Step9
助言  〜ジミーはルーの良き相談相手〜
from  (33)Bad Company    (34)Star Light, Star Bright   (35)The Play's The Thing  (37)Kansas   (39)Daisy


第二シーズンも中盤。ジミーやビリーがトラブルに遭遇している間、ルーはキッドとの仲を深めます(なぜか、ビリーが酷い目に遭っているときに、二人だけで熱々という話が多い)。ジミーとルーが接近しない話は、ここでもいくつか登場します。 (22.あるヒーローの死、 36.賞金稼ぎ、 38.信仰あつき人々)。 ただ、「あるヒーローの死」では、キッドがルーのことをジミーに相談するというシーンがあり、ジミーにとってルーは決して無関心ではない様子です。一方、ルーとキッドの恋愛はこの辺りがピーク。「小さなデイジー」では遂にキッドがプロポーズをしますが、ルーは"まだ早いから"と断るのでした。

こういう背景があるためか、ジミーとルーが会話するシーンは、キッドとの恋愛についての相談が多くなっています。ジミーにしてみれば、自分も少なからず思いを寄せている女性から、他の男性との恋愛の話をされて辛いのではないかと思いますが、本人には自覚がない模様。ジミーなりにルーを大切にしているのですが、タイミングが悪いことが重なりキッドに誤解されます。"ルーに手を出すなよ"と言われたジミー、自分の存在がいかにルーに近いかを理解したのでしょうか。


ルーの方は、沢山いるライダーやレイチェルの中で、唯一ジミーを相談相手としているようです。他の人には話しにくいことまでジミーに打ち明け、ジミーに慰めを見出しています。ルーにとってジミーは大事な仲間であるだけでなく、素直に心を開ける大事な人となってきたのではないでしょうか。


「痛恨の銃弾」
ベントンで女性を間違って撃ってしまったジミーが戻ってくるのをルーが出迎えます。
ジミーは、人と話ができるような精神状態ではないにも関わらず、恥ずかしそうに話すルーの相手をします。
(このあとジミーと話をしたキッドは、つっかかられて散々な目に遭いました)
そんなルーですが、ジミーの様子がおかしいことにすぐ気づき、この後、ベントンへ単独調査に行くのでした。
帰ってきたジミーにルーが手を振るが、ジミーは無視して通過する。
Lou「ジミー!」


顔が大きいのは馬です。ジミーではありません。
馬を繋ぐジミーに近づくルー

Lou   「大丈夫?」 

Jimmy「あぁ。どうして?」

Lou   「どっかから逃げてきたみたいだったから。」

Jimmy「何か用か?」

Lou   「えー、そうなの。ちょっと、あの、あのことで。ほら、どうもありがとう。キッドに…言ってくれたでしょ。ほら、あの、ダンスのことよ。」

Jimmy「フン。じゃぁ二人でとうとう踊ったのか。」

恥らって笑うルーの肩を叩くジミー

Jimmy「よかったな。」

ルーが真剣に話せば、ジミーも真剣に聞き、

ルーが笑えば、ジミーも笑う


「幻の金鉱」
ハップと一緒に金鉱を掘ることが決まりバーで乾杯。ここでジミーとルーは久々の隣り同士。ルーはジミーに話しかけます。
Lou   「レイチェルが入っていないのが気がかりだけど。」

Jimmy「自分には権利がないそうだ。」


「危険な一座」

本を読んで見せるジミーを楽しそうに見つめるルー。

「奴隷商人」

Saddle Fallsの町行くというジミーの話を聞くルー。この後ルーも、レイチェルと一緒に行くことに。

「小さなデイジー」
ルーとジミーが大接近する見逃せない注目エピソード!


・悩むルーをジミーが慰めるシーン
荷物を運ぶジミーに、ルーがキッドのことで相談をもちかける。

Lou   「今のあたし、どうしたらいいと思う?」

Jimmy「持ってたら重いだろ。置きなよ」

Lou   「そんなこと言ってるんじゃないの」

Jimmy「じゃ、変な頭の石頭のことか?」

ルーうなずく。

Jimmy「何そんなに悩んでんだよ。好いて好かれての仲なんだろ」

Lou   「どうだか…わかんない。前とは違ってきちゃった」

Jimmy「そうか。お前が女らしくなればなるほど、あいつはお前を独り占めしたくなるんだ。でも、その気持ちはわかるな」

Lou   「やさしいのね」

Jimmy「怖いのか?」

Lou   「相手はキッドよ」

ルーが微笑むとジミーも笑う。

Lou   「好きな女が男の仕事をするなんて、あの人耐えられないの。そのうち頭がどうかなっちゃうわ」

Jimmy「もうとっくになってるさ」

ルー立ち上がって、ジミーを抱きしめる。ジミーは持った袋をもてあましたまま、じっとしている。

ルーがジミーを抱き寄せる連続画像二人のHUGシーンは初めて。

ルーの表情と、力を込めた手にご注目

ジミーの言葉の随所にルーを思いやる気持ちが現れていて、ルーも思い切った行動に。できればジミーも、ルーを抱きしめ返してあげて欲しかったと思います。

・落馬したルーをジミーが助けるシーン


デイジーのパチンコでルーが乗った馬が暴れ、ルーが落馬。馬達が暴走を始める中、ジミーはルーを助け出す。


Jimmy「大丈夫か?」

Lou「わからない。変な風に落ちたから」

痛そうに顔をしかめるルー。
ジミーはルーに肩を貸し、抱きかかるように宿舎に連れて行く。
あっという間のシーンなんですが、スローで見るとジミーの必死さがよくわかります。


足の捻挫を治療した後、すぐに作業に戻ってジミーを手伝うルー。この後ジミーのノコギリが壊れ、ジミーは別のノコギリを取りに納屋へ行ってキッドと喧嘩になります。


おまけ画像。納屋の火事を消そうと奮闘しているルーとデイジーを助けに飛び出すジミー。


今回のジミーはルーを助ける機会が実に多く、ルーから見たら大いに頼れる味方だと思います。キッドに誤解(あながち外れていないかも)されて喧嘩をふっかけられる災難もありましたが、キッドとの恋愛については自分の本心を閉じ込めて暖かく見守り、助言を求められれば心から応じる、そんな優しい姿を見せてくれました。ルーにもジミーのやさしさは痛いほどわかっているはず。これから二人の絆が強まっていく上での大事なステップといえるかもしれません。





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