GM:えー,では第3部最終回カッコ決定カッコとじ,をお送りしようと思います。
ユウキ:何ですか,そのカッコ決定って。
GM:つまり未定ではないということで。ええ多分。
晟:(笑顔)終わらせようね,GM。今度こそ。
GM:終わりますよ。
晟:(笑顔)本当だな? 絶対だな?
GM:本当です。終わらなくても終わりですから。
ユウキ:そんな無責任な。
GM:もし終わらなかったら第4部にご期待ください!で済ませるから。
晟:「ユウキたちの冒険は,今始まったばかり!」
GM:次回作にご期待ください!
一同:(爆笑)
ユウキ:あんた「少年ジャ○プ」の回し者ですか!
GM:とにかく,終わらせるよう善処しまーす。えーと,登場時の侵蝕値の上昇は,今回もD5とします。というわけでまずはユウキのシーンから。おっきーの車に山崎くんの遺体を乗せて,UGNに帰還しているところです。あれから全員一緒に行動してるよね?
晟:一緒にいるしかないでしょう。だって,誰も事情を説明してくれないんだもんなぁ。
ユウキ:こいつはいきなりケンカ売るみてえなこと言ってムカつくから,無視だ。
遙:私もまだ炎華状態なので,ひたすら黙ってます。
GM:いいの? UGNに戻るまで2時間くらいかかるけど。
晟:針の筵だな(笑)。じゃあとりあえずぼそっと,ところで,この車は何でこんな余計なものがごてごてくっついているんだ?と呟こう。
GM/紫音:「変形するからだ」
晟:かえってよくわからん。というか答えになってないだろう。
GM/紫音:「そうか?」
晟:おまえは……久遠紫音だよな? ずいぶん老けたようだが。
GM/紫音:「『老けた』はないだろう。フツーに年をとっただけだ」
晟:そうか? しかし,その軽薄そうな顔は変わっていない。
GM/紫音:「うるさいなぁ」
晟:で……やはり状況がわからないんだが。
GM/紫音:「そうか,じゃあ時間もあることだし,説明してやろう」というわけでかくかくしかじかと。
晟:何だその荒唐無稽な話は。
GM/紫音:「だってそうなんだから仕方ないだろ。ほれ」と言って鏡を見せます。
晟:すると,何だかちびっと若返った自分が映ってるわけですよね? ではしばし硬直してます。
GM/紫音:「納得いったか,楓? いや,おまえは晟であり楓でもあるわけだが」
晟:そんな馬鹿なことがあり得るのか,と言いたいところだが……実際そうなっているのだから認めないわけにはいかないな。まだ頭の上に「?」マークがいっぱい飛んでいるような状態だが。
GM/紫音:「で,おまえが何でそんな状態になってしまったかというとだ,覚醒が中途半端だったからだろうな。記憶が混乱して,楓の記憶も17歳時までしかないし,晟のことも思い出せないんだ」
晟:…………? じゃあ覚醒とやらが完璧だったらどうなる?
GM/紫音:「楓の記憶と,晟の記憶が完全に同居することになるな」
晟:つーかGM,それ,プレイヤーがどんなもんだが想像つきませんが。
遙:私と炎華姫みたいなものでは?
GM:そんな感じだな。「というわけで,もっと楽にしてやれないこともないんだが」
晟:断る。信用できん。
一同:(笑)
GM/紫音:「おまえなぁ。まず話くらい聞けよ」
晟:おまえがそういうことを言って,信用に値したためしがあるか?
GM/紫音:「たまには俺を信用しろよ,楓ちゃん」
晟:断ると言っているだろうが。
GM/紫音:「すこぉしは楽になるかもしれんぞぉ?」
晟:新宿界隈の売人もかくや,という台詞だな。
GM/紫音:「ちっ」
晟:「ちっ」って何だ,「ちっ」って!
GM/紫音:「ま,試してみたかったら言いな。時間はそうないかもしれんしな。というわけであまり騒ぐな。眠ってる女の子もいるんだ」ちなみにゆかりちゃんは今も気絶中です。起こさないよね?
ユウキ:当たり前です。
遙:山崎さんの死体がその横にあるわけですし……。
晟:GM,念のため訊くけど,山崎くんの死因についても話は聞いたんですよね?
GM:ええ,ちゃんと話しましたよ。サプンクルの肩に乗って勇戦したあたりも。
晟:それってただの馬鹿じゃないか。
一同:(爆笑)
ユウキ:ひでえ……。
晟:いや,だって紫音からそう聞かされれば楓はそう言いますよ(笑)。
遙:だいたい,肩に乗ったのはただの冗談じゃなかったのですか。
GM:いいえ?
晟:だってただの冗談だって言ったじゃん。
GM:ううん。乗ったの。
ユウキ:それじゃ山崎ホントにタダのバカじゃねーかよ!?
GM:乗ったの。だってほら,高いところから撃った方が有利だし。
晟:ものは言い様だな。
GM:原作の彼だって高いところから撃ってたし!
晟:高さが違うわ!
GM:まぁそうとも言いますが。「それで? これからどうするんだ,おまえたち」
晟:どうすると言われても,何がだ。
GM/紫音:「まずは千葉のことだよ。あいつをどうするつもりだ?」
ユウキ:ボコるに決まってんだろ。他に何かあんのか。
GM/紫音:「遙もそうか」
遙:…………。えーとすいません。まだ炎華状態なので,何も答えません。
GM/紫音:「ふむ。晟はどうだ? 千葉を倒すのにはつきあってくれるのか?」
晟:事情がよく飲み込めんな。だが,相手があいつだというのならば協力してやらないこともないが。
GM/紫音:「ふーん,そうか。なら手を借りようか。事情が事情だし,記憶の混乱が回復するまでUGNにいるだろ?」
晟:まぁ,そうせざるを得ないだろうな。
GM/紫音:「大谷は留守だが,面子は色々と揃ってるからな。オリジナルのおまえにも会ってみたかろう?」
晟:……それは,余計話が混乱するような気がするんだが。
GM:きっと会ったとたんにこんな感じですね。「何だ貴様は」「何だ貴様は」
一同:(爆笑)
GM:「誰に断って人の物真似をしている」「誰に断って人の物真似をしている」とか。
遙:ちなみに,今は確か蒼もいるんだよねぇ(笑)。
ユウキ:うぜえ。めちゃくちゃうぜえ。
晟:(咳払い)しかし,背が低いのは仕方ないとして,細いというか,実に普段鍛えてなさそうな身体だな。
GM/紫音:「ああ,晟? 戦闘嫌いなんだってさ」
晟:そんなものか? ま,しかし殴るしか能のない馬鹿よりはマシだろう。
ユウキ:ああ?
遙:ちなみに,おそらくそれは光のことを言っていると思われ。
GM:ユウキにはケンカ売ってるように聞こえるだろうけどな。
遙:そして楓ちゃん,「殴るしか能のない馬鹿」に自分が当てはまるということには。
晟:(ひらひらと手を振って)気づいてない気づいてない。
一同:(笑)
ユウキ:結局てめえが一番バカなんじゃないかよっ。
晟:(無視)そう言えば,松山は元気にしているのか。
GM/紫音:「現役は退いたんだが,ま,非常に元気だ。元気っつーか,相変わらずというか,ますますひどくなった」
晟:…………。そうか。
GM/紫音:「懐かしいだろ? 会いたいだろう?」(笑)
晟:いや,できれば会いたくないので,おまえからお幸せにと言っておいてくれ。
GM/紫音:「そうか? 戻れば絶対顔あわせると思うがな」
遙:きっと「おお晟くん,お帰りー! 元気にしてたかー? 俺はこんなに元気で幸せだぞー?」みたいな感じですよ?
ユウキ:つーか,マジでそんなんばっかりかよ!?
晟:……あのね。こういう設定にもってっといて,今さらなんだけどね。
GM:はい?
晟:ホントにこーゆー面子で,終わるのこの話?
GM:ねえ(笑)。
ユウキ:いや,終わるでしょ。どうせ後はボスをボコるだけなんだし。
晟:つーか,それだけしかないんかい。
ユウキ:当然でしょ。千葉を殺ル! 他に目的がありますか?
晟:いや,私はいいんだけど……遙ちゃんにはあるんじゃないの?
遙:んーと,そうですねえ。炎華は千葉についてどれくらいのことを知っているのでしょうか。彼の動機とか。
GM:え? きっと全部知ってますよ?
晟:多分,炎華が言わないだけだよな。
GM:そうですね。というわけで,そのシーンはこの後にしようと思います。ではいっぺんシーンを変えようと思います。
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