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2005-07-16
学内の学会があった。学内学会とはいえ、そこは公式の場。服装には気をつけねばならない。スーツを着てくるべし、とは言われないまでも、ジャケットと襟付きのシャツは欠かせない。カーゴパンツやらワークパンツなどという、中学生のようなボトムスはもってのほかである。ましてや上下臙脂色のネームプリントされたジャージなどという格好はドンキホーテですら別のジャージ組にカツアゲされるに決まっている。ジャケットとは名ばかりの舐めた安物上着しか持っていないぼくは一着しか所有していないスーツを着ねばならない。ただ、カバンの中身はというと、エグゼクティブクラスのビジネスマンよろしくスピリッツとゲームボーイアドバンス、ペットボトル。世界を股に駆けてディーリングしかねないアイテムを揃えている。本当に舐めているのか。学会を。昼間からバッティングセンターに向かいかねない勢いなオフィスエスケープ感あふるるカ バンの中身。バッセンで疲れた身体を癒しにドトールで粘り、冷房に 当たりすぎて寒くなったのでそろそろ公園。コンビニで購入し、湯を入れたカップ焼きソバの湯きり湯で蟻の巣を責めにいけばいいじゃない。すぐに。暗い。そんなこんなで、同期やら先輩やらの発表はぼくの屈折した理想リーマン像を当然よそに粛々と進んでゆく。そんな一日。うんこうんこ。


2005-07-17
六時に起きねばバイト先に間に合わぬ中、案の定昼すぎに眼を覚ます。することが一瞬で消えてしまったので、Tシャツ、サンダル、短パン、リュックに身を包み、パーフェクトないでたちで街にくりだそう。あえて日曜の渋谷に、あえて電車男を、あえて独りで見に行く。一体ぼくのほうこそナニ車男なのだという問いに対してはガン無視。これまた電車男を上映してる映画館が、どうにもしゃらくせーオサレスポットにあらせやがられる。独りで見に来ている奴の姿などほぼ皆無な状況。またこのクソ暑さで額を汗でぎらつかせるぼくのような風体をした者も皆無。別に映画の内容なんてどうでもよく、中谷美紀が中谷美紀で中谷美紀を中谷美紀であったということに満悦。前回からキモイほど中谷美紀を連発するが、しょうがない。不快に感ずる方もいるかもしれないので、やはりここはきちんと映画の内容にも触れておく。国中涼子は国中涼子さえも国中涼子として国中涼子であった。結局内容はどうでもいい。

喫茶店で余韻にひたりながら過ごしていると「花火いかねー?」との誘い。そんなわけで横浜は山下公園へ。8000発の花火だとかなんだとかで、ともかく横浜は浴衣やらなんやらでごった返している。狂おしいほどにごった返しておりました。ベストビューポイントはだいたい抑えられており、我々は流浪。行き着いた先は、ビル路地にある駐車場。そこもそこで結構な人だかりでしたが。そんなわけでなんとなく携帯カメラで撮った写真を掲載。手ぶれしまくってら。

途中、花火の煙がもくもくしすぎて肝心の花火が見えなくなっちまったりとか、背後にいた酔っ払ったヤンキー女の、エロ話が気になって花火どころではなくなってしまったりと、色々なことがあったものの、やはり夏はこれに限る。



2005-07-18
暑くて寝苦しい日々が続く。そんなときに決まって思い出すのは、霊感ゼロなぼくが体験した唯一の奇妙な話し。

高校に上がったばかりのころだったろうか。同じように熱帯夜で眠れない。どうせ起きているなら気を紛らわせようと、暗闇の中、ラジオのスイッチを入れ、適当にチューナーのダイヤルを回した。ザッピングしていく中でニッポン放送のオールナイトニッポンだの、TBSのUP’sだの、文化放送でやっている番組名を知らない深夜放送だのが放送されている。その時刻が少なくとも午前一時から三時の間であることがわかった。どれを聞こうか、ふたたびザッピングしていくうちに、奇妙にクリアーな周波数にチューニングされた。松任谷由実のように癖の声をした女性パーソナリティーがしゃべっていた。ただ、松任谷由実ではないことは断っておく。別人の声。トーク内容は次のようなものだった。うろ覚えなので細部は適当だが、擬態語は記憶に残っている。

横になっている私の周りで這うような音がする。ずるずるずる。這うものは足の平を額の上にのせてきた。ひやりとした冷たさが伝わる。ぎぃやと叫んだ私の耳に響く笑い声。あははははは・・・・

とりたてて怖い内容ではないし、逆に暑さにやられて中途半端な電波文章をうれしそうに打っているぼくの姿のほうが恐ろしい。が、ともかくそんな内容だった。それを聞いてチキンハートなぼくは気持ち悪くなってチューナーをグルグル回した。パーソナリティーの軽妙なトークをオンエアする周波数に合い、少し落ち着く。けれど、さっきの番組がやっぱり気になって、少しダイヤルを戻してみる。番組名だけでも確認しておこうと思った。けれどいくら戻してもノイジーな音がするだけだった。まったく別の番組にチューニングされるだけだった。

翌朝、ラジオ欄で確認した。それらしい怪談をオンエアしていた局、番組はない。AMラジオヘビーリスナーな友人に聞いても、まったく心当たりがないという。

夢だった、そういうのは簡単かもしれない。けれど、ぼくはそれが夢ではなかった方法を確認するすべを持っている。ただ確認はしていないのだけれど。恐ろしいから。その時、ぼくはラジオの録音タイマーをセットしていて、自動的に午前一時から三時までのラジオ番組を録音するようになっていた。ザッピングしていたあのときを録音していたのである。ぼくはそれを再生させる気が起きないまま、そのテープをいまだに持っている・・・というところまでかければそれなりにいい感じの怪談としていい感じにまとまる、という話し。前半は一応本当の話し。

つか直接害の無い怪談なんかよりスリリングでショッキングサスペンスなのは、せめー商店街の道をド下手ドライバーことぼくが車走らせているときに、ヤクザの葬式だかをやっている場面に出くわし、道の片側に停めたセルシオやらベンツの脇を通らねばならなくなったとき。本当に泣きそうになった。キンタマのみ一気に冬模様。背中をいやな汗がドバドバでるのを感ずる。前フリが長すぎ。それを暑さでブサイク全開なツラをディスプレイ前にさらして書いてる自分の姿がの方が怖い。



2005-07-19
どうしたハイテク時代の落とし穴か、イタコよろしくで埋めた適正試験のマークシートとセレブのうんこの方がいくぶんキレイ、なぜならセレブなもん食ったなれの果てなのだから、と言っても過言ではない汚ねー字で書いた無内容エントリーシートが選考を通過してしまった企業の面接に望んだ一日。プロピアだかナチュラルマープを施さねばならない心臓のぼくは、控え室でこの上なくド緊張。本番が始まる頃には、受験者席に塩田ことぼく。何がなにやらの四十分。タクシーの怪談よろしく、びっしょりになった椅子を面接官がぎょっとしてくれれば勝ち。チェーン居酒屋や立ち食いソバ屋のようなコミュニケーションレスな空間がやけに恋しくなる。今まで垂れ流してきた文字数×100円がガッツリ手に入る、とかいう商法を考え付くホリエモンが今すぐぼくの尿道から飛び出てきてくれないかと切に願う。今から伝説のロックバンド目指すことにします。楽器は無論空気ギター。助けてくれ。


2005-07-20
<前半戦>

どうにもこうにもタバコが吸いたくなりまして、午前四時を回った頃何故か起きだす。そういえば、帰りがけに買った一箱が未開封のままあるはず。もぞもぞとカバンの中を物色します。ない。確かにコンビニで買ったはずなのにない。部屋の中を物色。やさがし開始。あるはずの無い風呂場も見たけれどもやはりない。どうやらどっかで落としている。さすがにトランクスのままで出かけるのは、いくら学生とはいえまずい。いやそれ以前の問題ですので、起きぬけそのままのよれよれTシャツとしぶしぶ短パンを履いてかろやかに最寄のコンビニまで早朝散歩。昼間の湿度と暑さが嘘と思えるかのような外。早朝ジョギングをなさってる方々に対し、体内時計クレイジー野郎どもくらいにしか思っていませんでしたが、認識を一変。この時間だからこそ出来る。朝すばらしい。最高。ともかく一服すると、まだすごく眠いことに気づかされる。後半戦は何か事件が起きたら書くことにします。予測しうる内容として、二度寝のままバイトの時間がっつり通過。そんなわけでこれより二度寝しまーす。体内時計クレイジー野郎は間違いなくぼくです。

<後半戦>

事件が起きたら書くとかぬかしましたけども、事件どころじゃない。大事件。前後半なんてわけていられないから、とりあえず、日もまたいでることですし、21日の回に書きたいと思います。バイトに遅刻の件・・・?お察しください。



2005-07-21
ただ単に飯を食おうと思っていたら、日をまたいでいることにびっくりする。とりあえずこれ以上の事件は起きないでしょうと思いますので、ここに書かせていただきます。

事件というのは他愛もない話。ちょっと飲みすぎて、気づけば学校のある街と自分のホームタウンの間の駅で降りているというもの。この町。めんどくせーので、仮に溝の口としておきますけれど、けっこうあなどれない町。旧街道の中継点にある町だけに昔から栄えている。だから風俗も当然存在する。そりゃ東京や川崎の中心にグレードの上でかなわないけれど、自分の家からほどよい距離にあるこの町に風俗が存在するのは重宝します。しかも本番率が異常に高い。まあインターナショナルにですけれど。

が、しかし。がしかしなのですよ。酒に酔った勢いでこの町を歩いてみると愕然とする。違法すれすれでちょんの間よろしく商売してた店がない。かつてあったその場所にない。まじで?いやはや、警察もちょっとがんばりすぎでしょうと、ひとりごちていると、キャバクラの客引きがわざわざ階段を上ってきてぼくを誘ってくる。もはやキャバクラでおさまるテンションではないつーの。じゃあお前のケツかしてください。仮称であるところの町、溝の口はなんのおもしろみもないキャバクラ乱立地帯となってしまったのでした。ぼくの町を返せ!なんのために股間をファンタジックにさせたのかまったくわからない夜。なんでマルチ商法っぽいオフィスにかわっているのか。まいったね。どうしてくれよう。いや、当然マッサージ店を標榜しておきながら本番行為におよぶのは当然、やらせる側もやる側も違法ですけれど。確かに店名が何度も変わり妖しさ大爆発も、本番やれるしで参ってみたけれど、たった数ヶ月の間にここまで変わるとは。時の移ろいにただただ呆然とするばかりです。

未明の事件のおかげで前期最後のゼミの講義も三十分遅刻。で、また前期最後ということで〆。また身体と脳細胞を破壊した感じ。アホな日々です。



2005-07-22
前回の内容、書いた記憶がずっぽりないので、びっくりします。なんつーこと書いてるんだ。捕まるつーの。あ、ちなみに件の会社は落ちたこと発覚。

それとはまた別の話で、妥協の路線か新たな路線か、の選択をせまられる事態になりまして、天秤にはかりをかけて、結局妥協でズルズルな道を選択。はぁ。それはそれで憂鬱な話し。あまり具体的にかけないこともまた鬱屈。



2005-07-23
建設予定地に欠陥工事よろしく建設してみよう―その1

先輩とどぶ臭い川崎の溝口で飲んでいて、気づけば鏡月グリーン祭り祭りとばかりにボトルが二本空いている。日の出が早いので空は白々としているものの、電車はがんとして動かない。そんなわけで駅で待てばよいのに、歩いて帰ることに。ただ、ぐるんぐるん回っているので、帰り道もぐるんぐるん。気づけばやたらと遠回りな道を選んで歩いている。家はどこだ。そもそもここはどこだ。個性の無い住宅街。道がわかるはずもない。とりあえず、川崎を東西に貫く尻手黒川道路を目指す。そもそもそういう発想事態が間違い。最寄の駅を探して線路沿いに帰るのが最短であるはずなのだ。サンダルずれで足の皮がベロンベロンになっている。しかしその痛みに気づいたのは、マックスベロンベロンになって違和感を覚え、はじめて自分の目で確かめてからだった。実際見てみると痛みがより自覚される。痛さをなんとかごまかすため、歌を口ずさみながらまだ静かな住宅街を歩く。その様子は間違いなくいい病院を紹介されねばならない。ようやく尻手黒川道路に出て、家までの道が発覚する。が、ここで家までまだ相当距離があることを自覚する。トボリトボリとひきずるようにして歩いていると、ぼくの横に赤い車がすーっと停まる。中からは若いオナゴが「すいませーん」とゾクゾクするようなウヒョボイスで飛び出てくる。頭のネジがいくらぶっ飛んでいるとはいえ、そこは生来のビクビクさんなぼく。間違いなくこれは色香にからめた犯罪の臭いがする。かんべんしてくれ。されどオナゴである。なんでしょうと言わざるをえないだろう。いや、言わねばならんのです。ヒョイと運転席の方を見る。見なきゃよかった。間違いなく債権回収は鼻骨を折ってやりゃぁ済むんだよガハハなタイプのお兄さんが乗っている。ああ、逃げ出そう。いや、足が痛くてとてもじゃないが咄嗟の行動に移れない。畜生。これまでか。とネガティブ・シンキングまっさかりなぼくをよそに、その人らは本当に道に困っている人だった。「日吉に行きたいけど、ここはどこなのでしょう」とのこと。うわ、日吉は全然反対方面。ともかくここは川崎知識を総動員してそのオナゴの持ってる地図を手に取り酒臭さマックスで教える。債権回収業かどうかはわからない、お兄さんの方もやたら腰低くお礼を述べてくれる。めちゃくちゃ感謝されるも、こちらは汗びっしょり。そんなこんなで家につき、風呂に入ったらベロベロ足に湯がしみるしみる。消えてしまいたいと思った一日。



2005-07-25
建設予定地に欠陥工事よろしく建設してみよう―その2

ともかく八月の後半になって、この日の出来事をおもいだしながら書くという、あとから読めばパラノイア日記もいいところだけど、建設すると書いたのだから書かねばしょうがない。この日に何があったのかということの手がかりとして携帯のメール履歴をチェックしてみる。どうやら学校に向かったらしいということだけかろうじてわかる。なぜこんな日を建設予定地にしようとしたのか理解に苦しむ。大学の知り合いの友人という二度と会うことなかろうな、という人と茶を飲んだことをぼんやり思い出すが、特筆すべきところは何もない。なので、こういうときは画像とかを挟んじゃったりしてごまかせばよいわけだ。別に7月23日撮影となっている。日も近いしいいだろう。

社会病理であるセクハラの決定的証拠。「(相手が)酩酊していたので介抱したかった。まったく他意はなかった」と供述している模様。



2005-07-26
建設予定地に欠陥工事よろしく建設してみよう―その3

つか「その3」とかまでやって、夜中にしこしこ更新したところで、どこのどなたが過去の更新予定地を読むのだというのだろう。そういうことを一切考えず言葉をただ垂れ流したもの勝ち。つか世間的には大ルーザーなんですけれども。少なくともこのサイトの中では勝ちという方向で。どうやらこの日のメールを読むと、台風が接近していたことが伺える。そうそう。やたらと天気の悪い日でした。んで台風と聴くといてもたってもいられないインフェルノ・マニアなぼくは研究室のバイトの日であるということそのものが楽しくてしょうがない。台風で帰宅難民となり、研究室で泊り込みという状況を朝から想定してはニヤついていた。はっきり言って気色悪い。非常食の買出し、いや嵐の吹き荒れる中の買出しというシチュエーションがたまらなく好きです。結局台風の奴は勢力もそこそこに、東京上陸をはたすことなく逸れていきやがりました。かわりにぼくの前に襲来したのは、大雨・台風の危険があるにもかかわらず、勤務先の仕事を終えた研究室OBの先輩D。普段はめったに顔を大学に見せることなんてないのに、こういうときだけふらりと研究室に現れる。本当に意味がわからない。

以上、ずーっと流しっぱなしになってないうんこをようやく流せた感じ。これからは真面目に更新します。生まれてきてすいませんでした。



2005-07-27
めんどくせえとか、サイトとか別に気が向いたとき思い出したようにブリブリっと更新すればいいんじゃないですか?って思いながらつらつら営んでるわけじゃないですけれども、そう思っているという感じでお送りします。実際そう思ってます。胡坐かきすぎて膝をバキバキに痛めすぎりゃいいじゃん自分。エニウェイともかく、別にかようなウンコサイト見てる人が多いわけでもないし、このサイトが楽しみでしょうがなく思いつめた末にいっそ管理人こと人糞製造機を拉致って、山荘に監禁して足をナタでバッツり断ち、逃げらんないようにしてワタシのためにサイト更新しつづけるのよ的なナニーブン・キング気取りだよ風ミザリーが当サイトを訪れているのだとしたら、すぐさま凄腕のボディガードを、尊敬してやまないガクトセンセイよろしく雇いたい。意味なく長い。ハイ。というかこういうことをエブリデイ垂れ流し更新したい。珍文・珍思考を脳みそ形のナックルで書きなぐりたい。ああ、時間がない。近いうちにまとめて前回分までのを埋めますんで見捨てないでください。書くからにはいやでも読んでください。何がこの空白の間にあったのかまったく記憶がすっぽり抜けてますけども。つかぼくの「近いうち」ほど「真面目になります」とか「次がんばります」とか「路註ベンツのエンブレムを折って回る日課をやめます」とか「第10話おわり・・・長い間ご愛読ありがとうございました。○○先生の次回作にご期待ください」並にあてにならないものはないと聞きますが。