第二章 西表島より
二日目。
竹盛旅館を出て、南風見田(はいみだ)キャンプ場へ!初のキャンプ生活スタート!テントを組み立て、速攻で海へ!マジでキレイ。ヤドカリやらカニもめっちゃいるし、ハッシーはニモもポニョも見たと言っていた。
その間、もちろん頭皮は焼かれている。
その後は川で釣りを嗜む。餌は天然記念物のヤドカリ。
では餌付け方法を説明しよう。
1、足をバタつかせるヤドカリさんを押さえ込み、石で貝を破壊する。
2、ナメクジとザリガニを足して2で割ったような貝なしヤドカリさんのお腹めがけて針を差し込む。 以上
大都会横浜育ちの僕らにはハードルが高すぎた。フジッコは「ごめん〜、許して〜」と言いながら何度も貝を叩いていたが、なかなか貝は割れなかった。笠原なんてじいちゃんと江ノ島によく釣りに行くんだって自慢していたのに、ひどいもんだった。結局、この日の収穫は一匹。ハッシーはもしかしたら、えせ野生児じゃないのかもって思った瞬間だった。
体ヘトヘト、腹ぺこぺこ、さぁ夜飯食って寝るで!・・・甘い甘い。キャンプ生活は厳しい。後で考えてみれば、夜飯作りがこの日のメインだったような気がする。メニューはカレー。しかしこの日は、ポナチョ専属シェフ橋本が魚をさばいていた為、金魚のフン三人が作ることとなった。
そしてこの日、西表島の東の海上に熱帯低気圧が発生する。しかし、僕らはそんなことなど露知らず、刈ったばかりの焼けた頭皮を、ボリボリと掻いているのだった。