範馬刃牙
第１３３話「合掌」

陵遅刑という処刑方法があります


これは中国に伝わる処刑法で、
罪人を時間をかけて細かく刻んで殺すやり方です

ひと思いに殺してやらないあたり、考えた人はとてつもないどＳですね


まぁ、なんでこんな話をいきなり始めたかと言うと、



克巳が今週もまだ食われてなかったのはそうなのかなと


多分、板垣先生も今週は巻頭がグラビアアイドルではなかったので、

グロ描写に気が乗らなかったんだろうと思います


まったく、なんてドＳなんでしょうか板垣先生は！　このドＳ！　ドＳ！！



まぁ、このネタはもういいか



とにかく、克巳が段々と食われていく残酷絵巻のスタートです

思わず現実逃避して、バキネタが出てきた浦安鉄筋家族の感想でも書こうかと思いましたが、

戦わなきゃ現実と！なので頑張って克巳の生と死を見つめてみようと思います


右腕を丸々持っていかれ、克巳の出血量は極めて危険な領域に突入しています

朦朧とする意識の中、喰われる腕を見て克己は思います



「（どうだいピクル・・・・・・
俺は美味いかい
約束は守る・・・・・・
ここに来て・・・・・・生き長らえようとは思っちゃいない・・・・・・
おまえの勝ちだ・・・・・・食ってくれ・・・・・・
腕と言わず・・・・・・脚と言わず・・・・・
頭と言わず・・・・・・残すなよ・・・・・・）」　



克巳、食われる気マンマンです


ベルナドット隊長ぐらい食われる気マンマンです


意識があればピクルの唇を奪って喜んでるところですよ！（黙れフリークス）


ってーかなんでそんな覚悟完了してるんですか克巳
なんで思い残すことは無いみたいに満足に意識を失っているんですか！

私としては是非、意識を失っても今まで鍛えた『空手』が克巳を守るとかって展開を期待したいのですが


ガイア編でもうバキ君がそれをやっちゃってるので、もう無理なのかもしれません


克巳の覚悟は周囲に伝播し、皆一様に戦きながらその様子を見ています


ゆっくりと克巳に近づくピクル。ゆっくり・・・ゆっくり・・・

そのまま永遠にゆっくりしていってね！と思わないでもないですが


ピクルはついに克巳の頭近くで歩みを止めました

しかし、ここで誰よりも早く動いた男がいました



「（許せピクル・・・・・・
ここは恐竜時代ではない・・・・・・約束は守れんッッ）」　



無念そうなじっちゃんの合図と共に、観客席からハンターが立ち上がる！

おお、流石に同じ失敗は何度も繰り返さないようで、
烈先生の犠牲を教訓に、万一を想定して保険を用意していたようです


・・・この人達も、さっき勢いに押されて正拳突きとかさせられてたのかなぁ？


ともかく『ノーベルアサシン』ペイン博士が動かない今、
克巳を救えるのは彼らしかいません。バキ君も動く気無さそうですし


さぁ、今こそ徳川の智謀を見せる時です！

この漫画のファンの間で、たまに囁かれる



『腕っこきのハンター最強説』を見せてやれ！！



「実弾ではない・・・・・・許せ・・・・・・」　



じっちゃんが無念の決断をし、一斉射撃が始まろうとする、その時・・・



「銃を―――下ろさせな・・・・・・ッッ
御老公よう・・・・・・アンタまさか・・・・・・
倅に恥ィかかせる気じゃねェよなァ
男と男が　克巳がピクルと交わした不文律
端から口を挟める問題じゃねェ
約束を・・・・・・・・・果たすんだ・・・・・・」　



どうやら独歩は克巳の命を守るよりも心を守る道を選んだようです


菩薩拳ではなく強く握りこんだ拳はその内に秘めた悲しみ故か、
じっちゃんが口答えしたら八つ当たりでそのままぶん殴りそうな勢いですね


『鉄鍋のジャン』で秋山階一郎もその身をもって料理人の心得を示していましたが、

チャンピオン系の求道者一家は生き方が苛烈なようです


アライパパは息子を助けてましたが、アレはアライＪｒが未熟だったからで、
克巳を一人前の戦士として認めたからこそ独歩はこのまま見捨てようとしているのでしょうか


どっちも正しいケースだと思いますけど、

どっちも息子が頑張れば問題無かったんだよな・・・（無体な事言うな）



ってか、バキ君もノンキに見てないでなんか言いなよ！
独歩やじっちゃんにばかり動かせてないで、神心会のみんなも頑張るべきです

このままじゃ、僕等の克巳が、僕等のカツミンが食べられちゃう！！





『カツミン　愛のうた』



僕たちカツミン
マッハだけで突いて逝く
今日も鍛える　戦う　負ける
そして食べられる

いろんな命が
生きているこの会で
今日も　（ネタを）運ぶ　（ネタになりながら）戦う　（ネタが）増える
そして食べられる

（右腕を）ひっこぬかれて　たたかって　食べられる
でも　ハンマ達　倒してくれとは言わないよ

（右腕を）ひっこぬかれて　たたかって　食べられる
でも　私達　勝ってくれとは言わないよ 　



歌ってて凄い切なくなってきた



あと、ちょうどＣＬＡＮＮＡＤアフターストーリーの録画も失敗してる事に今気づいたのですが、


今ここで止まると完全に心が折れて立ち上がれなくなるので頑張る事にします


何が悲しいかって、ＣＬＡＮＮＡＤ録画失敗の哀しみが、

ほんの少しだけ克巳が食われる哀しみを上回ったことですね（人として最悪）


ともかく克巳が食われそうになります
神心会のみんなで一斉にかかっても、彼らは餌ですらありませんから

ピクル無双って感じで５万５千人がボコられて、ちょっと小腹を空かせたピクルに克巳は食われてしまうでしょう


そして万策尽きていよいよ克己は食われるのかと言うその時・・・

ドームの皆が、その異変に気付きます


なんと、ピクルは拝むように克巳の前で手を合わせていました



「（時代――民族――文化――知性――
あらゆる障害を超越て人類が取ってしまう行為がある
人智を超えた森羅万象
手の下しようのない脅威に直面したとき
到底真似られぬ偉大な人間性　愛　意志―――
慈しみに出会ったとき　何故か人間は掌を合わせてしまうという
戦利品だったハズの肉　それは強敵が与えたものだった
いかに野生とはいえ人間として・・・・・・
いかに原始とはいえ親友として・・・・・・・・・）」　



ピクルは『いただきます』を覚えた！



ポケモンだったらここで新しい技を覚えた事で、

殴って『たべる』を忘れさせるところなんですが、


ちゃんといただきますができるようになったピクルは、
来週ついに克巳を美味しく食べてしまうんでしょうか？


なんかどんどん進歩してるみたいなので、

そのうち倒した獲物をナイフとフォークを使って食べたり、

倒した獲物を食べる時も泣きながら唸るのではなく、



「これはまるで味の神心会や〜！！」とか叫んだりするのでしょうか？


（喰われてやろうって気にならない原人Ｎｏ．１）


とにかく何度も気になる引きを繰り返しながら次号です

喰うならいっそひと思いに喰ってやるのが人情なのに。ほんとドＳですね板垣先生は


『美少女いんぱら』の伊勢谷さんが読んだら思わず濡れるかもしれないＳ作品です


ちなみに、今週の板垣先生の目次コメントはこれ






『日本テレビ。ＣＭのハサみ方に激怒！！
もちろんチャンネル即変え。』　




近親憎悪ってーんですよそれ



まぁ、単行本で読むと悪くないテンポに感じるんですけどね！（ＣＭ＆フォロー）