GM:では,泪と真だ。
泪:どんな会話してるんでしょうね。
GM:いくら近くても,そうはっきりとは聞こえないなあ。
真:くそー,ハヌマーンがいればなあ。
泪:でも光さんだってそういう能力持ってるわけじゃないですから。雰囲気くらいはわかりません?
GM:雰囲気……談笑してます。
泪:ですよねえ。
真:相模原さん,チェッカーつけといてくださいよ。念には念を入れてですからね。
泪:はあ。でも,私がサングラスすると目立つんじゃないですかね。
GM:ちなみにどんなカッコしてるの?
泪:えーとね,若草色のスーツに真珠のネックレスとイヤリングでね(笑)。
GM:どこの業界の人だアンタ。
泪:サングラスは鼈甲縁な感じでどうかな,と。
真:……わかりました。俺がつけます。
GM:でも真も学生服のままなんだよね。
一同:あやしー。
真:…………。
GM:そうこうしているうちに,夕食の時間も終わり,2人は席を立つようだ。
泪:大谷さん,私お会計してきますから,今のうちに久島さんに連絡とってください。向かいの喫茶店にいるはずですから。
真:向かいの,というのにすごく嫌な予感を覚えながら電話します(笑)。
真二:もしもし?
真:ああ,俺だが。
真二:……ひゅーひゅー。
真:は?
真二:だから,ひゅーひゅー。
一同:(忍び笑う)
真:ザけてっと切るぞマジで。あのな。今水上さんと神楽が店を出るから,尾行しろ。いいな?
真二:わかったよ。なあ真。
真:何だよ?
真二:今日のことは俺の胸にしまっておいてやるからな。
一同:(笑)
真:まだ言うか貴様は!
真二:(無視して電話を切る)さておふたりさん,俺はちょっと用事ができたから,またな。
GM/明日香:「えっ,何? ひょっとして今の大谷くん? もしかして,ボクたちのこと……」
真二:(頷く)ばれてーら♪
GM/明日香:「うわあ! どうしようコウくん!」
光:いやどうしようと言われても(笑)。
真二:それでは俺は店を出ます。……磨亜矢さんを護らねば!
一同:はいはい。
GM:それで松山なんだけどね。君と明日香にも,磨亜矢が店から出てくるのが見えるよ。で,しばらくしてから泪と真が出てくる。
光:あれ? あいつらやっぱり単に仕事だったのかな……?
GM/明日香:「ねえコウくん」
光:うん?
GM/明日香:「……仕事って何? あれ,磨亜矢だよね」
光:…………。
GM/明日香:「もしかして,磨亜矢に何かあったの?」
光:いや……。水上さん本人というより,彼女の周囲を調べてるらしいぜ。ほら,今水上さんと一緒にいる叔父さんっていうの? あの人が怪しいとか言ってたけど。
GM/明日香:「そうなんだ……」
光:……行くぞ,茶山。
GM/明日香:「え?」
光:水上さんのこと,心配だろ? 俺たちも行こうぜ。
GM/明日香:「……うん」
泪:(と,いう会話が繰り広げられている傍ら)今「茶山」って言いましたよね……。
真:次は「明日香」って呼び捨てですよきっと……。
GM:ほらそこの外野。ちゃんと仕事せんかい。
泪:だってこっちのシーンなのに話もってちゃうんだもん(笑)。
GM:はいはいすみませんね。ちなみに磨亜矢と神楽はタクシー拾って乗り込んでる。
真:げ。
泪:まずいですね。すぐにタクシーを拾って……。
GM:並んでますよ,タクシー乗り場。
泪:(困って)うーん……。
真:とりあえず俺バイク持ってきてますけど,後ろ乗ります?
泪:でも私がタンデムやると目立ちますよ?
真:メットかぶってりゃいいんじゃないですか?
真二:で,そのころにはバイクの後部座席に座ってる俺。
一同:(笑)
泪:…………。
真二:どうかしましたか相模原さん。というわけで真ちゃんその2が来たからにはもう安心です。
泪:……は,はあ。
真二:ほら真ちゃんその1。とっとと行くぞ。
真:(←もはや何をか言わんやらしい)……というわけで相模原さん,行ってきますんで。
泪:……ホントに大丈夫ですか? ちゃんと電話の電源入れておいて,こまめに連絡してくださいね,それとあんまり危険なことはしないでくださいね。それとくれぐれも騒ぎを起こさないで,磨亜矢さんの身の安全を第一に……。
真:はいはい,わかりましたから(苦笑)。
光:お母さんみたい……。
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