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GM:さて,そこでちょっと観覧車組に話を戻す。観覧車はそろそろ下につきそうだねえ。 
咲耶榎:……私,まだ訊きたいことはあるんですけどねえ。 
GM/千葉:「例えば?」 
咲耶榎:兄にあの情報を流した理由とか。 
GM/千葉:「あなたがたへの好意,と言っても信じていただけないでしょうね」 
咲耶榎:ええ。他の理由を聞かせてください。 
GM/千葉:「理由ねえ……あなたがたとファルスハーツの噛み合わせが見たかった,というところです」 
咲耶榎:悪趣味だなあ。 
GM/千葉:「(にっこり)ほら,さっそく面白い噛み合わせが起きそうですよ」と言って彼が指し示す先は……。 
咲耶榎:あー,もう言わなくてもわかりますから(嘆息)。 
GM/千葉:「(にこにこ)で,どうします? ここでお別れした方がいいかな? それともまだデートを続けます?」 
咲耶榎:自分から誘っておいてそういう言いかたってどうなんでしょう。 
GM/千葉:「これは失礼。でも咲耶榎さん,お仲間が心配でしょ?」 
咲耶榎:(ため息)心配かどうかはともかく,私も行かなきゃならないでしょうね。わかりました。ここまでにしましょう。 
GM/千葉:「咲耶榎さん。……あなたは,私とは来てくださいませんよね」 
咲耶榎:…………。 
GM/千葉:「……冗談ですよ。そんな深刻な顔しないでください」 
咲耶榎:よくそういう冗談を簡単に言えますね。 
GM/千葉:「いえ。……私は私なりに迷ってたんですけどね。あなたと話してるうちに,ふっきれたような気がします」 
咲耶榎:……何かすごく意外なセリフを耳にしたような気もしますが……。 
GM/千葉:「何とでも言ってください。とにかく,私は決めたんですよ」 
咲耶榎:何を? 
GM:千葉は答えずにこりと笑う。でもって,その輪郭が崩れ,赤い液体となってぱしゃんと崩れ去る。 
咲耶榎:…………。うわぉ。 
真:血の従者か。 
紫音:(のんびりと)今日はブラム=ストーカーか。 
咲耶榎:…………。 
紫音:そこで後ろから声かけます。おう,妹よ。ふられたか?(笑) 
咲耶榎:……悪い冗談ですね,おにーさま。 
紫音:それはともかく,行くぞ。 
咲耶榎:松山さんたちですか? 
紫音:そうらしいね。 
キルスティン:(いきなり)ところで千葉は結局どこへ行ったー! 
真:それは見当がつくが。 
咲耶榎:決めちゃったんですか。私としてはそれはちょっと……という感じなのですが。 
キルスティン:何かよくわかんないんだけど,そーゆーことじゃなくて! 何でアイツ,人を誘っといてとっとと帰るわけ!? 
一同:…………。さあ。 
GM:はい,そーゆーわけでシーン変えまーす。 
キルスティン:…………(←恨みがましい目)。  |