>>> MY LITTLE LOVER

         
7/28(土)29(日)5才の長女と二人で夜の街に繰り出した。
次女が水疱瘡の為、「表に行きたーい!」と疲れを知らない遊びたい盛りの長女と共に次女に隠れるようにこそこそと。
二人だけで出掛けるのは久々だなぁーと思い「どこに行きたい?」と聞くと「原宿キディ・ランド」との事。実は僕もパワー・パフ・ガールズの携帯ストラップを探したかったので意見は一致。(平成13年銀座考を参照)じゃ、青山で飯でも喰いがてら、行くことになる。青山骨董通りのジョナサンで久々にいろんな話になった。「で、あのLOVE LOVEだった彼とはどうなったの?」「あの子は子供ぽくて頼りないから、ザケンナヨーって感じ。今はRくん」「あ!そう」(これで知ってる限り三人目だ!我が娘ながら、恋愛体質か?誰に似た?お気付き?)ウエイトレスがお子様用のメニューを持ってくる。「パンケーキの甘いのだけパパ食べてくれる?」お子様用パンケーキには生クリームとシロップ付けのフルーツが付いてくる。これじゃ逆だよなぁーと思いながら、話が弾む。いつの間にか会話が成り立つ関係になった。男の子のことファッションのこと音楽のことなど、ちょっと前では考えられなかった話が行き交う。いつの間に覚えたのか 「ウザイ」「チョー」などのギャル語を交えながら話してくる。隣のBOX席の客が娘の一言一言に笑いながら反応してたので、端から見ても『ナマイキなガキ』に映ったのだろう。「で、大人になったら何になりたいの?」との僕の問いに「私は絵を描く人!漫画家とか」はっきりしている。僕がこのくらいの年ではでなかった答えだ。「で、パパは何になるの?」ははーん。やっぱり子供だなぁーと思いながら「パパは広告作ったりしてるじゃない」というと「それは仕事でしょ?お・し・ご・と」これには正直参った。小学校で将来=職業という図式が出来上がっている僕には鋭い指摘!「やっぱり、音楽やるんでしょ?」そう、家ではギターなどを弾いてる楽しそうな姿を見ていて(実際楽しい。仕事とは違う次元で)ピュアな感覚で言われたのだ。(それはかなり前に挫折したんだよ。音じゃ喰えないから)と内心思いながら、ここで大人の理論を出すのも大人気ないと思い「ああ、そうだよ」と言ってしまった。(明らかに子供の理論だ僕は)こうなったらチョー遅咲きのロッカーでも目指すか!子供の信頼守るため。しかし、体は正直だ。汗ばんでいた。
その後 、IDEEを通ったとき「この石、綺麗じゃない?デジカメで撮れば?」確かに絵になりそうだ。「私に撮らせて」と言われ「落とすなよ!高かったんだから」と言い撮らせてみる。(悪くない!)その後長女のインスタント・チビカメラマンが誕生した。青山・原宿の夜景を「綺麗だねー」を連発しながらすっかりカメラマン気取りだ!
そして キディ・ランドに到着。二人してわれ先にパワー・パフ・ガールズのコーナーへ。親子の血の繋がりを感じる瞬間!(ちなみにキティは嫌いだそうだ。子供っぽくて)その後も色々なキャラを教えてもらった『パラッパラッパー』だの『ピングー』だの『モモ』だの。ほんとに博識でいらっしゃる。このガキは。
その後も、フィギアショップをはしごし、結局TOY STORYのウッディとジェシーを安くなっていたので購入!ご機嫌だ(二人して!)
その日は遊びすぎて家に帰ったのが夜10時を廻っていた。翌日も場所こそ渋谷に変えたが、同じようなパターンでLOFTなどを廻り、豪勢に焼き肉を食べて帰る。

帰ってきて 、次女の開口一番「パパどこに行ったの?何、買ったの?何、食べたの?」それは恐い顔で問いつめられた。やはり女は恐い。ちなみに次女は母親似だ!!


■娘と父親の関係は年々難しくなるだろう。いつまでも父親べったりのファザコンにはしたくないし、かといって離れていくのも正直寂しい。嫌われない防護策として、僕は最近家の中でも割ときちんとした格好をすることを心掛けている。言葉も選ぶようになった。だが、僕自身は変えるつもりはないし、変わらないだろう。怒るときは怒る。ちゃんと理由を説明して。他人の子だって悪ければ怒る。その点で、昨年は石原東京都知事の『心の東京革命』に賛同し、デザイン公募を出した。最優秀にはならなかったが、入選し、貴賓として東京国際フォーラムで、石原都知事に労いの言葉をかけてもらった。たとえ微力でも、「今」出来ることは「今」やる。そんな父の後ろ姿を見せていきたい。後は彼女たちの判断に任せよう。一人の人間として見てやるつもりだ。
話は変わるが、次女も長女と違った意味で変わっている。まだ、3才だが長女の3才の頃とは比較にならない程、ませている。顔型は姉妹だけあって似ているのだが、長女に輪をかけて変わっている。もうすでに理解不能。音感とリズム感がいいのだが、どこでもいきなり踊り出す。水疱瘡が治り次第、出演予定。謎の女だ!同じように育てたつもりなのだが。

 

 
 
 
 
 
 

 

       

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'01 8月>>>

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