>>>INTERSECTION

         

ここのコラムで意図的に触れなかったカテゴリーがふたつある。一つは音楽。そして二つ目は映画。これらは専門としているサイトが多数あり僕のサイトはちょっと違うなぁーと思っていたのと、本来大好きなので、いっそ違うサイトを立ち上げた方がいいなぁと思ってたからだ。前項で音楽の話しに触れてしまったおかげで、この禁がとけた気がするので特別編。しかし、お薦めではないので決して観ないように。観たら後悔間違いなし。逆三ツ星です。
1994年作品の【わかれ路】と言うくさい邦題の映画。主演リチャード・ギア/シャロン・ストーン。キャスティング的にはヒット狙い見え見えの作品です。ストーリーは優柔不断な男の情けない話。ロードショー当時、ひとり時間が余った僕は日劇プラザで時間つぶしにどんな映画かも知らず、映画館に入ったのです。まぁこのパターンは僕の場合非常に多い。ただ単に時間をつぶせればいいと。当時は酒を飲んでいた頃なので、真っ昼間から誰にもはばかることなくビールが飲める場所でもあったわけです。そして映画が終わりエンディングのタイトルバックが下から上に流れていく。昔誰かが映画のタイトルバックは男が涙を流しても良いため設けてある。よって立ち上がってはいけないと、僕に映画マナーを教えてくれた人がいたが、まさにその状態。隣に座ってたカップルの女の子が『こんなつまらない映画久々に観た』と言う声が聞こえてきたのを昨日のことのように覚えています。良くその頃一緒に映画を観に行く女友達がいて、観終わったあと銀座の酒場で感想などを話したものですが『あなたは客観的にしか映画観れないのね』と言われ、こんな作り物の世界にに良くそこまで入り込めるなぁー と女性のハーレクイン的感性に感心するやらあきれるやらで。この十年ほどハッキリ言ってまずいのです。映画もテクニカルな方に目がいってしまって。『ここはもうちょっと引きで撮った方がいいのになぁ』とか『ここでのシーンになんでこの音入れるの』とか、女性に一番嫌われる映画の見方をしています。話がそれたついでに僕は寝るとき心地よい音楽がなければダメなんですが、ジャズギターなどを聞いていると『おっ!このフレーズどうやって弾いているんだろう』などと考え眠れなくなることがしばしばです。
そんな僕がなぜエンディングのタイトルバックにそのような状態になったかというと、その当時の自分の状況があまりにその情けない男に極似していたからです。予期せず思いっきり入り込みました。まるで底なしのブラックホールに落ちたように。
まぁ映画もそういう見方が出来るものだと思わされた唯一の映画です。

皆さんは決して観ないで下さい。文句を言われてもレンタルビデオ代は払いません(笑)

 

 
 
 
 
         
                           

>>>昨日、振られました僕。

         

このところ、うまくいってた女性に『好きな人ができたの』
と正面切って言われてしまった。
どうやら僕は本命から外されたようだ。

彼女とはもう五年以上のつきあいになる。
『一番好き』と告白されたのが、二年程前だろうか。
それからはずーと『好き』と言われ続けていた。
もちろん僕も『好きだよ』と返していた。

本心そう思っていた。

彼女の誕生日は、12月24日クリスマスイブだ。
誕生日とクリスマスを兼ねて
僕はどんなに忙しくてもスケジュールを空け
彼女の欲しいプレゼントのリクエストに応え
彼女の食べたいものを買い祝った。

そればかりか、休みの日は、彼女が行きたいところに
出来る限り行った。
どんなわがままも受け入れた。
ディズニーランド・映画・彼女の好みのショウetc

旅行にも何度か行った。
露天風呂にも一緒に入った。

しかし、いつかはこんな日が来ると、
何となく感じてた。
色々な人から、『そんな関係長くは続かないよ』と忠告もされた。

それにしても、こんなに早く破局が来るとは。
正直言って予想外の早さだ。

年齢差もあるし、無理もないか。
自分に言い聞かせる。

それでも僕のショックの大きさは計り知れない。


それは昨日の夜、いつものようにバルコニーで夜空を見てた時。
彼女の口から突然でてきた。


『わたし、保育園のTちゃんが一番好き!パパは2番目』
かくして、長女との蜜月の日々は終わりを告げた。

ここまで真剣に読んだ人には申し訳ないが
僕のショックはあまりに大きい。
この気持ち察していただきたい。

 
 
 
 
代官山を歩く元彼女のSEXYな後姿  
         
         
         
           

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