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アケオメショウガツ
さぁ新年早々修論うっちゃって何を書き出すかと思えば風俗思い出話。僕は常々風俗へは一人で行くものだと考えています。店から出た後の油の抜け切ったなんともいえぬクールダンディーな顔を見せたくないものです。ただその場のノリ的なものでイレギュラーに誰かを伴って詣でるときもあります。そういうケースに限って何かと思い出に残るもの。そこで今回数回にわたってそんな思い出話に花を咲かせたく思います。そんな甘く切ない都会の輪舞。今ご覧になっている方はお好みのBGMか何かをデッキにセットし、いったんそれを無視してからケミカルブラザースかうろ覚えプリンスを自分アレンジで口ずさみながらお楽しみください。

まず大一番を飾るのは大塚のピンサロ。先輩である、アメフト野郎“フットボール大和”氏。大食漢“グレート寮長”氏。当時大学六年生“ドクターK”氏の三人であります。以後敬称は略です。先輩だろうが知ったこっちゃない。行動原理が脳以外の所に司られている三氏に理屈は存在しない、そんな尊敬すべき三人です。

僕の19歳の誕生日の夜、グレート寮長の家でだべって酒だかをかっくらっている時でした。おそらく言いだしっぺはフットボール大和だったと思います。ともかくヌキたい。ヌカずにおれるかと。ならば大塚のピンサロ。安いし店の子の質もなかなかよいとのこと。話がまとまるのが早いか翌日行くことに。しかしよりにもよって誕生日の翌日に。いや、糞後輩である僕の誕生日だったからこそでしょうか。

そんなこんなで大塚に降り立つ特攻野郎Aチーム。以前フットボール大和とグレート寮長が訪れたことのある店へ。フットボール大和は花びら回転、つまるところのねーちゃんが二回来てくれるサービスを選び、それ以外の僕を含めた三人は一回転三千円を支払います。

ピンサロは長いすと申し訳程度のテーブルがついた飲食店形式なもんですから、座席位置によっては他人の頭やらねーちゃんの足やらが見えるようになってるわけです。座る席は店の差配ですんで決められません。ポジショニング運によっては非常に気まずいことになるのですが、当然そこは僕。なりました。ぴったりと後部席にマークするはグレート寮長。うかつなことはできない。いや、します。してしまうのです。

ねーちゃんがやってきてなんやかんやするのですが、ここであまり露骨に流れを書くとサイトのサーバーから「ユーザー様、誰に断って、どピンクワード垂れ流してんだぁ?サイトごと鶴見川に垂れ流したろかボケでございます」とか警告されてしまう恐れがあります。ここは表現を漫画雑誌に置き換えながらながら進めることにいたしましょう。

「お客さん宮迫に似てるね〜。よくいわれない〜?」「宮迫?マジっすか?いわれないっすね〜」とかのぬるいトークから始まってぼくの少年マガジンをねーちゃんが月刊ガロしてきます。お互い並んで座っているので非常にやりにくいのですが、僕の方ではビックコミックスペリオールしながらもやっぱりピンサロの人って少年チャンピオンが漫画ゴラクしないんだなとか思い、向こうの体勢を変えてもらいます。おねーちゃんのまんがくらぶオリジナルを文芸春秋してるうちに僕のなかよしがウルトラジャンプし、終了。文芸春秋は漫画雑誌じゃない。

店外に出てきたのはおねーちゃんが早めに来た僕が一番最初だったと記憶してます。当然二回転しているフットボール大和氏は一番最後。しばらくたって出てきたグレート寮長からの開口一番。
「宮迫?マジっすか?」
そうです。僕の声、様子はグレート寮長につつぬけ。
「え?この店来たことないっすよ。マジっすよ」に続き
「お前AV男優みたいに声出しすぎなんだよ。ア〜、イク!スー、ア〜!イク!イク!ア〜、スー、ア〜、イった〜」
ちなみに上の「スー」は息を吸う音です。もはやエロを通り越したとしか思えないドッカンドッカンの馬鹿アメリカポルノか。

そんなこんなでフットボール大和が出てきてさらにグレート寮長のグレートな情報。

「フットボール大和のとこにいった二人目の女、こいつのとこについた女だから」と僕を指す。

2スクリューしたフットボール大和の元へ僕からピンサロ嬢のスクリューパスです。逆じゃなくて本当によかった。フットボール大和先輩のあの渋い表情。いい顔なさってました。

そんなこんなで本件は大塚ピンサロ事件として僕らの間で語り継がれることとなります。というか五年たった今なお、ことあるごとに「ア〜、イク!スー、ア〜!イク!イク!ア〜、スー、ア〜、イった〜」とネタにされ続けております。どんな誕生日なんだか。余談ですがグレート寮長と僕の誕生日が重なるとロクなことになりません。一昨年仙台の温泉にグレート寮長と浸かっている時は多分に僕の責任ではあるものの源泉で局部の先っちょを火傷し、あまつさえグレート寮長の策略で他の若い女性泊り客に全裸を見られる、という語るも呪わしい話があるのです。いずれこれも別の機会にどこかで書きたいものです。

それでは次の話に移ってみましょう。現在年が明けて1:43分です。もう書く気がおきない。

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