範馬刃牙
第135話「開花」
克巳がピクルに敗北いたしました
しかしこれは克巳が最初に言っていたとおり、勝つとか負けるとか言う話ではありません
その事を指し示すエピソードが、冒頭からの展開なのでしょう
倒れた克巳を運んでいこうとする小坊主達
やはり徳川のじっちゃんあるところ小坊主あり、と言う事なのでしょう
まぁ、彼らはいつもアナコンダ運んだり怪我人運んだり、
運ぶ事にかけてはお前等はピクミンかって勢いですからね
そう言えば以前アナコンダにも食べられてましたし、
もしかしたら地下闘技場に生えてるのかもしれません(人間じゃないじゃん)
しかし承太郎・・・これでわしゃ3度目だぞ
バキ感想で3回もピクミンネタ出すなんて そんなヤツあるかなぁ
(2度とテメーの感想は読まねえ)
いや、ほんとなんで前回、前々回に続いて三週連続でピクミンネタやってるんでしょうね私は
そろそろ任天堂の回し者かと思われそうなので、
SEGAネタやSONYネタも入れていこうかと思います
(バキのネタを入れろよ)
克巳を運んでいるピクミン小坊主達は、ふとドーム内のとある異変に気付きます
なんと、ドームから5万5千の観客達が存在しなくなっているではないですか!
大将の不甲斐なさにみんな帰ってしまったのでしょうか?
いやいやそんなまさか、バキ君のファンじゃあるまいし(オイ)
「(満員だった神心会門下生
無論―――たった一名とて欠けるハズもなく
全門下生が足元へ正座していたのだった
誇るべき我等がリーダーを
高みから見下ろすこと遂に耐えがたく
誰言うともなく―――自らの足元へ正座し―――
視線を伏せることで忠誠心を示した)」
神心会館長愚地克巳は、こうして皆の敬意を一身に受けて決戦の場を離れました
空手家として、男として、一つの勝負に全てを捧げ尽くしたその姿を見て、
門下生はその男に率いられる事を誇りを感じる
克巳は今、疑いようもなく長として認められているのです
克巳が館長である事に文句がある奴は神心会が相手だってもんですよ
お前こそが空手の王子様ってなもんですよ!!(第二部開始決定記念)
・・・しかし、冒頭でこうやって克巳が認められる感想を粛々と語ろうと思ってたのに、
なんで途中でピクミンネタとか入れちゃったんだろう・・・?(そう思うなら今からでも削れよ)
あと、足元で正座してるのはいいんですが、
なら末堂はさっさとお立ち台から降りるべきだと思うんですけど
なんだかあくまで一段高いステージに固執する姿から、
神心会に新たな火種の予感をかぎつけずにはいられません(要らん火種を撒くな)
あと、今回これで加藤の出番がほっとんど無かったわけですが、
まさかあいつ、この後「館長の敵討ちだ!」と空気読まずに特攻したりしないでしょうか?
それとも、今回出番が無かったのは
「お前、ドリアン編で散々目立ったからもういいべ?」って措置なんでしょうか?
指導員に約2名危険因子がいるので、ここは真の克巳派である寺田さんの活躍に期待しましょう
末堂、加藤、そして寺田。神心会三国時代の幕が今開かれる――!(勝手に変なもの開くな)
まぁ、大多数の門下生達は忠臣である事には間違いないので、
これからも克巳のために身命を賭して神心会の門下生として働くでしょう
もしこのまま克巳が帰らぬ人となったら、正座したままずっと克巳の帰りを待ち続けるかもしれません
そしてドームの前には、忠拳達の像が5万5千立つことに・・・
うん、シムシティでもそんな迷惑建築物は建てませんね
まぁ、神心会内乱編の話はともかく、今は克巳のエピソードです
担架に乗せられたまま球場を出て、克巳は通路を運ばれていきます
その途中に、独歩、バキ、じっちゃん、ペインの4名が見送りに立っています
郭海皇と烈先生の姿はありません
きっと医務室で中国四千年の薬草とか練ってるんでしょう
まぁ、ここで出番が無くても烈先生には、
この後でツンデレ看病イベント(喰うんだ)が待ってますからね
きっと克巳が烈先生の左足となり、
烈先生が克巳の右手となるようならぶらぶエンドが待っているはずです
きっと今回のシリーズで克巳の二人の母親が登場したのも、
烈先生が二人からそれぞれの「おふくろの味」を習う伏線と見ましたね
(『美味しんぼ』やってんじゃねぇんだ)
感動の結婚エンディングはともかく、克巳を見送る皆に様々な思いがよぎります
「(刃牙は心から悔いていた)」
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『まさかアンタに先を越されるとはな』
「(嫉妬から思わずほとばしり出た失言だった)」
・・・ああ、なんだ。悔いてたって、その失言を悔いてたって意味だったんですか
さっきの台詞はお悔やみ申し上げてたわけではないのね
いけないいけない、ちょっと勘違いして軽く殺意を沸かせちゃった☆
さっきの「・・・」の間は、私の表情がスクイズの言葉様みたくなってた間だと思って下さい
「(過去 数多くの局面で―――
この男に失望してきた
お調子者の―お坊ちゃまリーダー・・・・・・
そんな彼がよもや―――これほど気高い開花を見せようとは・・・ッッ)」
克巳の醜態ダイジェストと共に語られるバキ君の想い・・・
今までシコルスキーにさらわれた梢江ちゃんの行方探すのに協力してもらったり、
色々迷惑かけておきながらそんな事思ってやがったのかとか、
ここで克巳の醜態シーンを持ち出すのはネガティブキャンペーンのためかとか、
なんだか私がいかにバキ君を信頼してないかを改めて思い知る連想をしましたが、
確かに克巳は今までのネタキャラ・克巳とは思えないほど気高い開花、新化をみせました
まるでコイキングがギャラドスになったような進化ですよ!
いっそお坊ちゃまリーダーと言う事で、進化を重ねて頭から角でも生やしてみたらどうでしょうか?
マッハぜっこーもんなら、ピクルの肛門括約筋も破壊できるはずだ!!(してどうする)
ともかくバキ君は、克巳を見誤っていた事を悔いました
きっと、あの血まみれの格好で現れたのも純粋に嫌がらせだったんでしょうね
そして、あわよくば克巳がピクルにボコられたあたりで乱入しようとしてたんでしょう
「克巳が『ヒャイイイイ!』って叫んで逃げ出したら割り込もう」とか、
「よし、いっそ『アンタじゃムリだ。オレがかわる』とか言ってやるかw」とか、
そんな失礼な事思ってたんだろうがッ!!(言いがかり)
まぁ、流石に空気を読んで乱入は無かったみたいですが
これをバキ君の成長ととるべきか、
バキ君にも読める空気を作った克巳を褒めるべきか・・・!
(主人公なんだから、たまには素直に褒めてやれよ)
「(父は誇っていた
血縁なき親子の道を歩んできた二人―――
思えばあの瞬間ではなかったか
拳雄 烈海王の敗北を知らせたあの時
かつての我が子に―――毛先ほどもなかったあの予感
こいつ・・・・・・化けようとしている)」
「かなわねェ・・・
(見事な化けっぷりだ)」
・・・・・・・・・今まで誇ってなかったんだ・・・・・・
なんだか、前までの克巳だったらここで「見事な化けっぷりだ」とか言われずに、
「見事な道化っぷりだ」とか言われそうな、そんな言い方されてます
今までの克巳って、ほんとなんだったんだろう
確かにこれは板垣先生でなくても、克巳を語ろうとすれば泣けてしまいます
でも、克巳は確かに化わりました
化けるって言うか、誰かが克巳の皮を被って化けてるんじゃないかとか、
今にも絶対悪の本性を現すんじゃないかってぐらい化けてるように見えました
独歩ですら「かなわない」と思えるような、真の漢へと化わったのです
「ピクルは・・・?」
ペイン博士はあくまでピクルにしか興味ありません。流石はマッドサイエンティスト
徳川のじっちゃんは、溜息をつきながら応えます
「聞こえんかね・・・・・・
この―――地の底から響くような遠吠え・・・・・・
無傷に見えるピクルにとっても・・・・・・
それほどの闘いじゃったということじゃろう・・・・・・」
まぁ、実際地の底から響いてたわけですが
ピクルもまた、強者との別れに傷ついていました
ここら辺、ピクルがまったくの無傷だった事に不満が残ってましたが、
よく考えればこの決着の構図って、
伊達英二とリカルド・マルチネスの試合に似てるんですよね
たとえ無傷に見えても、世界王者は挑戦者を初めての強敵と心から認めていたのです
納得いかなかったのは、ピクルの戦闘中に睡眠行為があんまりだったのと、
あまり王者に後を託す気が起きないって点でしょうか
・・・・・・一歩がリカルドに勝つ分にはまだ期待も納得もできるけど、
なんか、克巳がこうまで完敗しちゃったのにバキ君が勝つイメージも希望も無いって言うのが・・・(酷い)
今後はバキ君がピクルに挑戦していく話になるんでしょうか?
まぁ、仮にも主人公なのですからきちんと決着をつけてくれるものだと期待はしますが・・・・・・
多分、『当てないマッハ突き』をパクったら
5万5千の暴徒がバキ君を襲撃に行くと思います