>>>A HARD DAYS NIGHT(PART 1)

         
あれは、1974年暑い日だった。当時、渋谷区立広尾中学校一年生であった私は新宿伊勢丹前の明治通りを挟んだ名画座に、ビートルズの3本立てを友人3人と見に行った。もちろんそれまでにビートルズはラジオや友人の家で聴いたこともあったが、当時の世間の流行はディスコナンバー一色。うちの中学でもヴァンマッコイ&スタイリスティクスの「ハッスル」やコモドアーズの「ザ・バンプ」なんかが先輩の影響もありよく聞いていた。テレビでは「傷だらけの天使」なんかやっていて、私は水谷豊のアキラの真似がうまかったので友達と一緒に「銀座ナウ」という番組の「素人コメディアン道場」に出てキャロルにサインをもらおう等と話していた。話は随分横にそれたが、そんな時代背景の中、クラスのマドンナであるM嬢がポールマッカトニーのファンであるということと、今度の日曜ビートルズの3本立てを見に行く事を本人から聞き、友人の杉山、磯貝、嶋田の3人を誘い、正直言って映画はどうでも良かったのだが、(小学校5年の時から渋谷の全線座という映画館に毎週通っていたが、何故かビートルズ特集の時は見に行かなかった。当時、テレビでやってたモンキーズの映画版程度にしか、思っていなかったからだろう)そんな邪な考えを抱えながら我々4人は、小人のチケットをはばかることもなく買い、映画館に入ったのである。まさかその時はその後の人生が大きく変わるなどとも思うこともなく・・・。(気が向いた時に、つづく)  
 
 
 
         
                           

>>>『春』今年のキーワードはリセット!

         

「春」ですねー。みなさん桜は観ましたか?私は井の頭公園と、西郷山公園に行きました。 『花の命は短くて』とはよく言ったものです。もう、うちの近くはすっかり葉桜になってしまいました。また、来年お逢いしましょう。と言うことで毎年「春」になると、何かを始めたくなる。昔から新学期や新年度を4月と決めているのは、かなり的を得ていると思う。元旦が便宜上の区切りであるなら、まさしく春は心の区切りであろう。なぜか「あれもしたい、これもしたい」とまるで盛りのついた猫のような気分になる。昨日もふと立ち寄った楽器屋でジャズ理論の本などを衝動買いしてしまった(ふだんなら、小難しすぎて絶対目も通さぬ代物なのだが、これも「春」のなせるワザなのだろう)そして、極めつけは引越。これもかなり衝動的なのだが、私の辞書には計画という文字がないので、ゴールデンウィーク中には移ってしまおうと。これも「春」。一年通して「春」なら良いのだが、たぶん、体も心も持たないだろうから、4月5月の二ヶ月間でいいでしょう。そういえば、我が家のチューリップも開花しました。このところ、暖かいと言うより暑い日が続き、「夏の予感」を感じさせる日が多くなりましたねー。この前の休みも、Tシャツに アロハ下は短パンといういでたちで、代官山を闊歩してたのですが、これが気持ちいい。ホントの夏は、苦手な私にとってこの季節は至福の季節なのです。

私もその口なのですが、21世紀リセットしきれなかった、または乗り遅れちゃった方「春」こそとっておきのチャンスですよ。嫌な思い出も、無駄な贅肉も桜の花吹雪と一緒に流してしまいましょう。必ず新芽は出るのだから。

 

 
 
 
 
 
 
 
       

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