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GM:ではシーンはまわりまわって,キルスティンだ。 
キルスティン:はー,長かったー。 
GM:おかげで話は随分進んだぞ。 
キルスティン:おかげでって何さ。 
GM:あんたがいると話が進まないんだよ!(笑) 
真:ちっとも建設的に動かないから(笑)。 
キルスティン:動いてるよ。授業中は楓をちゃんと観察してるよ。 
真:観察ちゃう! 監視! 
キルスティン:いいじゃん別に。それで,やっぱり千葉先生に似てるな,とか気付いていいの? 
紫音:俺の45に勝つ自信はあるか!(笑) 
GM:いや,あれは久遠紫音が楓本人に会ったことないから目標値を高くしたんだけど……。 
キルスティン:じゃあ〈知覚〉でいいの? (ころころ)19だと? 
GM:うん,じゃあやっぱ似てるよ。肉親なんじゃないの? 
キルスティン:やっぱり。 
GM:しかし,だからといってどうする気だ? 
キルスティン:ん? 
GM:いや,あんたも「ん?」じゃなくて。肉親だとわかったから,だから何さ。 
キルスティン:……どうしよう。 
GM:考えてから判定せんか! 
キルスティン:とりあえず,昼休みにしていい? 
GM:いいけど。 
キルスティン:では,また楓を引っ張って大谷を探します。 
真:だから! いちいち手をつないで来るな! 
キルスティン:まあまあ。いいじゃない。ちょっと屋上行こうよ。 
真:あん? 何でまた。 
キルスティン:うん。実は楓のお守をかわってもらおうかと思って。 
真:お守って,おまえな。 
鷹村:本人の前で言うか?(笑) 
GM:楓はさすがに「あの,お守って……」とか言ってるよ(笑)。 
真:ああ,ああ,こいつの言うことは気にすんな。 
GM/楓:「でも,やっぱり僕がご迷惑をおかけしているんじゃ」 
真:そんなのはな,お互い様なんだ。後でおまえが俺らを助けてくれりゃいいさ。 
GM/楓:「? はあ」 
真:(キルスティンに)それで? 
キルスティン:うん……あのさ,あたし,昨日ママに聞いたことが気になんのよ。 
真:楓の母親とアンナさんが知り合いだってことか? 
キルスティン:何となくだけどね。楓と千葉先生って似てる気がしない? 
真:それは俺もそう思う。だけど,それがどうかしたのか? 
キルスティン:よくわかんない。でも,何だかママが余計なことに巻き込まれそうな気がすんのよ。 
真:……あのなキルス。ひょっとしたら,アンナさんは俺らが思ってるよりずっと深く,この事件に関わってるのかもな。 
キルスティン:……どういう意味? 
真:13年前,千葉桂子と神楽は,“スリーパー”というオーヴァードをアメリカから亡命させてる。そいつが,もしかしたらアンナさんの弟かもしれん。 
キルスティン:何よそれ。どういうこと? 
真:いや,俺らにもはっきりしたことは何もわからない。そもそも,アンナさんはスウェーデン人だったな。俺の考え過ぎかもしれないし……。 
キルスティン:……ママは,アメリカ人よ。 
真:何? 
キルスティン:北欧系だけど……生まれはアメリカだったはずなの。 
真:……アタリか,マジで……。 
キルスティン:真,どうしよう。何だか,すごく嫌な予感がするの。あたし,もし,ママまでいなくなったら……。 
真:考えすぎだ。 
キルスティン:でも……。 
真:今,そんなこと考えても仕方ないだろう。とにかく,おまえの言う通り,アンナさんにもっと詳しく事情を聞いてみよう。 
キルスティン:…………。 
GM:……ところで,キルスはアンナさんに対するロイスは何でとってる? ネガティブの方。 
キルスティン:えーと,「悔悟」だけど? 
GM:それはつまり,自分がお父さんを殺して,お母さんを苦しめてしまったことに対する悔悟だよね。 
キルスティン:うん,そんな感じ。 
GM:そっかあ(にやり)。 
キルスティン:……何かな,その笑いは。 
GM:うん,そういうわけでね,衝動判定いってみようか?(笑) 
キルスティン:何ー!? 
GM:ちなみに特殊な衝動なんで,目標値クローズね♪ 
キルスティン:えー,あー,12ですけど。 
GM:ああ,そんなんじゃ全然ダメだな。 
キルスティン:ええ!? 
GM:だから特殊な衝動なんだってば。では,いつかアンナさんをも傷つけてしまうのではないかという不安は静まることはない。むしろ,どんどん大きくなっていく。彼女を救うために,何かしなければと心は焦るが,どうしたらいいか何も思いつかない……このままでは危ない,とあなたは思う。 
キルスティン:…………。 
GM:アブナイ,アブナイ,アブナイ……しだいに何も考えられなくなっていく……とにかく,アンナさんのところへ行かなければ,と思う。でも,そのためには……。 
キルスティン:目の前のコイツらが,邪魔だ? 
GM:その通りぃ〜♪ 
一同:(笑) 
真:おい,こら! 
GM:そういうわけで,大谷を攻撃してちょうだい。 
キルスティン:やっぱ全力? 
紫音:当然でしょう(笑)。 
真:ああ,ああ,もう好きにしてください。どうせキルスの攻撃じゃ俺は殺せませんから。 
キルスティン:ほほう。では《ガラスの剣》《主の右腕》《全知の欠片》《マシラのごとく》で。 
一同:《マシラ》まで使うか!(笑) 
キルスティン:あのさあ。《獅子奮迅》使って楓まきこんだらやっぱヤバイ? 
GM:いいけど,そこまでして楓に恨みを晴らしたいかね?(笑) 
キルスティン:んー? いや,私の衝動は「殺戮」なので,目の前のもの全てを殺したいと……。 
GM:はいはい,好きにしてください。いいよ,どうせ楓なら避けるから。 
キルスティン:エフェクト使えるの!? 
GM:使えないとは誰も言ってないよ(笑)。 
紫音:はーい,このへんで登場していい? 
村瀬:ああ,ここの屋上は久しぶりだなあ(笑)。 
真:おまえら,何しに来る。 
紫音:何となく,楽しそうだから。 
村瀬:それでドアを開けたとたんにどっかーん!とかやってるんだろう。 
GM:(キルスティンが計算に手間取っているのを見て)とりあえず楓は先に避けるぞ……うむ。54とかいっておこう。これはだせないっしょ? 
真:だからよく使う組み合わせは事前にメモしとけと言っとるだろが……(ころころ)こっちは低いな。早くそっちの達成値ちょうだい。 
キルスティン:(やっと侵蝕値と下限値の計算を終えて,ころころ)あれ。これはマジで低いな。一番大きいダイスが7だから,ええと……。 
紫音:それ,下限値以下じゃないの? 
キルスティン:……ホントだ。 
一同:(爆笑) 
真:それは下限値が高すぎるんだよ……。 
GM:何て虚しい暴走なんだ。 
キルスティン:じゃあ,わああああああ!と叫んで殴りかかったけど,スカった。 
紫音:マジで虚しいな(笑)。 
真:この馬鹿が,と言って頭ぶん殴ってやりましょう。 
キルスティン:ひどい! 
GM:はいはい。そんなところで,後から登場した人たちと大谷。君らは,キルスと楓の体が一瞬閃光を放つのを見た。 
キルスティン:え? 楓もなの? 
GM:えーと,〈知覚〉チェックをしてみてくり。20以上出た人は? 
村瀬:では《炎神の怒り》《ブレイン・コントロール》を……。 
真:んなとこでエフェクト使うな! だいたい,おまえHP回復技持ってないだろ。《炎神の怒り》使ったらHPがびすびす減ってくじゃねーか。 
村瀬:俺は仲間を信用してるから。 
真:…………。とにかく,やめとけ。俺が31だしてるから。 
紫音:あ,そう。じゃあ俺もエフェクト使うのやーめた。 
GM:えー,じゃあ大谷ね(笑)。一瞬のことで,しかもシルエットだけだからよくわかんないけど,楓のからだが膨らんでキルスを呑みこんだように見えた。 
真:へ? 
GM:でもってね。気がつくと,そこに2人が倒れているんだが,楓は何故かジーンズにTシャツ姿。 
一同:あら? 
村瀬:さっきまで制服着てたんだよね? 
鷹村:ひょっとして,戻った? 
真:俺もそんな気がする……。 
GM:で,2人とも気絶してるみたいなんだけど,どっちを起こす? 
紫音:何となく,楓はコワイ(笑)。 
村瀬:キルスちゃんを先に起こそう。 
GM:だそうだ。キルス,起きていいよ。 
キルスティン:う,うーん……。今のはいったい……。 
GM:あ,それでねえ。キミ,記憶がないんだわ(笑)。 
村瀬:あら。 
紫音:まあ。 
キルスティン:……なあんですとお!? 
GM:(無視)で,例によって覚えているのは,優しげな金髪の少女だけ……あ,いや。キルスなんだよな。では,あなたは彼女が自分の姉で,アナベルという名前なのを思い出した。 
キルスティン:それって,要するにママなんじゃないの? 
GM:それはプレイヤーの知識だな。あくまでもあなたは記憶喪失(笑)。 
キルスティン:はう。 
村瀬:……えーと,そしたら一応楓も起こしてみるかな? 
紫音:ぺちぺち。びしびし。 
GM/楓:「…………」 
村瀬:楓ちゃーん。生きてるかい? 
GM:楓は瞬きしたあとがばっと起き上がって,「……なんだ貴様は!?」 
一同:(爆笑) 
真:やっぱり戻ってるし! 
キルスティン:てゆーか何? これって,ババが移ったって言わない!? 
GM:そうだよ(笑)。 
真:(ため息)あー……新条。正気に返ったか? 
GM/楓:「……大谷? 何故貴様がここに……そもそも,ここはどこだ?」 
真:あー,やっぱり記憶を失ってる間のことは覚えてないんだな。 
GM/楓:「記憶喪失? 俺が?」 
真:そうだ。ちゃんと証拠もあるぞ。 
GM/楓:「証拠だと?」 
真:そうだ,と言ってキルスティンのポケットからデジカメを……。 
キルスティン:あー! やめてー! 
真:俺は一応とめようとしたんだ,とか言いつつ,キルスティンと楓が腕を組んで映っている写真を。 
キルスティン:うっきゃー!(一同笑) 
GM:いやしかし,楓にどんな反応をして欲しいかね,キルス?(笑) 
紫音:でもキルスは今記憶喪失なんでしょ? 
キルスティン:あ,そうだったそうだった。ワタシ,ナンにもワっカリマシェーン(笑)。 
GM:まあアレだね。楓くんの反応としては,しばらく硬直した後に,デジカメを握りつぶしてぎっ!とキルスティンを睨むとかかな。 
キルスティン:えっ? そんなに睨まれたって,この人何を怒ってるの? 私怖ーい,と直矢兄ちゃんの背中に隠れます(笑)。 
GM/楓:「……これは一体どういうことだ」 
村瀬:さあなあ。何かの目的をもって記憶喪失が伝染しているのか……? 
GM:記憶喪失って伝染するのか?(笑) 
キルスティン:あのー……。 
真:ああ,手短に説明するから落ち着いて聞いてくれ。君は今,記憶障害を起こしている。記憶が戻るまで俺たちが君を保護するから,あまり心配しないようにな。 
キルスティン:あなたたちは,一体誰なの? 
村瀬:うーん,まあ君の兄貴みたいなもんかな。 
紫音:そう,これからボクたちのことは「お兄ちゃん!」と呼んでくれたまい。 
真:がすっ!(殴る) 
キルスティン:覚えてない,私,何も覚えてないわ。 
村瀬:心配するな。ゆっくり思い出せばいいんだから。 
紫音:とりあえず君が今しがみついているのがフツーのお兄ちゃん,こっちが(←真)口うるさいお兄ちゃん,そして俺がカッコイイお兄ちゃんだ。 
キルスティン:え? えーと,えーと, 
真:だぁら,やめんかいっあんたわっ! 
紫音:(無視)そして,これがコワイお兄ちゃんだ(笑)。 
GM/楓:「……貴様……」 
真:おまえも挑発にのるな新条! ああもぉ,それで? キルスティン,思い出せることはないか? 
キルスティン:えーと,アナベル姉さんのことだけ……。 
真:アナベル姉さん? 
キルスティン:うん,あたしのお姉さん……あたしは姉さんを探してたの……それしかわからない……。 
真:それ,ひょっとして金髪の女の子か? 
キルスティン:(頷く) 
GM/楓:「心当たりがあるのか?」 
真:おまえも記憶を失ってる間,同じことを言っていた。 
GM/楓:「何だと?」 
真:本当に何も覚えていないのか? 
GM/楓:「俺が覚えているのは……コイツの家に泊まった時のことまでだ」 
真:じゃあ久島のことも? 
GM/楓:「そういえば,久島はどうした?」 
真:わからん。どっかへ行っちまった。 
村瀬:何でも,真実の愛を探しに行ったそうだ。 
一同:(笑) 
真:(ため息)とにかく,アイツのことは今はいい。すまんが,おまえの知っている限りのことを教えてくれないか? 
GM/楓:「知っていることといっても,例えば何だ」 
紫音:そうだな。例えばこの写真を見てくれないかなー。 
村瀬:ちょっと待て。それはマズイぞ。 
真:また暴走されたらどうする気だおまえは。 
紫音:んにゃ? 違うよ,これは学生服の美少年風楓ちゃんだ(笑)。 
GM/楓:「……これについて,俺に,いったい,何を言えと……」 
紫音:1枚500円で売れたんだけど,それについてどう思う? 
一同:(爆笑) 
GM/楓:「……貴っ様らあああああ!」 
真:はいロープロープロープ! わかった! 気持ちはわかるが落ち着け楓! あいつを殴っても何の解決にもならん! 
紫音:(へーぜん)大谷が楓を抑えててくれるならその間に逃げて,本命の写真を「見せた方がいいかな?」と村瀬に目配せしておきます。 
村瀬:今はまだやめておいた方がいいんじゃないかあ。君のせいでまた頭に血が昇ったようだし。 
GM/楓:「……何の話だ」 
真:いや,いいんだ。とにかく,“フィーヴァー・ドリーム”について何か知らないか? 
GM/楓:「何故そんなことを?」 
真:松山が“フィーヴァー・ドリーム”に感染して,昏睡状態なんだ。 
GM/楓:「そうか。……やはりな」 
真:やはりとは,どういうことだ? 
GM/楓:「いや,俺も詳しいことは知らん。この間松山光が使った力,アレを見てそうではないかと思っただけだ」 
真:“フィーヴァー・ドリーム”とは,レネゲイド・ウィルスの変異体だそうだな。 
GM/楓:「ああ,そう聞いている」 
真:感染者を救う方法はないのか? 
GM/楓:「昏睡状態になるというのは聞いたことがないな。症状を抑える薬ならあるから,それを使えば意識が戻るかもしれん。確証はないがな」 
真:薬? 
GM/楓:「ああ……俺も使っているものだ。今のところ,効き目は確かだな」 
村瀬:ええと,それって……。 
GM/楓:「ああ,そうだ。俺も“フィーヴァー・ドリーム”に感染している」 
真:こう言っちゃ何だが,おまえさんの力は確かに妙だからな。今さら驚かんよ。 
GM/楓:「…………」 
真:それで,その薬はまだ残りがあるのか? 
GM/楓:「俺の荷物の中だ。……ただ,その荷物がどこにあるかが」 
真:ああ,ああ,そうだろうな。おまえさんの荷物は俺らが預かってる。それで,その薬,少し分けてもらって構わないか。 
GM/楓:「ああ,それは構わんが」 
紫音:あ,楓さんよ。ちょっと待ってくれ。 
GM:楓はじろりと君を……(笑)。 
紫音:今度は真面目な話です! あのさ,キルスから話を聞いたんだが,おまえさんが暴走したのって,その薬を使った直後じゃないのか? その辺は大丈夫なのか? 
GM/楓:「……わからん」 
真:わからん? 
GM/楓:「いや,あれが原因ということはないと思うが……あれは要するに,神楽が茶山明日香と水上磨亜矢の能力を利用して作った抗ウィルス剤だ」 
紫音:神楽って,前回の事件のだよな。 
真:でも,同じ薬を使っても松山はまだ回復してないんだよな……。 
GM/楓:「レネゲイド・ウィルスにしろ“フィーヴァー・ドリーム”にしろ,未解明の部分が多すぎる。ともかく,今まであの薬を使って暴走したということはなかったのだが」 
紫音:でも実際暴走したやん。 
GM/楓:「だったら,そんなことを俺に訊くな! 俺は医者でもなければ学者でもない!」 
村瀬:実は肉体労働者だから。 
GM:そうそう(笑)。 
鷹村:つまり,単に実働部隊だったんでしょ? 
GM:そうそう。実際,専門的なことは何も知らないっしょ。 
紫音:ふーん,じゃあ医者で学者なあんたのおっ母さんに訊けばいいのかな。 
一同:うわっ! 
GM/楓:「……どういう意味だ?」 
真:ちょっと待て,それは……。 
紫音:美人だよね君のお母さん,と言いつつ写真をぴらぴら。 
村瀬:だから待てって(笑)。 
GM:じゃあ楓は写真を見て,「どこでこんな写真を?」と。 
真:あれ,意外に冷静? 
紫音:(構わず)下にいるよ。会いに行ってみるかい? 
GM/楓:「下? この学校にいるのか?」 
紫音:そうだよ。ここの先生やってるんだ。でも,この写真は13年前の写真らしいんだがなぁ。 
GM/楓:「それが,どうかしたのか?」 
紫音:おかしいじゃないか。あんたのおっ母さんって45歳だろ? 何で歳とってないの? 
GM/楓:「さあ,わからん。母といっても,俺はあの女とは数えるほどしか会ったことがないからな」 
紫音:ふーん? 何か他に思うことはないのか? 
GM/楓:「俺には関係ないと言っているだろう!」 
村瀬:(ぼそっと)ああ,やっぱり冷静じゃない……。 
真:とにかく,場所を変えよう。キルスもこのまま放っておくわけにもいかないしな。保健室にでも行きますか。 
GM/楓:「そう言えば,結局ここはどこなんだ?」 
紫音:ここ? ここは多摩一校の屋上だよ。 
GM/楓:「と,いうことは,部外者の俺がいてはまずいのではないのか?」 
村瀬:それは心配ない。転入届は受理されてるから。 
一同:(笑) 
GM/楓:「……貴様らは……」 
真:だってあの場合は仕方なかっただろ。 
紫音:むしろ感謝して欲しいなぁ〜。保護してあげたんだからさぁ。 
GM/楓:「…………」 
真:ああ,ああ,別に恩を着せるとかじゃないから! 
紫音:え? 借りはちゃんとつくっておいた方が後々面白いのに。 
真:おまえは黙ってろ! 
キルスティン:あの……。 
真:ん? ああ,すまん。なんだ? 
キルスティン:さっきからウィルスとか何とか言ってるけど,私,病気なの? 
真:ん,ああ,ちょっとな。 
紫音:(朗らかに)ちょっと頭がおかしいだけだから,心配ない心配ない。 
一同:(爆笑) 
真:だから,やめんかいおまえはさっきから! 
キルスティン:あ,あの,あなたたちは結局何者なの!? 
村瀬:ん? だからお兄ちゃんだって。 
紫音:(同時に)強いて言うなら愛の伝道師だ。 
真:屋上から放りだしたろか,ああ!? 
GM/楓:「放り出すなら手を貸すぞ」 
真:いや,おまえもちょっと待てって。 
GM/楓:「こういう男は,一度殴ってやらんとわからんと思うがな」 
真:殴ってもわからないから,無理。つーか,これ以上話を混乱させないでくれぇ!(絶叫)  |