SCENE 15


 裏口から潜入した一同は,ワーディングかけつつ,人のぱたぱた倒れている(笑)廊下を進む。「バカと偉い奴は高いところが好き」という法則にしたがって,エレベーターで最上階に上ると……。

真:地下って可能性もあると思いますけどね。
GM:地下は駐車場です。さて,エレベーターで14階へ上ってますと,チン,と音がして扉が開きます。ちなみに11階です。
泪:あら? これは……。
GM:で,いつまでたっても扉が閉まらないんだけど……。
一同:…………。
真:まあ,ブラッグドッグがいたら簡単ですしねこういうの。
泪:自社ビルなんだから,いなくても簡単だと思う……。
光:やっぱ罠? 待ち伏せがあるとか。
泪:でも,出ろ,と行ってますね。これは。
真:相模原さん,ちょっと待ってください。俺が行きます。
光:と,行ってる隙に駆け出します。
真:あ,こら!
GM:光が駆け出した瞬間に,廊下にぱっと灯りがつく。ただし,左右に広がってる廊下の左方向にしかつかないんだけど。
真:こっちに来い,ってことか?
真二:おう,上等だ! 行ったらぁ!
真:いやだから待てって……。
真二:(聞いてない)扉の前に誰よりも早く着き! 誰よりも早く開ける! 磨亜矢さん!
GM:実はノブには電流が……。
真二:……しびびんしびびんしびびんびん……。
GM:いえ,テキはブラックドッグではないのでそれは冗談です(笑)。トラップもありません。扉を開くと,そこは会議室。壁は一面ガラス張りです。
一同:おおーっ。
GM:中央には円卓があり,左右にわかれるようにして窓際には1人の男が立って,窓から夜景を眺めている。
光:(ぼそっと)「思ったより早かったな……」
GM:……先に言わないでくんない?
一同:(笑)
GM:でもそうなんだよな(笑)。では,思った通りの神楽さんが,「思ったより早かったな」と。
真二:磨亜矢さん!
GM:いませーん。
真二:ええ!
泪:……丁重なご招待,ありがとうございます,神楽さん。
GM/神楽:「招待というほどのものではないが。気に入っていただけたかな?」
泪:磨亜矢さんはどこです?
GM/神楽:「さあね。あなたが私の立場なら,それを教えるかな?」
真:千葉狂介に渡したか?
GM/神楽:「千葉? 彼は死んだだろう」って,これは本当に怪訝そうに言ってる。
真:…………? まあいい。おまえはその程度か。
GM/神楽:「何を言いたいかわからんが,そういう態度は気に入らんな……」
光:気に入らないのはこっちだ! 何のために水上さんをさらった!?
GM:彼はにやにや笑って答えない。さて,その時です。君たちから死角になっている位置にでっかい重役椅子があって,そこに座っていた人物が立ちあがる。
一同:…………。
泪:……あ,あのお……それって……(汗)。
GM:そう。クールでいなせなあの男だ(笑)。
泪:…………。
真二:ある意味予想通りの展開ですけどねえ。
GM:んじゃあお約束として,「それは俺から説明しよう」と,緑○口調で(笑)。
泪:…………。
GM:楓くんは君の方をちらっと見て,すぐに目を逸らす。「我々の目的はオーヴァードが普通に暮らせる世界を創ることだ」
泪:(ぼそっと)またそういう理想テロなことを言うし……。
GM:放っとけ(笑)。えーと,楓くん曰く,「UGNのやり方は甘い。だから我々がやらねばならかった」だそうですが。
真:そのために何故,何の罪もない女の子を?
GM/神楽:「何の罪もない? さて,本当にそうかな?」
真:何が言いたい?
GM:神楽はにやにや笑って答えない。んで楓がかわりに,「彼女には我々の希望になってもらう」
泪:……希望?
GM/楓:「そうだ。本来なら,そこにいる茶山明日香がなるべきだったもの。だが彼女にはできなかった」
泪:だから今度は磨亜矢さんを? 彼女をどうするの?
GM/楓:「…………」
泪:お願い,楓! 理由をきかせて!
GM/楓:「おまえが知る必要はない」
泪:…………。
光:おい,そういう言い方ってないんじゃないか!?
GM/楓:「……泪,おまえにはこれ以上関わって欲しくない。忠告したはずだ」
真:彼女に話せないほどの理想なのか?
GM/楓:「話せば巻き込まれる。泪はもともとこの世界に向く人間じゃない」
真:じゃあ護ってやれよ。
GM/楓:「軽々しくそんな約束はできない。俺は……」
真:そんなこともできないのに,理想を語るのか?
GM/楓:「そういう問題じゃない。……どうやら,俺とおまえの考え方は根本的に違うようだ」
真:そうだな。一緒だと言われても迷惑だよ。
GM/楓:「ああそうだな。故におまえは,いや,貴様は俺の敵だ!」
泪:(いきなり)ところでマスター。
GM:はい?
泪:言いたかったでしょ,このセリフ。
GM:うん,すごく(笑)。
光&真二:…………?
真:はい,そこ。アニメネタはもういいから。
泪:だって〜,このシリアスムードについていけないっす私〜!(絶叫)
一同:(爆笑)
真二:いやまったくまったく。
真:耐えなさい!
GM:あのね〜,俺だって恥ずかしいんだよ,こういうNPC演るの(笑)。

 いや,リプレイ書いててもこーゆーシリアスに耐えられない松井です(笑)。
 ……閑話休題。
 仕切りなおして,泪ちゃんのセリフから。

泪:私,ずっとあなたを探してきたのに! それなのに,理由も話してくれないの!?
GM:楓くん無言。で神楽が嫌味ったらしく拍手しながら,「茶番はそこまでにしてもらえないかな? そう時間に余裕があるわけじゃないんだよ。こういうのはどうかな。君たちが正しいか,それとも我々か,手っ取り早く腕ずくで決めるというのは?」
泪:そんなのおかしいわ。力で全てを解決するのがあなたたちの理想なの?
GM/神楽:「それは違うな。しかし,力なくして理想を実現できないのも事実だよ,相模原くん」
泪:力って何です? あなたがたの言っているのは暴力です! それは理解しあうことを放棄するための言い訳でしかないわ!
GM/神楽:「綺麗事だな。それでは今,君に何ができる? 私や彼のことが本当に理解できるか? 何も知らない君に」
泪:それは……。
真:綺麗事が言えなくなったら,人間終わりだぞ。
GM:えーと,それに対して神楽は鼻で笑うんだけど,楓が小さく「そうだな」と呟いたような気がした。ただし聞こえたのは真だけね。
真:…………。
泪:そろそろこっちは種切れですね。泣きながら黙って楓を見つめますが……。
GM:楓は君を見ようとしません。
真二:(のんびりと)あー,ちょっといいか?
GM/神楽:「何かな? まだ何か言いたいことがあると?」
真二:俺ははっきり言ってオーヴァードが嫌いだし,理想ってヤツも大嫌いだ。おまえらの言ってることはよくわからん。だが,無関係の人間が巻き込まれるってことがどういうことかは,わかってる。嫌なものだぞ。誰かに誘拐されて,自由を奪われるなんてもんは。自分は何も悪くないのにな。
GM:うーん。楓と神楽は無言だね。ただ,神楽は相変わらずにやにや笑いだけど,楓は何かに耐えているような感じだ。
光:では追い討ちかけます。あんた,楓っていったな。
GM/楓:「…………」
光:あんた,茶山や水上さん,それに相模原を傷つけて楽しいか?
GM:……うーん。「もう話すことはない。始めよう」
光:待てよアンタ! 相模原は……
GM:と,言いかけた君の頬を,何かがかすめて,血が一筋流れ落ちる。で,神楽さんが,「言っただろう。我々には無駄な時間を使っている余裕はないのだ」と。
光:てめえ……。
真:もういい,松山。これ以上は無駄だ。
真二:(淡々と)俺も氷剣出します。

 

SCENE 16


GM:えーと,そういうわけで戦闘なんですが。
泪:(のプレイヤー)ああ,ちなみに私今回戦力になりませんのでよろしくー。
真:ええ?
泪:今は顔を覆ってがっくり膝をついてる状態ですから♪
真:ちょっと。回復どうなるんです?
光:あ,一応明日香に,相模原を頼む,と言っておきます。
GM:ま,とりあえずイニシアティブね。神楽はまだ行動しないんでナイショ。楓は16。
一同:ええー!?
光:《先手必勝》使っても追いつきませんが。
GM:では楓の行動から。やっぱり喧嘩ふっかけた人から狙うよね。
真:えっ,誰? 誰のこと?
GM:君だ(笑)。えーと使ってるエフェクトは秘密なので……そうですねえ。彼はいわゆる無構えで立ってたのですが,突然君の目の前に現れます。で,腹部に凄まじい衝撃が来ます。
真:ハヌマーンか!?
GM:(ざらざらとサイコロを振っている)えーと……55。
一同:(爆笑)
真:……一応やってみますけどねえ……14です。
GM:ダメージは28。わりと低いな。
泪:生きてます?
真:これくらいなら何とか。必殺のウェイク・オブ・ザ・デッドを使いましょう。
泪:(ぼそっと)おはようゾンビ。
真:(無視)えー,《血族》《赤河の支配者》《がらんどうの肉体》で。(ころころ)28には届かない。でも16点ダメージ消せますんで。まだ生きてます。
泪:えーと,真が吹っ飛ばされたんだったら顔を上げます。で,「お願い,楓! 話をさせて!」と言う。言うだけ(笑)。
GM:演出ね。まあそれは無視させていただこう。で,イニシアティブ14の人は?
光:こっちも展開として楓を狙います。《鬼の一撃》で。(ころころ)……17。
GM:そんなん全然余裕だなあ。避けたよ。明日香は泪のカバーに入ってるので行動なし。で,久島は?
真二:俺? じゃあ偉ぶってる方を攻撃。
GM:……どっちの偉ぶってる方を?(一同笑)
真二:じゃあ今攻撃されてない方の偉ぶってるヤツを。
GM:神楽? めちゃくちゃ離れているんですが,移動技もしくは遠距離攻撃できます?
真二:……なんかGMの罠を感じるんだけど,まあいいや。やっぱ楓を攻撃します。《ブレインコントロール》《炎神の怒り》で。ちなみに氷剣を使ってます。
GM:おう。来なさい。
真二:そういう余裕は気に食わないぜ!と言いつつ斬りかかる。(ころころ)……あ,あれ?
真:どした?
真二:(ころころ……ころころ……)なんかもぉ,ひたすら回るんですけど。
GM:え?(汗)
光:まさか楓ちゃんここでじ・えんど?(笑)
真二:(ころころ……)えーと……88。
一同:(爆笑)
光:な,何やねんっ(笑)。
GM:うーん……とりあえずダメージ出してみてくれる?
真二:(ころころ)えーと,62点です(一同再度爆笑)。
泪:か,楓,マジで生きてる,それ?
GM:(ころころ)……ふっふっふ。
真二:え? まさか避けたの?
GM/楓:そりゃ仕方ないんで,必殺技を使います。「大した攻撃力だ。だがその力が仇となる!」ということで,そのダメージが全部久島にはねかえっていきます(笑)。
一同:ええ!?
真二:え,ちょっと,62点は死ぬんではないかと。
泪:……えーと,まだイニシアティブは先なんですが,よろしいですか?
GM:え?(←泪プレイヤーと相談中) ……あ,はいはい。そういうことね。そうしてください。
泪:ですねえ。そこで2人の間に割って入ります。
真:あ,ちょっと! 
光:茶山がガードしてたんじゃないのか!?
GM:いや,これって演出ですんで(笑)。では泪が中に入った途端に,楓が「くっ!」とうめいて無理やり腕を振り上げるのだ。まばゆい光が上方に走って天井を撃ちぬく。
泪:楓……。
GM/楓:「泪,邪魔をするな!」
真:すまんがそこで行動をします。
GM:え? ここで邪魔をするの?
真:相模原さんたちは放っておきます。まず従者を作って,マイナーアクションでそれに剣を持たせておきます。それで終わり。
GM:泪は行動しないよね? じゃあ次の……あ,セカンドアクションがあったか。
光:(ころころ)う。16。
GM:だから無理だってばさそんなの。クリティカル値下げてんじゃないの? 8以上でクリティカルでしょ?
光:単純に出目が悪いんです。
GM:そこまでは知らんわ。では一巡して神楽です。彼は面白そうに楓と泪を見て,「ほう,なかなか勇敢なお嬢さんだ……」と嫌味ったらしく言う。で,久島を見て「こちらの力もなかなか厄介だな……」と。
光:それだけ?
GM:んにゃ。そこで大地震が部屋を襲う。
一同:え?
GM:じゃあ皆さん運動の判定をしてもらおうかねえ。
泪:それは最初っから失敗しろと言ってますがな。とゆーか私最初からへたりこんでるし。
GM:とりあえずねえ,目標値は55ね。成功した人は?
一同:いるかそんなの。
GM:そうね。それでは聞いて驚かないように。これから全ての行動にマイナス6のダイスペナルティね。
一同:何じゃそりゃあ!
GM:と,いうわけでここで戦闘をきります。神楽が「これ以上時間をくうわけにはいかない。楓,引くぞ」と言うと,楓は何となく不満そうな顔をしながらその後に従う。ちなみに彼ら2人は悠々と歩いてますね。
真二:このやろ,マジで許せねえ!
光:意地でも立ちふさがってやる!
GM:マイナス6で?
真:えーと,ここは一度引かせた方が……。
真二:うるせえ! 俺はやる!
泪:(ぼそっと)あ,カズくんがこんなところに……。
GM:いましたねえ(笑)。
真二:何だかよくわからんがやったらあ! 今度は運動で63!
一同:おおっ!?
GM:すげえ。でも攻撃にもマイナス6なんだけど……。しかも位置的に攻撃受けるの楓だからね?
一同:(爆笑)
真二:うう……さすがにそれは無理っす。
GM:では話進めていいですか? ところで君たちが乗ってきたのとは別のエレベーターホールがあったんですけど(笑),そこのドアがチン,と音をたてて開きます。そこからひとりの少女が。
光:まさか。
真:水上磨亜矢か。
GM:そうですね。
真二:磨亜矢さん!
GM:彼女は,透明な微笑を浮かべて黙っている。
光:操られてるのか!?
泪:うーん……操られているというよりは……。
真:ヘンな風に覚醒しちゃったんじゃないですかね。
GM:えーと,皆さん感覚チェック。25超えた人は?
真:50。
真二:42。
GM:うーん。すげーなそこ。んーとね,外見は全く変わらず,ふわふわした優しい雰囲気も変わらないんですが……これは,ホントに磨亜矢か?という感じがする。邪悪な感じは全くしないのですが,ただ何となく人ではないような。彼女は神楽と楓に「行きましょう」と声をかける。
光:水上さん!
GM:彼女は無言。で? 泪ちゃんは?
泪:待って,と言ったところで振り向くんですか?
GM:楓はね。他の2人は振り向かないけど。
泪:いやでも私的には他の2人に語りかけても仕方ないし。
GM:あ,ひでえ(笑)。
泪:じゃあ,お願い,少しだけでも話をさせて!と転んだまま(笑)。
真二:(ぼそっと)それはそれで情けないなあ。
GM:転んで,というか這いつくばったまま起きあがれないんでしょ? ごろごろ転がりながら「待って!」とか言ってたらやだなあ。
一同:(爆笑)
真:えーとね。何とかシリアスシーンを回避しようとしてません,そこ?(笑)
泪:うう……だって恥ずかしいんだもん……(笑)。
GM:いやまったくまったく。
真:耐えろ! あともう少しだ!
泪:えーと,でわ……涙ながらに叫びましょう。
GM:エレベーターのドアは閉まりかかってますが……。
泪:起きあがっていいんですか?
GM:そうね。ここいらでOKとします。
一同:全速でだあっしゅ!
GM:では楓がまたも躊躇したように振りかえってます。何か言う?
泪:いや,黙って手を伸ばします。
GM:ふむ。でも,ドアは非情にも閉まってしまうんだな。
光:そして楓ちゃんが最後に見たのは泪の胸で揺れるペンダントだったと。
GM:あ,そうね。そんな感じだね。
泪:(崩れ落ち)楓……。
真二:おい,何をしてる。
泪:……え?
真二:他のエレベーターがあるだろ! なければ階段!
真:ちなみに表示は?
GM:上へ向かってる。
真二:パターンとしては最上階,つーか屋上! 俺は行くぜ!
光:相模原,走れるな?
真:手を引っ張ります。まだ終わってない。あいつを連れ戻せ!
泪:は……はい!

 

SCENE 17


GM:それでは時間もないのでがしがし行きます。君らが非情階段を駆け上がって屋上にでると,いわゆるこういう時の常套手段というわけで。
一同:ヘリポートでしょ?
GM:うん(笑)。神楽はすでにヘリに乗り込み,楓が磨亜矢に手を貸しているところだ。
光:《大蛇の尾》! 水上さんをかっさらう!
GM:いや,振らなくていい。絡みつくとこまではOK。ただ,磨亜矢の身体が光ったかと思うと,触手が千切れとぶ。
光:水上さん!
GM:磨亜矢はやはり微笑んだまま答えない。楓がまた躊躇したように君たちを見る。そこでヘリのローターにまぎれ,神楽が「楓,そろそろ覚悟を決めろ。私についてくるだろう?」
一同:…………。
泪:楓,行かないで! 私を何も知らないままにして,ひとりにしないで! あの時みたいに,私をおいて行かないで!
GM:……うーん。それだとちょっと,弱いかな。楓は磨亜矢を促し,ヘリに乗り込む。
泪:……じゃあ《抗いがたき言葉》で。
一同:やめんかあいっっ!!(爆笑)
GM:ロマンスの欠片もねー!
泪:いや,今のはプレイヤー発言でして(笑)。楓,せめて教えて! あなたは何のためにこんなことをするの!?
GM/楓:「……決して暴走しないレネゲイドウィルスを作り出すこと。それによって,ジャームなどというものはなくなり,オーヴァードは普通の人間として暮らせるようになる」
泪:まさか! そんなことできるわけがない!
GM/楓:「いや,できる。彼女ならばな」
光:馬鹿野郎! だから水上さんを連れて行くってのかよ!
GM:楓は振り返らずに一言。「泪。……また会おう」
泪:…………。
GM:では,君たちを残して,ヘリは暗い空へと飛び立っていく。
泪:…………。
真:……よかったな。また会おう,だとよ。
真二:ヘリに向かって叫ぶ。俺は絶対あきらめねえからなあ!

 

「帰ろう。みんな,おまえを待ってる」

 行ってしまった磨亜矢。行ってしまった楓。
 仲間を失い,愛する人を失った泪は失意に沈む。
 一方,激情のままに神楽と磨亜矢を追う光には,新たなる異変が……。

Next, “With a Little Help from Her Friends,” see you later.