>>>『エルダー』世代に向けて?

         

GWいかがお過ごしでした?私は、いつもの一週間と変わりませんでした(悲)まぁそれでも、ちょっとは出掛けようと、ホテルオークラでやってる【おとこたちの空間】と言う企画展に顔を出しました。オークラは、友人と会ったり打ち合わせをしたり、食事をしたり。都内でも一番利用頻度の多いホテルなんですが、この日はGWまっただ中。いつものまったり感はなく、ホテルマンに『丹下さん、今日は混んでいてご迷惑おかけします』などと言われ(さすがオークラ、私など若造でも、顔と名前をしっかり覚えていてくれる)その企画展に入った。最近は、年を取ることを[エイジング]といい、熟年を[エルダー]と言うようにと、広告コピー協会の方からお達しがあったが(嘘)まさしくこの【おとこたちの空間】は、50歳以上を対象とした、ハッキリ言って嫌み満々の企画展だった。しかし、50も過ぎた男に、今さら服はこれ、時計はこれワインは、葉巻はなどと提案して、乗ってくるようなおじさんは『今まで、自分のライフスタイル持ってなかったの?』と思ってしまう。先日、お見舞に行った二人の友人は共に54才だ。私とは一回り以上も違ういわゆる[団塊の世代]だが、パーソナリティによって、かなり違うモノだなと思った[いい意味でね]。
肝心の【おとこたちの空間】で唯一おもしろかったのは[鳩山邦夫の蝶の世界]というコーナーで、鳩山邦夫氏とは何度か会ったことがあるのだが、やっぱ、いい意味で変わってるなー。典型的ブルジョアの家庭で生まれ、反骨精神を持つ。ちょっと違うけどオノヨーコも同じ臭いがする。好きだなー。
私もああゆう風な、熟年にあこがれるけど、肝心なことを忘れてた。我が家はブルジョアとは縁遠い 。

  

 
 
 
 
         
                           

>>>すべての男は消耗品である

         

僕の好きな作家の一人に、村上龍がいる。ハッキリ言って不器用な人だと思う。そんなところが、好きなのだが。
『すべての男は消耗品である』言われなくたって、解ってるよ、龍さん。私は男と女は全く違う生き物だと思ってる。右脳と左脳の役割のように、発想から行動まで、全て違う。そこがミステリアスだし、未知の部分に惹かれるのだろう。もちろんエロスの部分も含めてだ。
最近、いわゆる適齢期と呼ばれる女性から、相談を持ちかけられることが多くなった。まぁ、その手の話しには、経験豊富な私などか適任と彼女たちも思っているからなのだろう。
先日も、二日連続で違う女の子から、その手の話を聞いた。私もひょこひょこ出ていく必要もないのだろうが、彼女たちに『丹下さん、ちょっと聞いてもらいたいことがあって』などといわれると、ハッキリ言って野次馬根性で行ってしまうのだ。
彼女たちのプライバシーもあり細かいことは言えないが、話の内容が、かなり二人とも極似していた。ざっと要約すると[現状の生活、仕事も含めての不満][男は見る目がない。つまり私の魅力が理解できない][いっそ結婚でもして、楽したい。子供も欲しいし][いいのがいたら紹介して]といった内容だ。そりゃ、私の廻りにだって独身のいい男はけっこういる。でも、そんな動機じゃ、紹介できないよなぁー。
やっぱり、男は消耗品だなぁと思う。
しかし、この女性のしたたかさに、最近の男が失った力強さを感じる今日この頃だ。

 

 
 
 
 
         
         
         
         
           

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