SCENE 18


GM:さて,そこでちょっと観覧車組に話を戻す。観覧車はそろそろ下につきそうだねえ。
咲耶榎:……私,まだ訊きたいことはあるんですけどねえ。
GM/千葉:「例えば?」
咲耶榎:兄にあの情報を流した理由とか。
GM/千葉:「あなたがたへの好意,と言っても信じていただけないでしょうね」
咲耶榎:ええ。他の理由を聞かせてください。
GM/千葉:「理由ねえ……あなたがたとファルスハーツの噛み合わせが見たかった,というところです」
咲耶榎:悪趣味だなあ。
GM/千葉:「(にっこり)ほら,さっそく面白い噛み合わせが起きそうですよ」と言って彼が指し示す先は……。
咲耶榎:あー,もう言わなくてもわかりますから(嘆息)。
GM/千葉:「(にこにこ)で,どうします? ここでお別れした方がいいかな? それともまだデートを続けます?」
咲耶榎:自分から誘っておいてそういう言いかたってどうなんでしょう。
GM/千葉:「これは失礼。でも咲耶榎さん,お仲間が心配でしょ?」
咲耶榎:(ため息)心配かどうかはともかく,私も行かなきゃならないでしょうね。わかりました。ここまでにしましょう。
GM/千葉:「咲耶榎さん。……あなたは,私とは来てくださいませんよね」
咲耶榎:…………。
GM/千葉:「……冗談ですよ。そんな深刻な顔しないでください」
咲耶榎:よくそういう冗談を簡単に言えますね。
GM/千葉:「いえ。……私は私なりに迷ってたんですけどね。あなたと話してるうちに,ふっきれたような気がします」
咲耶榎:……何かすごく意外なセリフを耳にしたような気もしますが……。
GM/千葉:「何とでも言ってください。とにかく,私は決めたんですよ」
咲耶榎:何を?
GM:千葉は答えずにこりと笑う。でもって,その輪郭が崩れ,赤い液体となってぱしゃんと崩れ去る。
咲耶榎:…………。うわぉ。
真:血の従者か。
紫音:(のんびりと)今日はブラム=ストーカーか。
咲耶榎:…………。
紫音:そこで後ろから声かけます。おう,妹よ。ふられたか?(笑)
咲耶榎:……悪い冗談ですね,おにーさま。
紫音:それはともかく,行くぞ。
咲耶榎:松山さんたちですか?
紫音:そうらしいね。
キルスティン:(いきなり)ところで千葉は結局どこへ行ったー!
真:それは見当がつくが。
咲耶榎:決めちゃったんですか。私としてはそれはちょっと……という感じなのですが。
キルスティン:何かよくわかんないんだけど,そーゆーことじゃなくて! 何でアイツ,人を誘っといてとっとと帰るわけ!?
一同:…………。さあ。
GM:はい,そーゆーわけでシーン変えまーす。
キルスティン:…………(←恨みがましい目)。

 

SCENE 19


GM:よーし! シリアスシーンは終わった! ギャグをやるぞ!
一同:ええ!?(笑)
GM:では大谷のシーン〜♪
真:俺のシーン,ギャグですかい。
GM:大谷と久島で,他に何をやれと。
真:まるで俺にはラブがないような言い方じゃないか!
GM:え? 久島とラブがしたいと?
咲耶榎:なるほど!
紫音:2人で「Hな雰囲気」にれっつごー!(笑)
真:……なあ! なあおい! なんで男にもっていこうとするんだ!
GM:他にどこへもっていけばいいとゆーのだ。
真:磨亜矢さんとかキルスティンとかいう選択肢はないのか!?
GM:だって,この2人からすればアウト・オブ・眼中じゃないの?
キルスティン:うん,全然。
一同:(爆笑)
キルスティン:あたしは楽しく真でうっぷんばらしができればそれでいいから。
真:ひでえ! ひどすぎる!
キルスティン:(聞いてない)この重苦しい心を何とか,何とか明るくするために!
真:聞けよおい!
GM:なんつーかキルスの心のどこがどう重苦しいのとかツッコミをいれたくなるが。結局どうすんのよ? まだ仕掛けないの?
真:あの兄妹が来るまで待ちたいんですが。
GM:あん? じゃあ2人は到着したことにしていいよ。かなーり時間帯がおかしいような気もするが。
咲耶榎:きっとお化け屋敷がすんごく広かったんですよ(笑)。
紫音:もしくは観覧車が30秒くらいで一回転したんだ(笑)。
GM:んなわけあるかいっ。
真:……とにかく,2人には前から来てもらって,挟み撃ちにする。で……(大声で)あっ,あんなところにすっげえ美人が!
GM/久島:「え!? どこどこ!? どこだ!?」(笑)
紫音:相変わらず非常にわかりやすい反応をありがとう(笑)。
GM:するとレインコートの女の子が,「真ちゃんヒドイ! 『運命の女性はキミだけだ』って言ったじゃない!」
一同:(爆笑)
紫音:(大谷に)なんつーか,おまえの話に聞いてた通りのヤツだな。
真:…………。とりあえず,ワーディングかけます。(低い声で)おい,おまえら。
GM/真二:(遠い目で空を見上げる)「確かにそう言ったな。しかし俺はまだ,真実の愛を探しあぐねている……」
真:おい,そこのファルスハーツ。聞けよ。
GM/女の子:(←聞いてない)「どうしてよ! あたしじゃダメなの? 真ちゃんの浮気者ぉ!」
真:聞けっつってんだろ。
GM:ちなみにワーディングかけてるんで光と明日香がこっちに気づきました。「あれえ,久島くんだ! ねえコウくん,久島くんがいるよ! なんでこんなとこにいるのかなあ?」「さあ……俺に訊かれてもなあ」(笑)
真:だああ! どいつもこいつもボケてんじゃねえええ!
GM/光:「てゆーか大谷,何で久島がここにいるの?」
真:だから! おまえらを狙ってんだよ!(怒)
GM:すると久島が愕然と振りかえる。「何でそれがわかった,真ちゃんその1!」
真:うるせえ。てめーに真ちゃん呼ばわりされる覚えはねえよ。
紫音:あー,ちなみに松山よ。そこの黄色い服を着たお嬢ちゃんもファルスハーツだから,とっとと明日香連れて逃げた方がいいぞー。
GM/女の子:「ちょっとそこのナンパ男! なんでそれを知ってるのよ!」
紫音:知ってるも何も,おまえさん有名人だぞ。うちのブラックリストに載ってるぞ。
GM/女の子:「えっヤダ! あたしってば,ひょっとして重要人物!?」
紫音:(投げやりに)ああ,はいはい。重要重要。囮だって重要だもんね。
GM:「そういうことならあたしがんばっちゃうもんね!」と言って彼女は黄色いコートをばっと脱ぎ捨てる! その下には!
キルスティン:その下には?
GM:ナース服。 
一同:たいがいにせんかおまえら!(怒号&爆笑)

 ちなみに“カプリース”こと澤之井泉水ちゃんにモデルは……いる。
 本当はでっかい注射器を持って暴れさせるつもりだったが,さすがにそれは断念したという……(ヒントはWOWOWの深夜枠でやってた某アニメね)。

キルスティン:あー! もぉイヤこの人たちー!
紫音:それは何!? 問答無用でライフル構えてどぉん!とか撃っていいわけ!?(怒)
GM/女の子:「きゃあ! いきなり何すんのよ!」
紫音:何すんのじゃねえ。おまえふざけてるだろ。
GM/女の子:「そんなことないもん! あたしは愛のために戦う白衣の天使様なんだもんねー!」
紫音:ああそうかよ! よかったな!
咲耶榎:……何と言いますか。「面白い」と言った千葉さんの言葉を今にして理解した私です。
GM/女の子:「(だから聞いてないって)だってえ,真ちゃん今病気だしー。だからあたし病院から付き添いなんだよ」
真:こいつは元からビョーキだよ。
GM/真二:「何を言う真ちゃんその1。俺は病気じゃないぞ。怪我だぞ」と言う真二は確かに松葉杖を持って片足立ちしてる。
キルスティン:そうなの?
GM:言い忘れたけどね。だから寝巻きなのだ。……ま,そう言いつつ,包帯巻いてる方の足で立ってたりするんだけどね。
咲耶榎:あははははは!
紫音:やっぱりビョーキじゃねーかよっ。
キルスティン:あのー,それでね? 結局あんたら光と明日香に何の用なの?
GM/泉水:「そりゃもちろん,えーと何だっけ? ふぃー何とかの実験体にすんのよ!」
真:おまえ,イミわかって言っとるか?
GM/泉水:「うるさいなぁ。とにかくあたしたちの薔薇色の未来のために,大人しくつかまってもらうわよ! 邪魔するならあんたたちも道連れなんだからね!」
一同:はいはい。わかったわかった。
GM:すっかりやる気を無くしているようだが皆の衆。……いいんだろうか最終戦闘がこんなんで。やっぱ千葉にしとけばよかったかなあ。
一同:千葉にしとけよ!(笑)
キルスティン:だいたいあたしはいつ千葉に会えるわけ? そっちから呼んどきながら!
咲耶榎:それは私も同感なんですけどねえ。まだ話もちゃんと終わってないのに。
キルスティン:それで思い出したけど,咲耶榎,結局千葉とはどうなったの?
咲耶榎:さあ。ふられちゃったみたいですね。
真:……ふられちゃったっつーか,おまえから気があったのかって方が問題なんだが。
紫音:お兄ちゃんは許さんぞー(笑)。
GM:それはいいんだが。いやよくないんだが(笑),「こらぁ! あたしたちを無視すんなあ!」という声があがるぞ。戦闘しないの?
真:おう。さっさとカタつけちまおう。
GM/真二:「強気だな真ちゃんその1!」
真:……黙れ。この際だから,当分出られない病院に送り返してやる。
GM:あ,なんか大谷がコワイ……。
咲耶榎:彼の久島への愛はどこへ行ったんでしょう。
真:だから最初から愛じゃないっつーに!

 で,久島への友情はどこへ行ったの大谷?

真:この状況で友情維持できたら,俺ただのバカですよ!?

 ……ごもっとも。
 さて,シーンは変わって戦闘へ。

 

SCENE 20


GM:では泉水ちゃんがイニシアティブ17。久島は15。
紫音:今回は《戦局判断》は使いませんので,14です。
咲耶榎:セットアップに《光の衣》使いまーす。
キルスティン:あっ,私も。
GM:まーたそういうセコイ手を覚えやがってからに。
紫音:《支援射撃》を咲耶榎と大谷とキルスにかけます。
GM:終わった? じゃあ《天性のひらめき》《声無き声》。それと《気まぐれな恩寵》という特殊技。
真:何それ。また“フィーヴァー・ドリーム”技ですか?
GM:いえーす。一応最終戦だからな。
紫音:てことは,何? “カプリース”って本当に重要人物だったの?(笑)
GM:実力と本人の性格って,また別の問題だからなあ(笑)。それはそうと対象は……咲耶榎とキルスは隠れてるんだよな。じゃあ紫音と大谷,それに久島。
真:久島? なんで久島がはいるの?
GM:うん,それはちょっと待ってね。(ころころのころころ)うぁ,また回りまくった。47……を〈意志〉で抵抗。
紫音:また〈意志〉か。(ころころ)失敗。
真:だからソラリスは嫌いなんですよ。(ころころ)こっちも失敗です。
GM:ちなみに久島は抵抗せず。では《気まぐれな恩寵》の効果を説明します。このラウンド,紫音と大谷はクリティカル値が2上がります。
紫音&真:はいぃ?
GM:でもって久島のクリティカル値は1下がります。
紫音:これって,クリティカル値を下げるエフェクト使うとどうなんの?
GM:ややこしいんだけど,効果が「このラウンドの間じゅう」続くので,クリティカル値を下げた後にまたクリティカル値アップの効果が適用されることになる。だからエフェクト使って8にしたら10になるわけ。
紫音:じゃあクリティカル値下げてもイミないと?
GM:んにゃ,10まで下げた方がいい。クリティカル値12のままだと,0出してもクリティカルにならない。
真:……ひょっとして,久島は《ブレインコントロール》こみでクリティカル値6になるわけ?
GM:なる(笑)。ルール違反は最初から承知よ。“フィーヴァー・ドリーム”技はずっこいのだ。
真:鬼! 悪魔!
GM:でも泉水は完璧サポート系で,攻撃力は皆無なんだけどね。次は15で久島。マイナーアクションで《氷剣》,あとはそっちにエンゲージして終わり。これで泉水と久島は別エンゲージになりました。
キルスティン:(キャラシートとにらめっこしている)ねえ,下限値23って出ると思う?
真:出る出る。
キルスティン:ホントに? では《全知の欠片》《マシラのごとく》《主の右腕》《吠え猛る爪》《さらなる波》《ガラスの剣》で。
GM:こっちは《支援射撃》で防御に1個のペナルティ,と……あと《ガラスの剣》もあるか。《炎神の怒り》《ブレイン・コントロール》《陽炎》で避けます。
咲耶榎:あと《光の衣》を使っているので,不意打ち扱いになってクリティカル値が1上がりますよ。
GM:でもクリティカル値7だもんねー。余裕余裕。
真:うー,やっぱずっこい……。
キルスティン:あら? ……1個も回らないのだけど?
一同:(笑)
GM:クリティカル値がどうこう以前の問題だな。それ,下限値以下だろ。
キルスティン:うん(泣)。
真:えーとマイナーアクションで《赫の鎧》。自分をいったん殺してリザレクト。で待機行動(←おい)。
GM:あっ,そう言えば久島キルスティンも咲耶榎も殴れない!
キルスティン:何で?
GM:フェミニストだから(笑)。
キルスティン:嘘ぉ。そこまでするの?
紫音:マジだ(笑)。
キルスティン:キアイ入ってんなぁ……。
咲耶榎:それはともかく,《完全獣化》《一角鬼》を発動です。またお気に入りの服を破いてしまいました……。
キルスティン:勝負服なのに。
紫音:ゆーはしょーっく!ってカンジ?

 その胸には北斗七星が……って何でやねん。

 さてセカンドアクション。
 咲耶榎は《光速の剣》《鏡の館》。相変わらずのやらしーコンボ。
 大谷が従者をつくってターンエンド。
 そういや久島にセカンドアクションさせるの忘れてた……。

 2ターン目。
 セットアップに紫音が《戦局判断》。これでイニシアティブが18になり,泉水&久島組より速くなった……と思いきや,泉水も《戦局判断》を使ったりする。PCたちからいっせいにブーイング。
 そんなこと言ったってなあ。《気まぐれな恩寵》って相手より速くないと意味ないし。いいじゃんか,《戦術》のボーナスなくなるんだし(笑)。
 咲耶榎とキルスティンはまた《光の衣》……を使おうとして大谷に止められる。

真:あのですねー,2人とも消えちゃうと久島がこっちにエンゲージしてくるんですよ(←紫音と大谷が後列です)。
咲耶榎:それは私らを前線にやって,男2人で後ろから,とか言いません?
GM/久島:「女性を楯にするとは卑怯なり! それでも男か,真ちゃんその1」
真:(冷たく)知るかボケ。
紫音:咲耶榎とキルスが接近戦専門なのが悪いんだよな(笑)。
咲耶榎:別に射撃もできなかないですけど,接近戦の方が強いので。ちなみに私は開始時に「黄昏の一撃」(トワイライト・バブル)を宣言しておきます。
GM:……何,それ?
咲耶榎:だから,《フルパワーアタック》《主の右腕》《全知の欠片》《ピンポイント・レーザー》《ガラスの剣》《主の恩恵》《獣の力》《銘なき刃》……。
GM:いい! もう言うな! そんなの後でコピー&ペーストしてやる!(泣)

 で,今回執筆時に5話からコピー&ペーストしている。
 てゆーか,こんなのいちいちテープ起こししてられるか……(怒)。
 ちなみに《気まぐれな恩寵》の対象は同じく紫音,大谷,久島。

真:(ころころ)あっ,やった! 今度は抵抗しました!
紫音:やった! こっちも超えた!
GM:(冷たい声)ちなみに久島は問答無用でクリティカル値が下がるので,よろしく。
真&紫音:なにー!
GM:だって久島は抵抗しないし。
真&紫音:卑怯だー!
GM:いや,だからそんなに強くないってこの2人は。
咲耶榎:何をもって「強くない」とか言ってんです? 楓ちゃんとかと比べてません?
GM:んー,千葉と比べて。
一同:…………(怒)。
GM:えーと,それは冗談です。

 でもPCと比べても決して強くないぞこのコンビは。だって突っ込んでる経験値からいっても明らかじゃないか。しかも大谷と咲耶榎はずっこ……いや,テクニカルな真似ばっかりしてくるしさ(泣)。
 さて,紫音は《ブレイン・コントロール》《炎神の怒り》《氷の戒め》で久島の足止めを試みるも(+《炎の加護》),16個振って2個しか回らないというありさまで,あっさり久島に回避される。
 結局はダイス目の問題か(笑)。
 久島は行動遅らせ。

キルスティン:ところでさ……本当に久島って殺していいの?
GM:かなり今さらなこと言うなぁ(笑)。
キルスティン:だって大谷がさぁ……。
真:(あっさり)殺しましょう。
一同:…………。
キルスティン:……私は今,珍しくアンタに気を遣ったんだけどねえ。
真:だってジャーム化してるんですよ? 俺たちは,久島の人間としての尊厳を守らなきゃならない。
GM:(何故か首をかしげる)……久島の尊厳……久島の尊厳,ねえ……。
真:(声がいきなり気弱になる)……まあそんなものがあるかもしれなくて,それを守らなきゃいけないかもしれなくて……。
紫音:何故首をかしげるかな(笑)。
真:と,とにかく,あれは久島の姿をしたジャームなんです!
紫音:そのワリには久島っぽいよな。
真:久島菌は強力なんです!
咲耶榎:あなたドサクサにヒドイこと言ってますが?
GM:(頷く)大谷ってさあ,やっぱ久島に冷たくなったよね。
咲耶榎:(頷きあう)楓ちゃんという新しいパートナーができましたからね。仕方ありません。
キルスティン:ふーん,もう昔の男は要らないんだ。ふーん。
一同:(爆笑)
真:何で!? ねえ何ですぐそういう話にもっていくわけ!?
キルスティン:だって久島と楓でずいぶん態度が違うし。
真:だからそれは!
GM:(無視)ま,とりあえず戦闘を続けよう。キルス,薄情な大谷のお許しによれば,思いっきりやっていいらしいぞ。
真:…………。
キルスティン:(ころころのころころ)あれ? 14……。
GM:下限値以下。
一同:ダメじゃん。

 てゆーか,《マシラのごとく》やめたら?(笑)
 大谷は《伸縮腕》を使って泉水を殴るが……。

真:……ダメージ52!
GM:(淡々と)それでおちたな。
真:よし!
GM:リザレクト。
一同:えっ!?
GM:ジャーム化してるとは誰も言ってないぞ。(ころころ)10点回復だな。では久島がさっきから不発弾のキルスちゃんを狙おうか?
キルスティン:(悲鳴)フェミニストだとか言ってなかった!?
GM:今は泉水が指揮とってるからなあ(笑)。それはそうと,達成値は73。
キルスティン:ふにー!
紫音:素直にリザレクトしておけば?(笑)
キルスティン:おかしいなあ,今回ずいぶん大谷(正確には大谷プレイヤー)にカスタマイズしてもらったのに……。
真:……いや,とゆーかさっきから1とか2とかしか出してないことの方が問題なわけで……。
キルスティン:だってダイスがそう言ってるんだもんー!

 そればっかりはなあ。
 ご愁傷様。
 で,結局この戦闘,どうなったかというと,ターン最後に待ち構えていた咲耶榎ちゃんのフルパワーアタックによって久島が一撃死したのだった。
 正確には,久島はジャーム化したわけでもないので,リザレクトかかるんだけどね……。
 まあそれは後日。

GM:しかし後日があるのかなあ。結局久島ってどうなるの?
真:(冷たく)知りません。昏倒した後,殺すか実験動物にするか,それはUGNが決めることなんで。
GM:ひでえな……(笑)。
紫音:それはそうと,泉水ちゃんは降伏するの?
GM/泉水:「ばかー! 真ちゃんに何するのよー!」
真:……久島はとりあえずおいといて。降伏するのかしないのか,どっちなんだ?
GM/泉水:「うー……」
紫音:(携帯を取りだし)あ,局長? 久島と“カプリース”捕獲したから,車まわしてー。
GM/泉水:「うー」
紫音:いや,うー,じゃなくて……どこからか取り出した手錠を出して,かけてやろう。
GM:うーむ。泉水ちゃん気の毒だなあ……。
真:あれ,お気に入りキャラですか?
咲耶榎:やっぱりナースですから,ナース!
GM:松井にそういう趣味はありません。
紫音:でもロリコンだしな。
GM:…………(←今度は反論できないらしい)。いや,そういうことで「気の毒」って言ってんじゃないんだけど……まあいいや。それじゃとりあえず久島と泉水はUGNに引き渡すってことで。
真:俺,実験動物にされるくらいなら久島を殺しておこうと思ったんですが……。
GM:それは後でやってくれ。とりあえずシーンを変えたいので。
咲耶榎:あ,ちなみに私はこそこそと退場します。
GM:服着てないもんな(笑)。
咲耶榎:でもって歩ちゃんのところに向かいます。ですよね?
GM:…………。んー,まあね。