もしも、“ミュージカル・ラブサスペンス”というジャンルがあるのなら、この映画はそれに当てはまるはずだ。「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
」のニア・ヴァルダロスが製作総指揮、脚本を書き、主演もしているが、彼女は段々、綺麗になって行く。彼女がペアを組む幼馴染みが「シックス・センス 」「ベルベット・ゴールドマイン」のトニ・コレットだ。ちょっと痩せすぎ。
“お約束”の甘いラストが待っている、解りやすい映画だが、「ジーザス・クライスト・スーパースター」「キャバレー」「キャッツ」「メイム」等の楽曲が持っている力も借りて、なかなかタノしい出来ばえだ。「プリシラ」と「テルマ&ルイーズ」を足して、踏んだ様な、男も女も年寄りもヤング(死語?オレは好きだなぁ、この言い回し)も、オカマ(!)も楽しめるミニ・ゴージャス映画の登場よ!
(2004.9.17)
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