10月5日
  
ホテルの前からバスに乗り込んで、これからモンモラシーの滝と
オルレアン島へ出発です。
「皆さんとてもラッキーですよ。こんな素敵なバスで・・」と現地ガイドさん。
「?」「今観光シーズンで、バスが足りないのです。昨日のお客様は、
スクールバスだったんですよ」
  
このガイドさんは一寸素人っぽい方で、優しい普通の奥さんといった雰囲気
です。カナダ人と結婚して子供が二人、18年こちらに暮らしているそうです。
牧場を経営してエルクも800頭ほど飼育していてとても忙しいのだそうです。
  
そんなに忙しいのにどうしてまたガイドなんか・・と思いましたが、
日本から来る観光客に日本の情報が聞けるのが、とても嬉しいとのこと。
望郷の念捨てがたしといった所でしょうか。一寸切ない気持ちになりました。
ちなみに、エルクの角は、漢方薬に、肉は食料に、皮は毛皮に利用される
そうです。
  
モンモラシーの滝は、大きな滝でした。
落差83m、冬は凍結してしまうそうです。下から眺め、バスで上に上ってながめました。 
向こうにまた、セントローレンス川の流れがみえます。轟々と音を立てて流れ落ちる滝に
圧倒されました。
  
セントローレンス川を渡ります。長い橋です。 渡ったところが、
オルレアン島です。周囲67キロの島はメ−プルシロップ
などの産地だそうです。バスで走っていてもあまり人の姿が見えません。
美しい森や林、牧場、畑などが続きます。
  
大きな農家の納屋を改造したような牧歌的な建物が、我々の昼食をとる
レストランでした。2階の回廊に農具などが置いてあります。心が和みます。 
裏山から滝が流れ落ちています。日本なら、これだけで、名所になりそうです。
ここにバイオリンの形をした瓶に入ったメープルシロップがありました。
珍しいので記念に買いました。
  
 
レストランのまわりで赤い紅葉の葉っぱを拾ったり、滝の音を聞いたりしてバスに戻ります。 
これからおまけですという事で、le Canyon へ参りました。おまけでは大した
 事は無かろうと思っておりましたが、なかなかどうして、スケールの
 大きな素晴らしい滝が有り、先程のモンモラシーの滝よりもずーっと奥行き
もあり、紅葉の山の狭間をどうどうと流れ落ちる滝、そこにかかる吊り橋、
飛沫に浮かぶ虹、どれをとっても第一級の眺めでした。
  
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| キャニオン入り口 | 
吊り橋遠景 | 
   
いろいろな角度から滝が眺められるように遊歩道がめぐらされ、柔らかく
散り敷く真っ赤なもみじの葉を踏みながらの散策は、この上なく快いもの
でした。吊り橋も一寸スリルがあって、うきうき致しました。 
写真の右下に吊り橋の影が写っているのがお判りになりますか?
  
  
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