>>>貴女のお持ちのブランド。本物?偽物?

         
若い女性が、ファッションやメイクに興味を持つのは、当然だし、『もっと美しくなりたい』と思う乙女心は、私など中年に限りなく近い男から見てもかわいいものだと思う。(昼のワイドショーでやってるピーコのファッションチェックなどは完全に女性の視線から見てるのが、男の私にはよくわかる)今の日本はかなり不景気だが、事そっちの方面では、世界一だ。渋谷などでお茶してると、ほとんどの女の子が、プラダやヴィトンのバックを持ち、携帯メールをしながら、マクドナルドあたりで食事を済ませるという、これも独特の雰囲気だ。まぁこれもひとつのマニュアル化現象で制服(コスプレに近いかなぁ)の一種であると思えばどうってことない。私はブランドに対して肯定派でも否定派でもない、つまり、それほどちがはぐなファションスタイルをしていても、まぁいいんじゃないと言う心許容範囲は広いと思っているのだが、さて、その高価な代物を一体彼女たちはどのように手に入れているのだろう、と思うと「ちょっとなぁ」と思うところがある。今回のタイトルのブランドの本物・偽物というと皆さんは最近流行の、本物と偽物の見分け方的ものを思い浮かべるであろうが、ここでは正規直営店・代理店で買ったものにも、そのプロセスで、貴女の中に本物と偽物があるんじゃないかと思う。例えばあるバックを買うために、高額給与の、一部から買う人もまた、旦那さんが高給取りでその中から買う人もいるだろう。時給700円で一生懸命働いて、生活をやりくりして買う人もいるだろう。誕生日に親におねだりする人もいるだろう。また、彼氏が貴女のために一生懸命働いて特別な日に、プレゼントされた人もいるだろう。そのほか、若い女性が高給ブランドを手に入れる手は、いろいろあると聞いている(事にして下さい)。そこで今一度、お手元にあるブランド品を思い出していただきたい。ここでは正規で買ったものだという仮定で話しているので、まぁモノは確かだろうが、本物・偽物は貴女の価値観ではないだろうか。好きでもない男からもらった高価なプレミアムバックよりも、好きな男からもらった比較的安価なキーケースの方が貴女にとって本物だとおもえません?もっと言えば自分で苦労して手に入れたモノなら、ほんとのプライスを超えるほどの価値があると思います。  
 
 
 
         
         
         
         
         

 

     

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