宙科学研究所(ISAS)の内之浦の鹿児島宇宙空間
観測所からM-Vロケット3号機で打上げられ(7月4日)、地球と月の周囲を回る長楕円軌道から、12/18に月と
12/20に地球とのスイングバイとエンジン噴射で加速し地球軌道から離脱し太陽周回軌道に乗りました(12/24)
残燃料の関係で計画が変更され、2003年12月に火星軌道に投入される予定でしたが、探査機内部の電源の
異常で軌道制御が出来ず軌道投入には失敗しました。
99年9月7日現在、地球から約1.2億km、火星まで約438万kmに最接近し、電波の往復時間も約13分もかかる距離を順調に飛行しているようです。
この際、搭載カメラで初めて火星撮影に成功したとのことです。
探査機は、この長い道中で軌道制御や遠距離通信ほか、過酷な宇宙空間での多くの難関を乗り越えなければなりませんが、研究者や技術者によって必ずや克服されることでしょう。火星軌道に入るまでも惑星間空間の科学観測を実施し、火星軌道到着後はヨ−ロッパ探査機との共同観測の計画も出てきました。
搭載カメラ(MIC)で「地球と月」を同時に撮影した珍しい写真(7/21)やスイングバイで月に約5000kmに近づいた時の月面(左から2枚目)や月の裏側の写真(9/24)他が公表されています:ISAS最新情報をご覧下さい。
探査機には’貴方の名前を火星へ’のキャンペ−ンに応募された約27万人の皆さんの直筆の名前を焼き付けたプレ−トが搭載され火星に届けられます(私の家族も仲間入りしています)。この様な企画は宇宙開発を広く理解する良い機会と思います。
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■ 人工衛星の救出作戦の話題 Update'99/09/22
過去に、以下の4件のトピックスをレポートしました。
Update'99/09/22
★ 通信放送技術衛星(かけはし)の運用終了&記録本発行:NASDA最新情報他
Update'99/09/03
★ 3機の米衛星が路頭を迷いはじめました・・・が、その内、ORION3衛星をシャトルで救助?
★ 迷子になった「太陽観測衛星:SOHO」探しに成功・観測再開 (Update '98/11/18)
★ 月を利用した静止軌道投入に成功
(Update '98/11/18)
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■ 宇宙飛行士からのメッセ−ジ(Update'00/04/05)
■ 毛利 衛 宇宙飛行士の帰国報告から宇宙体験を抜粋('00-4-5宇宙開発委員会傍聴から
毛利宇宙飛行士の帰国報告とフライト記念品
「地球の地図作りミッション('00-02-12~23:STS-99)」の飛行で大活躍した毛利宇宙飛行士が帰国報告
・子供達に、地球を見ることは素晴らしく、飽きないと伝えたいです。
・シャトルから地球を見てると、その時の気分で地球が動いていたり/自分が動いていたり感じが違います。
・2回目の飛行では明らかに体の順応性は良く(体が覚えている?)楽しく仕事が出来ました。
毛利宇宙飛行士がわたらせ分団のシンボル「わたらせ遊水池」を撮影。宇宙開発事業団(NASDA)-HP参照
■ 向井 千秋 宇宙飛行士の「再び宇宙の仕事場」帰国報告から抜粋('99-1-20宇宙開発委員会)
向井宇宙飛行士の帰国報告と公式飛行記念品「わたらせ分団旗」
2回目の宇宙飛行('98-10-30:STS95)から無事帰還した向井宇宙飛行士が帰国報告。
・計画した軌道上での実験や衛星の放出/回収などのミッションは全て順調でした。
・宇宙では無重力の文化圏と地球の連帯を掻き立てる精神的効果があると考えます。
・日本の宇宙飛行士が1回でも多く宇宙に行く「座席」の確保を望みたいです。
日本宇宙少年団・わたらせ分団のペ−ジに関連リンク:帰還した「わたらせ分団旗」、応援色紙等のレポ−ト
■ 土井 隆雄 宇宙飛行士の宇宙体験の感想('98-1-21:宇宙開発委員会傍聴から)
土井宇宙飛行士の帰国報告とフライト記念品
スペ−スシャトルに搭乗し、船外活動など大活躍した('97-12)土井宇宙飛行士が、宇宙開発委員会で懇談し
た際の「宇宙体験の感想」から抜粋。
・ 人間は、誰でも宇宙空間に行ける時代が来ることを確信しました。
・ 世界中の人が宇宙から素晴らしい地球を見れば、地球を大切にする事、皆が仲良くすることになるでしょう。
・ 宇宙で周りを暗くして寝たとき、自分の体の存在感が無くなり、安らかな気持ち(心)でよく眠れました。
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Update 24 Aug 2009
■ 日本の宇宙開発について
Update 24 Aug 2009
■ わが国宇宙開発への意見・提言:
New 10 Jun 2006
★ 「宙の会(代表幹事・五代富文氏、中野不二男氏)」:Web上のバーチャル宇宙政策シンクタンクに参画
Update 24 Aug 2009
<投稿ペーパ リスト>
− 宇宙開発
New 我が国の有人宇宙技術開発の意義、目標、戦略、シナリオ(090806)
「宇宙基本計画(案)」への意見提出(090603)
「裏から見た日本の宇宙開発」討論シリーズ:衛星現場OBから一声(080519)
− 衛星
「だいち」の軌道上運用2周年(080308)
「だいち」の開発評価と後継計画の考察(070118)
− ロケット
「H-U・UAロケットの開発効率の考察」(061226)
− 小型衛星論シリーズ
No6 新ロケットH-UBで学生衛星(副衛星)打ち上げを提唱(090217)
No.5 学生衛星コミュニティーを財政面で応援しよう!
No.4 小型衛星vs大型衛星の対峙構図 −ミッションに即した先端技術を利用して
No.3 日本版DMC計画もあった! −衛星による災害および環境監視
No.2 学生衛星の開発費についての提言 −小型衛星市場開拓の一側面
No.1 小型衛星市場開拓への方策
− 「宇宙ゴミをどうする」シンポジューム
「超小型衛星の宇宙デブリ対策雑感」(060609)
− 掲示板
「宙の会」参加のご挨拶(060523)
★ 宇宙開発の個人的な思い入れを別ペ−ジ:宇宙開発・提言に掲載します。
Update 28 May 2009
− パブリックコメント:内閣官房宇宙開発戦略本部「宇宙基本計画案に対する意見募集」に意見提出と結果(5→28 May 2009)
− パブリックコメント:文科省「宇宙開発に関わる長期的な計画への意見」に意見具申(25 Jan 2008)
− JAXAへの置き手紙 − 衛星開発力の回帰への道(9 Nov 2005)
− 我が国の有人宇宙技術開発の意義、目標、戦略、シナリオについて(7 Apr 2003)
− 科学雑誌・科学8月号に「宇宙を通して<技術する心>を子どもたちにどう伝えるか」寄稿(7/2001)
*宇宙技術者の手創りの宇宙開発の実践活動から*
− 「宇宙開発は謙虚に!大胆に!!」('00/2/13)
*2月8日付け、毎日新聞・朝刊4面”オピニオンワイド・みんなの広場に”掲載されました
− 宇宙放送局構想:宇宙から地球を見る('96年版)
− 21世紀・人類繁栄のための「宇宙情報通信ネットワ−クの構築('94年版)」
★ 宇宙開発や宇宙の利用について、皆さんの意見や要望を宇宙開発委員会に出しませんか。
新世紀での宇宙は私たちの社会生活や文化などとは不可分な関わりになるのではないでしょうか。
宇宙開発委員会では、いつでも皆さんからの声を歓迎しています。宇宙政策について、広報や教育へ
の在り方・反映等々何でも良いと思います。是非、皆の声を届けましょう。
● 宇宙開発委員会への意見・要望は、文部科学省宇宙開発委員会ホームページをご覧下さい。
Update 29 May 2008
■ 日本の宇宙開発の可能性と行方を追って
二十一世紀・日本の宇宙開発・利用は、2008年5月に成立しました「宇宙基本法」により、我が国宇宙開発利用体制の一元化整備がなされることになりましたが、2003年秋の宇宙航空研究開発機構(JAXA)発足の体制が見直されることになっています。 米欧他においても、それぞれ新宇宙政策構想が打ち出され、人類が宇宙を目指す意義や宇宙開発構想の議論に弾みがつくと期待され、これらの議論には広く国民の意見や応援が必要ですので、日本の独自性と国際協力とのバランスを視点に関連のトピックス等を追いかけ、紹介します。
New 29 May 2008
★ 我が国の宇宙開発を一元化する「宇宙基本法」が成立(21 May 2008)
2008年5月21日の参議院本会議で「宇宙基本法」が成立しました。 本法案成立により我が国の宇宙開発利用の戦略が一元化される体制整備が進むことになりますが、軍事利用や宇宙産業支援といった面がクローズアップされている事が気になりますが、真に国民にとって、人類にとって宇宙技術が貢献できる環境づくりや運用が期待されます。 「宇宙基本法」をめぐる情報や議論等は「宙の会」HPでご覧になれます。
New 23 May 2005
★ JAXA 事業概要 打ち上げ予定
Update 1 June 2005
★ JAXA 長期ビジョン・・・今後20年の宇宙開発を展望
独自の有人宇宙活動構想が示されましたが、日本ならではの産業技術(ロボットや通信他)を活用した国としての技術戦略を打ち出されることを期待します。
→ 宇宙開発・提言 :我が国の有人宇宙技術開発の意義、目標、戦略、シナリオについて(7 Apr 2003)
New 10 Apr 2005
★ 基本問題に関わるJAXA外部諮問委員会 最終報告書
New 24 Jan 2004
★ 「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」シンポジウム開催される(23 Jan 2004)
月は地球に棲む私達にとって極めて身近で、太古の時代からの親しみがあります。また、1969年アポロ11号での人類初の月面着陸で月面活動の可能性も立証され、当時の技術成果は広く私達の生活にも還元されました。
日本には、月探査計画として、ルナーA計画とセレーネ計画があります。今回のシンポジウムでは、国内外の月探査計画の最新状況(NASA、ESA、インド、中国)が紹介され、月の探査,月面活動が人類にもたらす新たな可能性や日本の役割など,月探査の意義と必要性について科学技術,経済,社会,文化等の様々な視点を交えて議論されました。
議論の要点は、順次紹介いたしますが、宇宙開発・研究に携わる人の根元である「好き」を「世に役立つ」、「感動を与える」に発展させるための努力をし、広く応援を得る事が必要。そのためには適切で元気の出る広報と報道が重要との意見が多く出されました。
Update 1 Oct 2003
■ 日本の宇宙航空開発史に新たな足跡:”宇宙航空開発機構(JAXA)”発足
この秋(平成15年10月1日)、宇宙関連3機関(宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所、宇宙開発事業団)が統合され、新機関として”独立行政法人宇宙航空開発機構(JAXA:Japan
Aerospace Exploration Agency)が発足しました。
新機関では、基礎研究から開発・利用に至るまで一貫した体制が整えられ、国際的にも欧米に匹敵し、我が国の宇宙航空開発の歴史に新たな足跡が示されることになります。
参考:主な業務の範囲・・・宇宙航空開発機構(JAXA)より
1.大学との共同その他の方法による宇宙科学に関する学術研究
2.宇宙科学技術及び航空科学技術に関する基礎研究並びに宇宙及び航空に関する基盤的研究開発
3.人工衛星及び人工衛星打上げ用ロケット(人工衛星等)の開発等
4.人工衛星等の打上げ、追跡及び運用等
5.成果普及
6.施設及び設備の供用
7.研究者及び技術者の養成、資質の向上
8.大学における教育への協力
Update 15 Aug 2002
★ ”今後の宇宙開発利用に関する取組みの基本について(概要)”(宇宙開発利用専門調査会)
総合科学技術会議・宇宙開発利用専門調査会が調査・検討していた、我が国宇宙産業の国際競争力の強化や宇宙の利用を通じて国民生活の質の向上に資する取り組みの基本をとりまとめました。それによると、今後10年程度を見通して、”メリハリの効いた重点化と宇宙利用の戦略的な拡大を図るとし、政府主導で確立した技術は民間に技術移転し利用されることを基本としています。宇宙開発利用の戦略の骨子は、1)人工衛星開発利用では、安全の確保/情報通信・測位/地球環境監視を重点分野とし、国際宇宙ステーション計画は民間活力により運用等経費の大幅な削減に努めとし、2)輸送システムは、H-UAロケットの民間移管等が盛り込まれています。
New
★ 宇宙開発利用の取り組みと日米合意との関係についてコメント( 30 Jul 2002)
我が国の宇宙開発利用に関する方針は、総合科学技術会議で一本化されはじめ、関連して文科省・宇宙3機関統合で、より重点化・効率化が推進され、成果の民間移管が行われることになる。
ここで、国としての政策的な検討においては、過去の特に米国との宇宙開発に関する交換公文合意や米国包括貿易法・スーパー301条人工衛星問題などの存在を念頭に置き、かつ米国にとって宇宙開発政策は自国の琴線である事を考慮した我が国の政策議論をしておかないと我が国のロケット・人工衛星等でありながら米国からの重要部品調達問題はじめ多くの足かせが掛けられることになる。
そのためには宇宙先進国仲間入り時代に結んだ交換公文(1969~80年に3件)/スーパー301条協定(1990年)などの破棄や宇宙開発利用を自主的にかつ優位に進めていくために必要な研究技術開発を、政策的なベンチマークの下に立案・実行することが肝要と考える
■ 日本の宇宙開発の意義 (’94 宇宙開発長期ビジョン−新世紀の宇宙時代の創造から−)
Update' 13 May 2003
● 日本の宇宙開発計画(2000/05/31版)は、文部科学省宇宙開発委員会ホームページをご覧下さい。
− 未知なる宇宙の探求で、人類の知的フロンティアの拡大、文化の創造
− 人類生存の確保と活動領域の拡大
− 先端的宇宙技術で、将来の新技術、新産業の創出
− 国際社会の安定と発展
− 人類社会の発展を支える次世代の人材養成
Update 25 Jul 2009
− 参考:宇宙開発史上の主な出来事 → 世界と日本の宇宙開発の歴史(JAXA-HPへリンク)
・1944 V2ロケット
・1945 A.Cクラ−ク(2008年3月18日没・90歳):世界衛星通信網を提唱
・1955 日本初のロケット発射実験:ペンシルロケット
・1957 人類初の人工天体(衛星):スプ−トニク-1
・1961 人類初の宇宙飛行:ガガ−リン
・1969 人類初の月面着陸:アポロ11号
・1970 日本初の人工衛星打上げ:おおすみ
・1975 宇宙開発事業団初の人工衛星打上げ:きく
・1981 スペ−スシャトル初飛行
・1984 レ−ガン大統領・宇宙ステ−ション計画を提言
・1985 日本初の惑星(ハレ−彗星)探査機打上げ:さきがけ/すいせい
・1986 スペースシャトル「チャレンジャー号」打上時の空中爆発事故
・1990 元TBS記者の秋山さんが日本人初の宇宙飛行
・1992 毛利さん・宇宙飛行
・1994 H-IIロケット初打上げ
・1998 宇宙ステ−ション建造開始
・1999-2000 H-U-8/M-V-4打上げ失敗
・2001 H-UA初打上げ成功(2002~2003:1-5号機連続成功)
・2003 スペースシャトル「コロンビア号」帰還時の空中分解事故
・2003 M-V-5/MUSES-C打上成功(我が国打上再開連続6機成功)
・2003 みどりU、H-UA-6、のぞみ(火星探査機)の事故
・2005 H-UA-7号機で、打ち上げ再開に成功(MTMTSAT-1R:ひまわり6号)
・2006 「だいち(2006.1)」、「きく8号(2006.12)」の大型衛星の軌道上運用開始
・2007 月周回衛星「かぐや(2007.9)」の月軌道での観測開始(世界初のHDTV他)
・2008 ISS日本実験棟「きぼう」建設開始&実験開始
・2009 「かぐや」月への制御落下でミッション終了、若田宇宙飛行士ISS長期滞在、「きぼう」建設終了、HTV/H-UB打ち上げ予定
■ 宇宙開発・利用の社会・文明への貢献
− 社会生活への貢献
・気象衛星「ひまわり」:天気予報精度の向上、天気予報会社の出現
・宇宙通信(CS、BS、GPSカ−ナビ):<何時でも、何処でも、誰とでも>
・地球環境観測・災害監視システム構築など
− 産業への貢献
・商用打上げロケット市場参入を目標
・人工衛星搭載機器の世界市場への供給
・宇宙環境利用による研究(新素材、医薬品、・・・)
− 人類の知識・英知の向上
・X線天文衛星、電波望遠鏡衛星「はるか」等の活躍
− 夢とチャレンジ精神を育む宇宙開発
・理科離れの是正、青少年・少女に夢
■ 日本の宇宙技術力強化の必要性
− 日本の生きる道は科学技術創造立国
− 宇宙開発は、21世紀の情報社会、産業活性化の推進力
・宇宙環境はマルチメディア社会の重要インフラストラクチャ
・産業競争力の強化
・新事業の創出
− 科学技術安全保障の確保
・借り物の技術は、産業の存続を危うくする
・ハイテク技術には、自力開発技術の蓄積が必要
− 宇宙開発を通して、世界に尊敬される国創りを
・独自技術による国際貢献
Update 25 Jul 2009
− 参考:世界の宇宙開発力等の比較
世界の宇宙開発:宇宙開発力の比較
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日本 |
米国 |
欧州/ESA |
・投入差 |
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−衛星初打上年 |
70:おおすみ |
58:エクスプローラ |
62:英・エアリアル |
−政府資金累計(~07) |
約6兆円 |
約135兆円(~04) |
約13兆円(~04) |
−政府予算('07) |
約2.5千億円 |
約1.7兆円(04) |
約7.5千億円(04) |
・技術力差 |
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−有人宇宙活動 |
宇宙経験者6人 |
宇宙経験者297名 |
宇宙経験者36人 |
−宇宙往還機 |
(研究?) |
スペースシャトル |
− |
−グローバスシステム |
− |
GPS/イリジウム |
− |
−衛星打上(~07) |
126機 |
1854機 |
271機 |
−商業衛星供給(~98) |
2機(CS) |
235機 |
64機 |
−ロケット能力:静止 |
4〜5トン |
4 〜8.7トン |
6.8〜10トン |
−売上規模('99) |
約$2.6B |
約$39.6B |
約$7.7B |
世界の宇宙開発:宇宙輸送機/衛星の比較(2008末現在)
宇宙輸送系の比較 衛星の打上げ実績
国名等 |
ロケット等 |
打上能力(静止:トン) |
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国名等 |
機数(前年比) |
日本 |
H-IIA |
4.2〜5.8 |
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ロシア/旧ソ |
3274(+26) |
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(M-V |
1.8(低軌道)) |
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米国 |
1880(+26) |
米国 |
アトラスX |
4〜8.7 |
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欧州/ESA |
289(+18) |
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シャトル |
24(低軌道) |
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日本 |
137(+11) |
欧州 |
アリアンX |
6.8〜10 |
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中国 |
117(+13) |
中国 |
長征2F/3A |
2.3/3.5 |
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その他 |
362(+23) |
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合計 |
6059(+117) |
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Update
参考:世界のロケットの失敗率の比較図
日本のロケット打上げ実績(JAXA-HPへリンク)
→2002年以前のNASDA人工衛星実績
→1994年以前のNASDA打上げ実績/ISAS衛星打上げ実績
New 24 Jan 2004
★ 米国の新宇宙政策概要(14 Jan 2004:ブッシュ大統領発表)
・3つのゴール
(1)ISSを2010年までに完成。ISSでは医学技術と探査技術の蓄積に焦点。今後のシャトルの主ミッションはISSの建造完了とし、2010年までにSTSを引退させる。
(2)宇宙探査船「Crew Exploration Vehicle(CEV)」の開発を開始する。2008年までに開発と試験を完了し、2014年までに有人飛行を行う。CEVは、シャトル引退後、ISSへ人員輸送にも使用する。
(3)早くて2015年、遅くとも2020年までに有人ミッションによる月への帰還を実現する。2008年までに無人月探査ミッションを行い、CEVにより長期月滞在ミッションを行い、その後に火星探査等に必要な長期滞在技術等を確立する。
・官民の専門家委員会を設置し、この構想の実施について助言を求め、4ヶ月以内に大統領に報告を行う。
Update 20 Dec 2003
■ 宇宙時代の教訓!
宇宙開発の教訓を学ぶ話題を取り上げます。・・・宇宙技術者の心得にリンク
New 20 Dec 2003
★ 「みどり-U、のぞみ、H-UA-6号機」の教訓・・・順次整理して掲載予定:
− 当面の発表情報は、JAXA-HPで参照できます:みどり-U、のぞみ、H-UA-6号機
− 我が国の宇宙開発において、2003年10月〜12月は連続して3つの大変衝撃的な事態が発生しました。
しかしながら、この事態を乗り越えてこそ、真の日本の宇宙開発技術や体制が整うものと信じ、経過を精査して、宇宙時代の教訓として纏めたいと思います。
Update 13 May 2003
★ 「STSコロンビア号の事故」の教訓に学ぶ
− 2003年2月1日、貴重な宇宙実験を終えて地球に帰還途中のSTS107コロンビア号に、空中分解事故が発生し、7人の宇宙飛行士が殉死しました。犠牲になられた宇宙飛行士を弔うためにも、人類の宇宙活動は諦めない事が肝要と思います。宇宙活動には、地上と比べられない高いリスクがあります。私はそれを”宇宙を侮ってはいけない”と表現して座右の銘の一つにしていますが、これから明らかにされる事故原因や対策を注意深く見守り、教訓として学びたいと考えます。特に有人宇宙活動は、有人でなければならないミッション(使命)を厳選することが重要ではないでしょうか。
− 事故・原因究明情報を伝えるサイトの一例:
・CAIB(コロンビア号事故調査委員会)-HP
・NASA HUMAN SPACEFLIGHT SHUTTLE
・NASDA-HP:「コロンビア号」事故調査報告
・朝日.com ニュース特集:シャトル空中分解
・CNN Science & Space
New 13 May 2003
− CAIB公聴会(4月21日)情報から、安全と人材育成に関する教訓の抜粋
・安全を保障することとは、全てについて詳細まで理解し、注意を払う事に尽きる
・安全の確保には、適切な手法を維持し、それの実行を強制する仕組みを維持することが重要
・物も人間も様々な兆候を示すので、些細なことにも耳を傾け、対策すること
・不具合には、その原因と共に、潜在的な影響を究明し、対処すること
・近年、エンジニアがハードウエア・エンジニアでは無くなり、ペーパー・エンジニア化してしてしまってる。
エンジニアは机上のコンピュータから離れて、現場の床上を歩くことが大切
・自ら手を汚して仕事をすること(hand on)が人(担当者)の基本
・機関担当者は、in-houseプロジェクトで経験(開発から製造)を一通り経験する事が大切
・賢明なマネージャーである為には、実際に作業で手を汚しながら向上しなければならない
・人材登用の心構え 、(1)短期的には理知的、行動的、本心でプロジェクトを気に掛けている人材の登用
(2)長期的には、技術面で挑戦的なプロジェクトで若い人材を引きつける
New 9 Aug 2002
★ 「高速再突入実験機DASHの分離失敗(Feb 2002)」の教訓
− 文科省・宇宙開発委員会において、宇宙科学研究所(ISAS)からDASH分離失敗の原因究明(20 Feb)と、関連した「衛星研究開発タスクフォースによる勧告(31
Jul)」が報告されました。その要旨は、
・分離失敗は”DASH内ケーブルの誤配線による分離信号の未伝達”で、不具合原因は”製造図面の誤り”と特定
・不具合の事前発見が出来なかったのは”ピギーバックであったためロケットとの接点を少なくするとの判断の下での試験によったため”とされた
・タスクフォースは再発防止として”信頼性管理主任者設置や不具合D/B化、専門家活用、FMEA、end to end試験実施等”を勧告した
− 今後、勧告が確実に実行され、我が国宇宙開発利用の信頼性向上に水平展開される事を望むところですが、
・”ピギーバック衛星、されど衛星”、”インターフェイスはクリーン/クリヤーで検証は確実にやる”をモットーに
・3機関統合を見据えて、NASDA等に蓄積されている不具合D/Bや信頼性手法(FMEA、FTA、設計過誤防止、ICS/ICD/製造図面等の整備(コンフィギュレーション管理)・検証ほか)を積極的に吸収・活用
その上で、科学衛星の研究開発方式の利点を、一層醸し出すことを期待します。
New!00/05/20
★ 「文部科学省宇宙開発委員会特別会合報告-失敗の再発防止のための改革方策-」(2000/05/18)
− 昨年11月のH-II-8ロケットの打上げ失敗を受け、失敗再発防止のための方策が検討されてきましたが、信頼性の高い宇宙開発体制構築のための改革方策が提言されました。
− 報告書の全文は下記URLで閲覧できます。
http://www.sta.go.jp/shimon/SAC/report/tokubetu.pdf
New!'00/04/01
★ 「世界の宇宙開発から教訓を学ぶ」・・・宇宙技術者の心得にリンク
− この1年の宇宙開発の成果は、”毛利宇宙飛行士らの世界の地図作り”、”熱帯降雨レーダ観測”や”「おりひめ/ひこぼし」の無人ドッキング”等の実用・新技術の開発が着実に行われました。
− しかし残念なことに、日本のH-II/M-Vロケットが相次いで打上げに失敗(約450億円の損失)、原因究明と今後の対策(日本の宇宙開発の在り方も含めた)が急務になっています。
− 一方、世界の宇宙開発を見ても、この数年間に、
・1997 欧州:アリアン501号機の打上げ直後の失敗(約8000億円の開発プロジェクト)
・98-9 米国:タイタン4/デルタ3の連続5機の打上げ失敗(約3000億円の損失)
・1999 米国:火星探査機2機が相次いで火星到着に失敗(約400億円の損失)
・1999 米国:スペースシャトルの整備不良
等、多難が続いていますが、最近それぞれの事故分析が公表されました。これらには宇宙開発共通の教訓や要因が多くあり、日本の宇宙開発にも当てはまる内容が浮き彫りされていますので概略を紹介します。これらを謙虚に理解・吸収し、将来に向けた対策・実行を望みたいものです。
− 教訓
・宇宙開発は、「失敗から学んで先に進む」ことに国(米国他)、地域(EU)の強い意欲がある
・宇宙開発は、「1ストライクでバッターアウト・・・1発勝負」で、危機管理の上に成り立つ
・宇宙に対する侮りと慢心は禁物
・経験豊かな指導者による管理や指導は必須
・指導者や要員の継続的な教育と訓練
・人材や資金等の資源削減の限界を認識
・危機管理を前提にした計画管理体制の堅持
・宇宙機システムからの多くのデータの収集
・過度の市場競争(効率化を急ぐ)は技術面の質の低下を招く
− 要因
・事故/失敗の多くは人的要因
・不十分な事前試験や準備不十分での打上げ
・ソフトウエアの誤りや検証不足
・作業不良や見落とし
・関係者/作業者等相互のコミュニケーション不足
・資材調達や品質管理の不備
■ 日本の宇宙開発の足跡を記録した書籍類
− 斎藤 成文、1992:日本宇宙開発物語 三田出版会
− 河島 信樹、1996:トラブルシュ−ティング−ロケット実験主任の手帳から テクノライフ選書 オ−ム社
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SSCnote.:Shirako Space Consulting note.の略
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