| Trust Fallで「個人への信頼とチームワーク」体験 | |
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サターンのトレーニングで、最初にみんなが体験するのは、Excelという野外でのトレーニングである。これは、 トレーニング初日の午後に行われる。 サターン工場の敷地と県道31号をはさんで反対側に、エクセルトレーニングの施設がある。トレーニングには、目隠しをしてパートナーに建物の中を手をひかれていく「ブラインドウォーク」とか、野外設備で10メートル以上あるような垂直の壁に足場を作りながら昇る「コーポレートウォール」とか、面白いものがいろいろあるが、何と行っても象徴的で必ずメニューに入るのが、「トラストフォール」である。 これは、2メートル程もある木組みの台場の上から、一人が後ろ向きに倒れるところを、下で仲間が支えるという一見何事もなさそうなものだ。 しかし、実際には、後ろ向きに倒れるというのは、想像以上に恐怖を誘うものであり、万一、下の連中が受けそこなったらどうなるか考えると怖いものがある。 特に結果を目で見ないうち、つまり一番最初にチャレンジするにはかなりの勇気がいる。 日本人のように集団への帰属意識と信頼が強い民族は、それほどでないにしても、僅か3時間ほど前に初めて会った男女、中国系、アフリカンアメリカンからヒスパニックまで、人種も多様な国アメリカではかなり勇気のいることだ。 一番に手を上げる奴は、「トラスト」というよりも、見得や自己顕示欲が勝った人間という風ではあったが、それも健全なレベルの発露である。 |
こちらは、Corporate Wallという。10メートル以上ある垂直の壁とワイヤーで結わえあった3人が昇る。足場は譲り合わないと足らない。 |
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筆者のグループの時に、一番先に挑戦したのは、中西部のリテーラーのセールムマネージャーの男で、意欲と、信仰心と、健全な自己顕示欲を持ったアメリカの良き中産階級の典型的なお父さんという感じだった。両手を胸の前で組み、190センチはあろうかという巨体を、下で2列に並んで頭上に手の平を翳しクッションをつくった仲間が支える。 多分100キロは超えるであろうその体は、ちょうど腰から背中の部分を支える4,5人には油断ならない重量と衝撃をもたらす。 実際、痩せ型の中国系のメンバーは、このとき手首を少々痛めたくらいである。 |
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