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GM:えー,ではとりあえず4回目を始めようと思います。今回は,前回のシナリオが終わってから2週間ばかり経ってます。そうするとだね,前回参加してない人は,1ヶ月くらいのブランクがあいちゃうわけなんだね。 
ユウキ:でしょうね。何でだか知らないけど,わざわざ北極海まで船で行きましたからね! 
晟:そうですよね。普通船では行きませんよね! 
ユウキ:普通飛行機だと思うんだけどなぁ! 
晟:普通そうしますよねえ! 
GM:……ごめんよ。 
一同:(笑) 
GM:だって飛行機だとバトルがしにくいんだもんよ! 俺も失敗したなぁと思ってるよ! 
尚也:はいはい。で? 
GM:……ええと,前回参加してなかった人は,その間に何をしてたか決めてくれ。ちなみに,オーヴァード関係の事件は特に起こってないよ。少なくとも市内ではね。ああ,あと今回初参加の人がいるんで,まず自己紹介から。 
悠貴:ええと,藤原悠貴,17歳です。身分はUGNのイリーガル。一応,母親の胎内で感染したケースで,生まれながらにして能力を持っています。 
GM:17歳っつーと,デモンズシティができたころに生まれた感じ? 
遙:私が生まれたのと同時なので,2歳の時なのですよ。 
GM:すると悠貴が……あ,いや。ユウキじゃない。こっちの悠貴ね。 
悠貴:気がつくと同じ名前でしたね……。 
GM:ややこしいな。じゃあ悠貴ちゃんと呼ぼう。 
悠貴:男なので「ちゃん」はやめてください。藤原って苗字で呼んでくれればいいですから。 
GM:じゃあ藤原組長? 
悠貴:何故組長!? 
晟:じゃあ「ゆーちゃんその1」と「ゆーちゃんその2」で。 
悠貴:えと,それは僕がゆーちゃんその2ってことなの?(笑) 
ユウキ:そう呼んだら殺す。 
晟:でもわかりやすい……。 
ユウキ:呼んだら殺す。 
遙:こっち(ユウキ)がゆーちゃんで,こっち(悠貴)はゆーきちゃんなのです。 
ユウキ:それも殺す! 
晟:すでに呼ばれてるじゃないですか……。 
ユウキ:呼ばれてねえ! 
尚也:じゃあ「ゆーくん」でもよかろう。 
晟:「ユウくん」はすでにユウキさんが呼ばれてるんでダメですよ。 
ユウキ:呼ばれてねえ! 
晟:ゆかりちゃんにそう呼ばれてるじゃないですか! 
悠貴:だから藤原でいいんだけど。 
GM:藤原だと「やぁってやるぜ!」になっちゃうのでダメです。 
悠貴:ほ,ほえ? なんで? 
晟:(ぼそっと)今どき藤○忍なんて誰もわかんねーよ。 
GM&ユウキ:え〜〜〜!?(←すげえ非難がましい口調) 
晟:(悠貴に)知ってる? 
悠貴:わかりません。 
尚也:私もわからん。 
遙:それ,何なのですか? 
ユウキ:超獣○神ダン○ーガだよダ○クーガ! 
GM:人を超え,獣を超え,だよ? 
ユウキ:出でよ神の戦士,だぞ!? 知らねえのかよ! 
悠貴:知らないよ(笑)。 
GM&ユウキ:え〜〜〜!? 
真:(隣の卓から)……おまえら,濃いよ。 
一同:(笑) 
ユウキ:濃くねえ! ダンクー○は基本だ! 15話になるまで合体しなかったロボットアニメはあれくらいなんだぞ!? 
GM:そうだ! しかも合体したとたん,「次回に続く!」だったんだぞ! 
遙:どうでもいいから戻ってこーい(笑)。 
 
 毎度のことだが,すげえどうでもいい話で時間を費やしておるのぉ。 
(注:リプレイに収録しなければいいという説もある) 
 
GM:(咳払い)とりあえず悠貴はイリーガルなので,仕事が入ってこない間は普通に学校行ってるわけだね。 
悠貴:そうですね。 
GM:じゃあ学校に通ってる面子にロイスを結んでもらおう。えーと,学校行ってる人は? 
遙&晟&尚也:はーい。 
晟:ただ僕は藤原さんより3歳も下なんだけど,いいんだろうか。 
GM:でも皆同じクラスだから。 
一同:何で!? 
GM:面倒くさいから。 
悠貴:(サイコロを振って)じゃあ晟にお願いします。「親近感」と「不信感」でポジティブが表です。 
遙:(手を挙げて)私はゆーきちゃんにロイスをとったのですよ。ポジティブで「憧憬」なのです。 
悠貴:え? 何に憧れてるの? 
遙:わかりませんが,優しいし,憧れのお兄さんなのです。 
晟:……ふーん。 
悠貴:まぁ僕にとっても遙ちゃんは妹みたいでかわいいなぁ,みたいな感じですけど。 
尚也:おや,三角関係か? 
晟:……ふーん。 
悠貴:いや,そういうんじゃないけど。 
晟:……ふーん。 
悠貴:ないんだけどね?(笑) 
ユウキ:おまえ,毒盛られないように気をつけた方がいいぜ(笑)。 
GM:ちなみに晟が帰ってきて,ようやく風邪も治って学校へ来てみると。今まで影の薄かったクラスメートの一人が,遙と仲良くしてる。 
晟:…………。 
遙:(明るく)ゆーきちゃんゆーきちゃん,見てくださいなのです! 
悠貴:へー,すごいね。こんなに早く解けるんだな。 
遙:えへへー,照れるのです! でもがんばったので誉めてもらえると嬉しいのです! 
悠貴:ははは,かわいいなぁ遙ちゃんは。 
GM:ドアを開けたとたん,というような光景が繰り広げられているわけだけども。 
晟:……では衝動判定を。 
一同:(笑) 
晟:それは冗談ですけど。でも教室の入り口で固まってます。 
尚也:おや晟,久しぶりだな。 
悠貴:ああ,今日から登校なの? もう風邪はいいんだ? 
遙:あっ,あきちゃんだー! あきちゃん久しぶりなのです! 
晟:(固い声で)久しぶり。こんにちは。で,いったい何をやってたんです? 
悠貴:何って,こないだの宿題。遙ちゃんは勉強できるんだなーって感心してたところだけど。 
尚也:ああ晟,同じ宿題がおまえにも出てるからな。はい,プリント。 
晟:……何で尚也さんが預かってるんです? 
尚也:私が君の前の席だからだ。他に何かあるか。 
GM:だんだん何の話をしてたかわからなくなってきたな。ええと……悠貴はこのへんにして(笑),遙と尚也。この間どうしてた? 
遙:前回自分に起こったことを,所長に相談しに行ってると思うんですけど。 
GM:そうですね。じゃあ前回晟のへたれーが外出中にだね。 
晟:ああ!? 
GM:(無視)遙は自分のルーツを求めて,資料探し。 
遙:ほえ? 
GM:かいつまんで説明しちゃうとね。実は明日香のお母さんの家ってのが,東北にあってね。かなりの旧家なのだ。 
遙:地主さんとか? 
GM:それもそうなんだけど,ちょっと特殊な家だったらしくてね。何でも……(口ごもる)代々,その,巫女さんを輩出しているらしくて……。 
晟:はい,お休み〜。 
悠貴:あ,寝た寝た。 
一同:(笑) 
GM:寝るなぁ! じゃあ何て言えばいいんだよ! 
晟:(半眼)いやぁ,何となく言いたいことはわかるけどね。つまり,地元の神社で巫子を受け継いでたってことでしょう。 
悠貴:んで,代々アヤカシのものと戦ってたとか? 
GM:そうそう,代々異能者の家系なのだった! 
晟:マスター,最近『異能使い』買ったでしょ。 
GM:いちいちうるせえ! ともかく! 紫音やら泪やらまで動員して調べたところ,そこに古くから伝わっている文献を送ってもらうことができたのだった。それによると,明日香んとこ,つまり茶山家は代々女系で,本家の女の子には必ず特殊な力が備わっているそうな。 
遙:あれ? 明日香も? 
GM:んと,今までほとんど出てこなかったけど,明日香の場合は変身能力。だから1話で獣になったわけで。 
遙:ああ。そんなこともあったねえ。 
GM:おう,俺もつい最近まで忘れてたさ(笑)。でね,話を戻すと,茶山家の始祖は炎華姫(ほのかひめ)という女性でね。遙の能力は,どうもそれに近いんじゃないかという話。 
晟:どうでもいいが,あまりにベタな名前だ。 
GM:だからいちいちうるせえ!(笑) 
遙:近いって,具体的にどう近いのですか。 
GM:その本質は「略奪」と言われている。 
遙:りゃ,略奪?(笑) 
GM:具体的には熱を操って敵を燃やしたり,体温を奪ったりということだけど,他にもありそうではある。何せ初代炎華姫は室町末期の人なので,そこまで詳しくは伝わっておらんのだった。 
遙:ほえ〜。いきなり話が大きくなってきたのですよ……。 
晟:ちなみにこれ,レネゲイドウィルスとは関係なし? 
GM:なし。そういう家系の人が,さらにウィルスに感染しちゃったと思いねえ。 
ユウキ:(ぼそっと)ううむ……そうすると俺は遙の肋骨をぶち折ってパワーアップせにゃならんのか……。 
遙:ほえっ!?(一同笑) 
晟:どうしてそうなる! 
ユウキ:そらやっぱりお約束だし?(←返す返すもスクラ○ドネタです……涙) 
晟:だからって遙ちゃんの肋骨もってくことないでしょ! 
ユウキ:じゃあ晟の肋骨。 
晟:ちーさんの肋骨でも折ってろ! 
GM:それが一番正しいような気もするが……もとい,とにかく遙が得た情報とはそんな感じだ。で,尚也。特に何かしていたことは? 
尚也:私は和也を探している。今まで通りだ。 
GM:そうか。実は君,和也と1回戦闘を行っているのだ。 
尚也:おや? 
GM:他の仕事をしている最中に,ばったりね。どうも和也は,君のことを兄と認識していないようだ。 
尚也:私を他人だと思っている? 
GM:わからない。しかし,何か記憶の改竄が行われているのは間違いないだろう。 
ユウキ:(←嬉しそう)改造だ,改造。99パーセントの同調と,1%の反逆! 
尚也:そうか,改造人間にされちまったのか……。 
GM:そう,精製されたの(笑)。ちなみに,弟は結構強かった。君と同じくらい。 
尚也:むう……。仕方ない,孝太郎にエサをやってこよう。 
GM:……はい? 何それ。 
尚也:何って,私が飼っている犬だが。 
ユウキ:林○こぶ平な声で鳴くのかよ……。 
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