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GM:というわけでキルスティンのシーンなんだけど……。 
キルスティン:はい。 
GM:……ロクなことになりそうもないな。 
キルスティン:何で。 
GM:だって,まず,何する気? 
キルスティン:とりあえず楓改造計画。 
一同:はい!? 
キルスティン:あたしとしてはね,楓をまったく違うキャラに変えてやりたいなあ,とか。かわいくてかよわくて素直で従順で……。 
紫音:「さあ,何をして遊びましょうか?」(笑) 
真:気持ち悪いからやめれ! マジで! 
キルスティン:ふっふっふ〜♪ 
GM:ま,大谷くんや。がんばってキルスの魔の手から楓ちゃんを守ってあげてや。 
真:……ううう……(←やはり今回も貧乏籤)。 
村瀬:しかし,何だね。いっそ病院に入院させるって手はなかったの。 
GM:でも一般の病院になんか入れたら,何かあった時大変だからね。 
紫音:記憶が戻った時が大変(笑)。 
GM:しかしUGNとなると,今みんな忙しいんでそれどこじゃないと。まあほら,大谷に任せておけば安心と思ってるんだよ。泪も霧谷さんも。 
真:そういう問題ですか!? 面倒なことはみんな俺におしつけようとしてませんか!? 
GM:…………。 
真:何で黙るんですかあんたわ! 
キルスティン:さあ楓ちゃん,こっちが教室よ♪ 
GM:楓はおとなしくあとをついて行きますが(笑)。 
キルスティン:迷子になるといけないから,手ひっぱって歩きます。ほらほら,いい子ね楓ちゃ〜ん♪ 
一同:(爆笑) 
真:はい登場します登場します! そこ,何をやっとるか! 
キルスティン:ん〜? 教室まで案内してあげようと思って〜。 
真:手つなぐ必要ないやろが。 
キルスティン:あらあ,スキンシップって大事よ。ねえ? 
GM/楓:「…………? はあ」 
真:おいキルス! ツッコミと正拳とふざけんなコノヤロ,3択だ。どれがいい? 
キルスティン:あん? 何よ。何だってのよ。 
GM/楓:「あの,すみません。僕が迷惑をかけてるみたいで……」 
真:ああ,いいんだ。おまえさんのせいじゃないから。 
キルスティン:いい子ね楓ちゃんは〜。なでなでなで。 
真:やめんかいおまえわ! 
GM:ではクラスに入っていくと,おおーッ!?とどよめきが。 
キルスティン:どよめくんかい。 
GM:そりゃどよめくでしょ(笑)。 
キルスティン:でも全然気にしなぁい。さーあ楓ちゃん,こっちよぉ〜♪ 
真:…………。こいつわ……。 
GM/クラスメイト:「あれ,大谷,もう病気はいいのか?」 
真:ああ,何とかな。 
GM/クラスメイト:「(声をひそめて)なあ,アレ,一体なんだ?」 
真:ああ,アイツは新条楓といってだな。俺の従弟なんだ。 
GM:またイトコ(笑)。 
真:(投げやりに)ああ,親が兄弟多かったんでな。 
GM/クラスメイト:「で,あれ,もしかしてキルスさんの彼氏なのか?」 
真:違う。あいつな,ちょっと事故にあって,記憶喪失なんだ。で,俺があいつの両親から面倒みるように頼まれてるんだが,それをキルスに話したらあの始末でな。 
GM/クラスメイト:「なるほど……つまり,毒牙?」 
一同:(爆笑) 
真:そう思ったら,フォローしてやってくれ……。 
GM/クラスメイト:「いや,でも俺,キルスさん怖いし」 
真:殴れば平気だ,あんなの。 
GM/クラスメイト:「いや,でも殴り返されそうだし」 
真:ところで,茶山さんと水上さんは? 
GM/クラスメイト:「ああ,何か病気で……どうしたんだろうな。そう言えば,相模原さんも休んでるな」 
真:あ,相模原さんは親戚の方で危篤の人がいるとかで。 
GM/クラスメイト:「何でそんなこと知ってるんだ? なあおい,おまえ,相模原さんとつきあってるって噂は本当だったのか?」 
真:嘘だ。 
一同:(笑) 
村瀬:ああ,ここに久島がいれば即座に「ホントだ!」って言えたのに! 
真:だから,おまえは出てこんでいい! そんなことより,ホントに楓のこと,よろしく頼むよ。 
キルスティン:ちなみにあたしはどっかから椅子を持ってきて,自分の隣に置きます。ほーら楓ちゃん。ここがあなたの席よ〜♪ 
真:そこ! 人の席をずらすんじゃない! 
キルスティン:んー? ずらしてないよぉ。椅子を持ってきてるだけ。 
GM/楓:「あのぉ,机がないんですが……」 
キルスティン:細かいことは気にしなぁい! いいからここに座んなさい! 
真:(クラスメイトに)……悪いんだけどさ。おまえら協力してくんないか? あいつ,俺の隣でいいか? 
GM/クラスメイト:「やっぱ毒牙か?」 
真:毒牙だから。 
GM/クラスメイト:「毒牙だよな」 
真:毒牙だ。 
GM:ところでそろそろ朝礼なんだけど……。 
キルスティン:さーあ楓ちゃん,朝礼行きましょうね〜。ここに並ぶのよ。それで,転校生が紹介されたら歌って踊らなきゃならないのよ♪ 
紫音:曲はやっぱり『学園天国』(笑)。 
真:てゆーか,建設的に話を進める気があんのかいアンタわ! 
 
 いや,ないわけではなかったらしい。 
 彼女は彼女なりに,千葉桂子のことをクラスメイトや(生物の授業を受けている)3年の先輩などに訊いたりしている。 
 ただし,この時点で,というか一般生徒が千葉先生の何を知っているわけでもなく,有益な情報はゼロ。 
 結局,彼女がゲットしたのは,友人に頼んでとってもらった楓とのツーショット写真であったという……。 
 
キルスティン:デジカメ持ってきてんのよ。でね,楓にはにっこり微笑んでもらってね。あたしは楓と腕くんでね,ぴーす! 
GM:……いいけど,その写真何に使うのさ? 
キルスティン:あとで正気に戻ったら笑い者にする。 
真:だぁら! 建設的な方向に話をもっていかんかい!(笑) 
 
 というわけでちっとも建設的じゃなかったので,省いたぞキルスよ。 
 文句はないな。 
 もっとも,松井もそれに乗じて遊びまくっていたのだが,そんなのはリプレイに収録しないのである。 
 はっはっは(←おい)。  |