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                   「キノコの会で元気はつらつ(喉頭ガン)」 TOP 
                  加藤 清彦さん(82歳・静岡県) 
                   「私の古稀の祝いを家族全員が出席して、海を眺めるホテルの部屋でパーティを開いてくれたのが今から十二年前でした。特にご馳走を食べ過ぎたわけでもないのに、翌朝の胃の具合がどうも重苦しいので、かかりつけの近くの病院を訪ねました。 
                   喉頭ガンが発見されたのですが、私には告げられませんでした。 
                   息子は、医者から「初期だから手術をすれば大丈夫」と言われたそうですが、私には「ノドのところに少し障害があるそうだ。手術をするかい?それともほかの治療法でやってみる?」と言いました。もちろん、私は手術なんか真っ平だと言いました。 
                   その頃、わが家の近所に「キノコの会」という、キノコの菌糸体エキスで体質の改善を図るという、漢方の研究会が評判を呼んでいました。その会の会長さんは、元大学の先生で、中国に長く滞在してキノコの研究をしていた方だそうです。たかがノドの障害くらい、この「キノコの会」で治してみせる、と私は自分一人で勝手に決めていました。 
                   「キノコの会」の研究所を訪ねてみると、部屋一杯に世界各国のキノコの標本が飾られており、学校の理料の実験室のようなさまぎまな器具が置かれてありました。会長さんの説明によると、ここは漢方の医院でもなければ、漢方薬の販売店でもありません。キノコの菌糸体によって体質改善を図ろうという人たちの、いわば同好会の事務所です、とのことでした。 
                   早速、キノコの菌糸体についていろいろ教えていただき、漢方の生薬のすばらしさに感心させられたのでした。この時に紹介されたのが「冬虫夏草」でした。 
                   以来、冬虫夏草の煎じ液は、私の生活の必需品となりました。 
                   ガンを発見されて手術をすすめられてからほぼ三カ月経った頃、息子に連れられてその病院に行き、内視鏡検査をしてもらいました。三カ月前に]線写真に映っていた影は、あと形もなく消え失せていました。三カ月の間の冬虫夏草の飲用が、ガン細胞を退治してくれていたのでした。 
                   あれから十二年、80歳を過ぎた現在も私は「キノコの会」とともに元気一杯の毎日を送っています。」 
                   
                   さらに、第四章では、「難病を克服した20人の体験談」として癌ではない難病の体験談を紹介していますので、その中から三編を引用します。 
                  「冬虫夏草で不妊症を改善」 TOP 
                  長沢 明子さん(32歳・山形県) 
                   平成四年に学生時代から付き合っていた彼と結婚しました。結婚した時から、子どもは産むものではなく、自然に授かるものと心待ちにしていました。ところが三年経っても一向にその気配がなく、友だちの「できちゃった結婚」などを聞くと、だんだん憂うつな気分になっていきました。どうしても子どもが欲しい私は、彼と相談し、不妊症の専門医に診てもらうことにしました。 
                   覚悟は決めて検査にも臨んだのですが、診断の結果、私には異常なしとのことでした。それから彼が病院に検査に行くまでに、何度か夫婦喧嘩が繰り広げられました。彼は「子種がない」と言われた場合のショックの大きさを考えていたようです。 
                   結局、私たちの場合はどちらの体にも異常が認められないのに妊娠しない、原因が不明の機能性不妊だということがわかりました。以来三年間、基礎体温もきちんと計り、せっせと病院に通い、排卵日にはそれなりの努力を続けましたがすべて徒労に終わりました。 
                   失望と虚しさであきらめかけた頃、医師から体外受精を勧められました。「やるだけのことはやってみたい」という気持ちと、体外受精に対する違和感が交錯し、眠れない夜が続きました。成功率が20〜30%というのも積極的になれない理由の一つでした。 
                   ある日、気分転換に出掛けた学生時代の恩師を囲む会で、偶然に冬虫夏草の話を聞きました。その友人とは親しくもなく、冬虫夏草についてもそれまで聞いたこともなかったのですが、私はそれを熱心にメモしました。 
                   冬虫夏草は天然の生薬で、複合的な成分の相乗効果で体のバランスを整え、男女の性機能を高める作用があるということでした。 
                   翌日、冬虫夏草の販売元からそれを取り寄せ、煎じてお茶代わりに飲みはじめました。飲むたびに、「赤ちゃんができますように」お題目のように唱えました。 
                   飲みはじめて一カ月で変化が現れました。毎月ひどい生理痛に悩まされていたのですが、それが消えたのです。そして、飲みはじめて二年目の平成十年十一月、元気な男の子が生まれました。 
                   この喜びは言葉ではいい尽くせません。すぐに、二人目がほしいと思っています。」 
                  「いつ来るかわからない狭心症の恐怖から救ってくれた」 TOP 
                  河田 佐恵子さん(60歳・埼玉県) 
                   「ある朝方、突然、胸が締めつけられ、息が詰まるような症状に襲われ、救急車で病院へと運ばれました。あとで聞いてみると、苦しんでいたのはほんの数分ということでしたが、私にとっては、もうこれで死んでしまうかと思うほどの長い苦しみでした。 
                   診断の結果、狭心症と診断されました。今度発作が来た時のためにと、薬も渡されました。以来、いつ発作が来るか、そればかり気になって何をやっても手に着きません。今度発作が来たら死んでしまうかもしれない、といつの間にか思うようになりました。死を考え始めると、生きる気力というものがなくなっていくようでした。発作は、たいてい朝方にやって来ました。その度に夫が薬を飲ませてくれましたが、落ち着くまでは苦しくてどうしようもありません。夜寝ることさえ怖くなっていました。狭心症は、その苦しみが私から体力を奪い、どんどんと体重を落としました。また死をもイメージさせる発作が、いつ来るかわからないという恐怖は、精神状態を不安定にさせていました。精神的、肉体的に落ち込んだ私は、一日寝たきりで過ごすようになりました。そんな私を夫は入院させようとしましたが、私は家族から引き離されて死んでいくようで、頑として承知しませんでした。 
                   そんなある日、夫が冬虫夏草という漢方薬を買ってきました。これが私と冬虫夏草とのはじめての出合いです。しかし、狭心症に効くとは、思えませんでした。それでも夫がエキスをコップにとりすすめるものですから、毎朝と夕方に飲むようになっていました。冬虫夏草を飲み始めても、発作は突然朝方にやって来ます。でも冬虫夏草を飲み始めて、私の身体は少しずつ変わったのです。 
                   冬虫夏草が最初に効力を示したのは体力面でした。食欲をわかせ、痩せていた身体に肉をつけ、苦しみに立ち向かおうとする体力を与えてくれました。また、発作が来るかわからないという恐怖から不眠症のようになっていたのですが、冬虫夏草を毎晩飲んでいると、安らかな眠りへと誘ってくれるようになりました。 
                   冬虫夏草を飲み始めて一年半を過ぎた頃、庭に出て歩くようになっていました。冬虫夏草のもつ体力回復と精神安定の力が、効いたのです。私の病気は精神的な部分が大きいといっていた医者は、一年半でここまで回復したことにとても驚いていました。 
                   今も、発作が時々起きます。でもその苦しさも以前と比べものにならないほど穏やかなものになりました。冬虫夏草が、心臓へもなんらかの効果をもたらしていると私は信じています。 
                  「クモ膜下出血の後遺症が消えた」 TOP 
                  宮本 美貴さん(36歳・東京都) 
                   「趣味のエアロビクスの教室でクモ膜下出血で倒れるまでの私は、風邪一つひいたこともないような健康体でした。私の仕事は社長秘書で、社長の信頼も厚いと自負していたのですが、それだけに責任も重く、疲労が蓄積していることは確かでした。 
                   その日は、教室に行く前から頭痛があり、運動をはじめた途端にバットで頭を殴られたような激しい痛みに襲われ、そのまま気を失ってしまいました。丸二日して意識は回復したときには、医師から「生きていることが奇跡だ」とまで言われました。それから、しばらくして手術が行われました。同じような発作が起こると、今度は命が危ないのでそれを防ぐためということでした。手術は成功したのですが、その時になってはじめて左半身の麻痺は治らないこと、車椅子の生活を余儀なくされることを知らされました。 
                   「冗談じゃないわ」と、私は医師にも、付き添ってくれた母にも食ってかかりました。ストレスは感じるものの、私にとっては仕事は生きがいで、仕事ができないくらいなら死んだほうがよかったとさえ思っていたからです。病院では人の二倍、三倍とリハビリに励んだせいか右手だけなんとか動くようになり、ゆっくりなら杖を使って歩けるまで回復しました。それも私にとっては無謀なことでした。二カ月間も会社を休んだ上に、杖を必要とする秘書など、クビを切られて当然だと思ったからです。 
                   ある日のこと、社長がニコニコした顔で病室に現れ、中国からわざわざ取り寄せてくれたという「冬虫夏草」を置いて帰りました。ムシからキノコが生えていて、見ただけで気持ちが悪くなるような外見でした。飲むまでには大変な抵抗があったのですが、社長の厚意と、治りたい一心で、それを煎じて飲むことにしました。 
                   飲みはじめて三週間で、食事のときに右手と同じように左手も使っていることに気がつきました。それから一カ月後、何と杖もつかないで会社に出社することができたのです。冬虫夏草をもってきてくれた社長には感謝あるのみですが、社長は働かせ過ぎたと後悔しているようで、いろいろと気を遣ってくれています。」 
                   第六章では、質問答える形で、冬虫夏草について初歩的なことが書かれていますが、「(略)冬虫夏草がガンに有効であることが一般的に知られるようになったのは、やっと十年といったところです。確かに今まで、冬虫夏草は幻の霊薬として本場中国では珍重されて来ましたが、この手の貴重な生薬にありがちな例として、不老長寿、回春、万病に効くと考えられておりました。さらに、その後の医学、薬学の研究の結果、今まで考えられもしなかった新たな効能が、日を追って明らかにされております。」として次の病気に効果があると書かれています。心臓病、高血圧、動脈硬化、アレルギー、糖尿病、喘息、結核、疲労、不眠症とストレス、脳疾患、精力減退です。 
                   詳しくは、本書をお読み下さい。 
                  [編著者]中道 昭二(なかみち しょうじ)1928年生まれ。北海道大学卒。日本能率協会、産業総合研究所勤務を経て、現在「生活行動研究所」代表理事。 
                  「自然治癒力活性化研究会」代表。 
                  [監修者]有田 禎二(ありた ていじ)1938年生まれ。 
                  横浜市立大学大学院医学研究科卒。医学博士。横浜市立大学医学部講師。 
                  神奈川県立成人病センター内科部長を歴任。 
                  現在「神奈川県立ガンセンター」企画調査室長兼内科第5科部長。 
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