

ピピ島へ行くには、プーケットから3箇所の船乗り場があって、私たちは、南の乗り場から
乗船しました。約1時間半の船旅です。
ピピの船着場はビーチなので、大型船は入れない為 途中で小型船に乗り換えます。
到着したピピは白い砂浜の島です。車が無い為荷物はポータさんがリヤカーで運んでくれます。
私たちのホテルは ピピ・プリンセス. コテージ風ですぐ前がプライベートビーチです。

ツイン以外にベッドが置いてあるので、部屋のスペースは殆どないくらいの小さな小屋の
ようですが、私達家族には充分です。椰子の実のジャングルに点々とコテージがあって、
私たちの隣はインド人のカップルでした.白人の老夫婦などは,ビーチにでるわけでもなく
コテージのベランダで,日がな一日本など読んで過ごしている と言うようなゆったりとした
風景が目にとまります。
小さいながらもこじゃれたベランダにいると、Kの「あ!」という声。どうやらキーを部屋に
置いたままドアを閉めたらしいのです。外国でよくやるミス!こう言う単純な恥は若い者におしつけよう!
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2日間のこの島での過ごし方がここに着いてもまだ決まっていない位ノンビリした家族は
このツアーで一緒になった新婚さんと、モーターボートをチャーターしてシュノーケリングに行くことに
なりました。3時間で一人約3千円です。
スピードボートが走り出した途端 Kの帽子が吹っ飛んでおまけによろけています。Kは後ろに退散していきました。
大海原をすごいスピードでジャンプするように走るボートは爽快そのもので、
悲鳴をあげていると、ドライバー君はわざと親切にも荒い運転をしてくれます。
シュノーケリングポイントやデイカプリオの「ザ ビーチ」の舞台となった浜辺などで停泊して、待ってくれます。
私はシュノーケリングも初めてですし、まして深い海は飲まれそうで怖い!
水泳に青春をかけてきたSは、水を得た魚のように、ボートから飛び込み お魚と遊んでます。
シュノーケルの道具をつけると潜れないので、ゴーグルだけでかなり深く潜っているようです。
私といえば・・・恐怖でボートのはしごから手が放せません!多分溺れかけのトドの様だったでしょう。
でも少しずつ慣れてきて
海の中をのぞくと、ワオ!熱帯魚だらけ!パンを上げるとみんな寄ってきてものすごい魚の濃さです。
身体から1センチ離れたところにたくさんいます。
パンを上げるとあまりに魚が多すぎて気持ち悪いくらいです。
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ボートにあがろうとすると、とても大変です。はしごが1段しかないので エイヤ!と足を引っ掛けて
右手でバーを持ち 左で誰かに引っ張り上げてもらわないと とてもじゃないけど上りません。
私はもっぱら、Sとドライバー君に引き上げてもらいましたが、新婚さんの奥さんは
スリムなのにコツがわからないのか、くるくる回ってなかなか上がれません。
体重に見合った筋力とコツがいるようです。
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深さが約20メートル位あるという、湾にやってきました。やけに静寂に包まれ神秘的です。
回りは断崖に囲まれています。やはり水の色はとても濃く・・
それを聞いて S はちょっと潜って見ると、ボートから垂直に飛びこみました。
・・・・・・しばらく 静か です・・・・・
「ぷうーぱ!」「やっぱりすごい深い!」
深いところは水圧で耳が キ〜ンと変になるそうです。普通人だと何メートルかで鼓膜が破れるそうな。
とても楽しい3時間が過ぎると、Kはお昼寝タイム、Sと私は町をぷらぷらします。
今日はホテル前のビーチ沿いのテーブルで食事です。
私はシンハという地元ビールの酔いと 慣れない事ばかりしている心地よい疲労感で
メニューすら見る気になりません。Sにおまかせです。
そう、息子がまだ幼稚園だったころ行ったハワイに比べれば 楽さが全くちがいます。
