>>>夏のワードロープ

         
梅雨の間に、夏物を出そうと引っ越したばかりなので、段ボールをあさった。出てくる出てくるおなじみの顔が、トレンドを追いかけなくてよかった。と思う瞬間が今年もやってきた。『これ確か20年ぐらい前に買ったなぁ』と思うものが続々と。それはハワイアンシャツ(俗名アロハシャツとも言う)古いものからビンテージ化する。これは流行に左右されない僕の【夏の定番アイテム】だ。去年も原宿ピンク・ドラゴンと代官山リアル・マッコイの店員に『そのシャツどこで買われました?』などと羨望の眼差しで聞かれ『もう売ってないんじゃない古いから』といけしゃあしゃあと答えた。確かにその当時も高かった記憶がある。それでも20年も着れば元は取れてる計算だ。その昔アメリカかぶれしていた僕は夏はハワイアン。それ以外はウエスタンという格好をして、それ以来夏のハワイアンは定番となった。(ウエスタンはいつの間にかやめた。いまでもトニーラマのブーツやテンガロンハットはどっかの奥底に眠っているはずだが)まぁ十代の頃から、アメリカの古着は大好きでアメ横にいったり、渋谷のバックドロップなどはバイト先が近いせいもあり毎日のように行ってた。テキスタイルの人ではないので柄がとかパターンがといった専門的なものは解らないがとにかくハワイアンシャツの持つ独得の雰囲気が好きなのだ。映画『アメリカン・グラフィティ』や『ビッグ・ウエンズディー』の影響もあるが、かなりこれに対してはマニアックなところがある。今では僕の夏のトレードマークになり、昔の友達に会うと『変わらねーな!その格好』とまるで進歩のない人間扱いされる。それでいいのだ!僕のスタイルだ!!
ちなみにLe Deco Cafeはマイアミデコを意識したものだと、余談ながら付け加えておこう。

 

 

 
 
 
 
夏のメインは御輿の半天。だって日本人だもの!一度ファション談義をなぎら健壱とやりたいなぁ  
                           

>>>サマーグリーティングカード

         
毎年、年二回カードを作るのが恒例となっている。年賀状と暑中見舞いだ。いつもぎりぎりで、しかも何故か忙しい時と重なるので、今年は早めに暑中見舞いを作っておこうと思う。作るのも会社用とプライベートなもの2種類。一年間に年賀と暑中で計4種類だ。会社用のはテーマを決めて作っている。上のコラムともかぶるのだが、フィフティーズアメリカンのものだ。それに会社のネーミングを入れるものをゼロから作っている。これは結構面白い。年に二回の作品発表の場でもあるわけだ。つい最近青山の嶋田洋書で面白い写真集を手に入れた。『アドバタイジング・クロック』というものだ。50年代を中心にアメリカの広告入り掛け時計がいっぱい載ってる。これを参考に暑中見舞いを作ることに決めた。出来上がったらHP上にアップしますので。

そういえば今年はメール年賀状をいろんな方から頂いたが、はっきりいって嬉しくなかった(このコラム読んでたらごめんなさい。でも、ほんとなんだよ。紙でくれよ)

時代は変わっても一筆添えたカードが嬉しいアナログをこよなく愛す、僕でした。
 
 
 
 
こんな感じの奴(ちなみにこれは去年の年賀状)  
         
         
         
           

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