>>>成功する秘けつ教えます

         
『仕事は何のためにするのか?』と訊かれて、あなたは何と応えるだろうか?もし、『お金』や『自分』や『生活』のためと応えるならば、あなたは基本的に損をするタイプの人間だ。私は取材などの仕事もやってたので、世の中のいわゆる【成功した人】と呼ばれる人と会ったが、彼らの共通した仕事観は『仕事は人に奉仕するためにある』ということだ。もちろん、ここで言っているのは、ボランティア(ここでは無償報酬による仕事ととらえていただきたい。世界的常識ではボランティアは必ずしも無償とは限らないが)ではなく、皆さん多くの報酬を受けている。そして何よりも、人を喜ばせたり、感動させたり、役に立つことが好きなのだ。
例えばあの、料理界の巨匠の服部先生にインタビューしたときも、しきりに「感動させる料理」と言っていたし、成功者のほとんどが、自分より他者の喜びを語っていた。つまり人を喜ばせることで、指示を得て結果的に自分に跳ね返ってくる。いい意味での循環ができあがっているのだ。
私は、酒は飲まないのだが、付き合いで銀座のクラブなどに、結構行く。座って五万円などという店だが、そこでのやり取りは、『仕事は人に奉仕するためにある』世界の縮図を見るような気がする。客は皆、紳士的だし、自分も楽しむが、ホステスも喜ばせる。ホステスも、打てば響くように洒落た会話をする。まさしく、奉仕する人々でステータスができあがっているという感じだ。
料理にしたって、音楽だってアートだって実業家や政治家だって、皆、多くの人に奉仕し、支持され、結果的に【成功した人】になるのだ。もしあなたが、今の仕事に疑問を持っていたなら、誰に役に立っているのか?そのことを深く考えて欲しい。
 
 
 
 
         
                           

>>>CALLING YOU

         
 海を見ていると、日々の煩雑さや疲れそして悩みなんかもいっぺんに吹き飛ばしてくれる。海はホントに偉大だ。別に何をするわけでもないが、私は春夏秋冬少なくとも月に一度は、海に行く。毎月表情が変わる。夏と冬はもちろん、春と秋もその表情は違う。そして、波の高い日は「今日は怒ってるな」と感じ、波のない日は「今日は穏やかだ。機嫌がいいんだろう」と勝手に解釈してしまう。頭の中に自然とBGMが流れてくる。4月の海は『コーリング・ユー』だった。薄曇りの穏やかな海。いいなー。  
 
 
 
撮影は共同通信社k氏  
 
 
 
       

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'01 5月>>>

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