岡村洋一への10の質問 〜その2


【映画篇 〜その1】

Q1.生まれて初めて、映画館で観た映画は?

よく訊かれるんだけど、覚えていない。
たぶん、父に連れられて行った大川橋蔵の東映時代劇だと思う。

Q2.初めて女の子と2人きりで観にいった映画は?

覚えていない。
1972年に、いわゆる“ダブル・デート”で、「ゴッドファーザー」を観に行った。

Q3.観ていて、一番泣いてしまった映画は?

1994年に観た「愛が微笑む時」。試写室で、声を上げて泣いた唯一の映画。
この作品が、全くヒットしなかったのは、本当に残念だ。

Q4.観終わった後、恐くて寝られなかった映画は?

ない。
つまらなくて、観ている途中で、眠ってしまった映画は、結構ある。

Q5.思い出すと、今でも心が温かくなる映画は?

黒澤明監督の「赤ひげ」。このHPの山田洋次監督との対談でも言いましたが、観終わってから、駅まで歩く道、寒い日だったが、実際に胸が熱く、温かかった。

Q6.アクション映画のマイ・ベスト1は?

「燃えよドラゴン」。 アクションの定義にもよるが、これこそ、本当に肉体を使った“人間の身体によるアクション”。ブルース・リーが開いた扉は、大きかった。

Q7.コメディ映画のマイ・ベスト1は?

「チャップリンの黄金狂時代」。 オープニングの熊と人との出逢い、アラスカで飢えて、靴や人間が食べ物に見えて来る恐怖…。 これぞ、究極のコメディだと思う。

Q8.SF映画のマイ・ベスト1は?

一本は、無理! 「2001年宇宙の旅」の進化論、「ブレード・ランナー」の、人が生きている時間の貴重さ、「猿の惑星」の、強烈なラストシーン。“映画は目で観るもの”だ。

Q9.絶対、映画賞は受賞しないB級だけど大好きな映画は?

一本は、無理! 「エミリー」の優しさ、「サムシング・ワイルド」のハチャメチャさ、「別れの街角」の切なく心細いムード、「ハンガー」のオープニングの2人の美しさ…。

Q10.これまで観た映画の中の生涯ベスト1は?

一本は、無理! イタリア移民の家族の大河ドラマ「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPartU」、「パピヨン」の根性、「レニー・ブルース」の痛々しさ。全て、十代に観た。

Question制作 : Dorothy McMarphy