岡村通信 No.55  「ダイナマイト、どんどん!」 2005年2月25日

寒い毎日が続きますが、お元気ですか? 
 
 
【 最近観た映画の感想 】
 
映画 『ブリジット・ジョーンズの日記〜きれそうな私の12ヶ月』 
一作目がヒットしたら、そのパート2を観る時、観客の多くは前作の3倍以上の面白さを期待しているものだ。そして、多くの場合、その期待は裏切られる。
このパート2、ブリジットの海外取材旅行先で、ある事が起こり、想像を絶する
展開になる。でも、我らがブリジットは、苦境にあっても、いつも明るく強く、現状を克服して行き、回りに元気を与え続ける。
すぐにパート3が観たくなる愛すべき一本。
1949年、フランスの片田舎の“池の底”と呼ばれる寄宿舎の教師と生徒の音楽を通じた心の触れ合いを描く。「ニューシネマ・パラダイス」「チップス先生、さようなら」「トリュフォーの思春期」「さよなら、子供たち」「青きドナウ」「今を生きる」・・・。
これらの映画に感動した人なら、きっと共感できるはず。
 
映画 『さよなら、さよならハリウッド』 
“ヤクザな所がない、観客が見上げる存在の寅さん”という、ほぼ同じ様なキャラクターを30年近く演じているウディ・アレン。いつもの予定調和&お約束のラストで幸せに?
今回は映画監督の役だが、映画全体が彼自身を取り囲む世界であるハリウッドや映画批評への痛烈な皮肉にも見える。今年70歳。美輪明宏さんと同い年だが黙っていれば誰にもバレないだろう。 
いいなぁ、年齢不詳って・・・。
 
 
【 2月20日 日曜日 午前9時46分 曇り 神奈川県・川崎市 】

朝、起きると知人のN君からメールが入っていた。
映画監督の岡本喜八さんが亡くなった事を知る。

’90年10月、ある映画祭の司会をした時に知り合った。
その日のトークショーのゲストは、岡本喜八監督、俳優の天本英世さん(故人)ら。                黒ずくめの服にキリリと結んだ口元、俳優以上に、“絵になる”存在だった。
岡本喜八監督は、終始クールな印象ながらも時折、とぼけたジョークを交え、 トークを聴きに来ている観客を楽しませる事を一秒たりとも忘れていなかった。

映画「大誘拐」公開の時には、私が名古屋でやっていたラジオ番組「シネマプリズム」(’89〜’98)にゲストで出て頂いた。すごい記憶力の持ち主だったのを良く覚えている。
7、8年前、ご自宅に電話して、少し話したのが最後になった。

私にとっては、近寄り難い存在だったが、実に面白い、人を食った様な映画を撮る人だった。
好きだったのはやはり、「独立愚連隊」「肉弾」「日本のいちばん長い日」。
「座頭市と用心棒」を父親と一緒に封切り館で観たのは、’70年。大阪万博の年だったなぁ。
もう一度、ゆっくりお会いして、映画の話をしたかった、やはり・・・。

                                                            
【 私の最新の出演作品です 是非ご高覧下さい 】

テレビ朝日 『土曜ワイド劇場・特別企画〜明智小五郎VS金田一耕助』
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/   2月26日 土曜日 午後9時〜11時15分
(猪崎宣昭監督/松岡昌宏、長瀬智也、余貴美子、岸田今日子、財前直見ほか)
その悲劇は一年前に起こった。猟銃を発砲する薬物中毒男に対して警察の指揮官が及び腰だったため、現場の刑事が2人も射殺されてしまったのだ。警察のあり方はこれでいいのか? 
発砲もままならない現状で多様化する犯罪に対処できるのか・・・。
私は、警視監の妻の主治医・沢木一夫を演じています。
 
映画 『THE JUON/呪怨』  公開中 http://www.thejuon.com/flash.html               
(清水崇監督/サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ビル・プルマン、石橋凌ほか)              東京で福祉を学ぶ留学生・カレンは、寝たきりの老女・エマの介護に出掛ける。                 行ってみると、部屋の中は散乱し、エマはボンヤリと天井を見つめている。                     不気味に思いながらも介護を始めたカレンだが突然、二階から物音が聞こえて来る・・・。            私は、カレンの恋人が勤めるイタリア料理店のマスターを演じています。

映画 『CHARON』   テアトル池袋にて、公開中 http://www.movie-charon.com/
(高橋玄監督/川本淳市、水上竜士、森崎めぐみ、木下順介、山下真広ほか)                  作家・勝木大は、結婚相談所で、“一切の性生活の不在”等、奇妙な条件を提示した秀子と結婚した。だが、秀子は書店の店員・川杉由都、ギャングの恋人と暮らす娼婦・カロンという、3つの顔を持つ多重生活者だった・・・。                               
私は、二人が出逢うキーマンとなる結婚相談所の所長を演じています。

映画 『デコトラの鷲〜会津・喜多方・人情街道』  DVD&ビデオ発売、レンタル中
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5908/                             (香月秀之監督/哀川翔、柳沢慎吾、宮下順子、本田博太郎、江藤博利ほか)                 トラック運転手の飛田鷲一郎は、自慢のデコトラ(デコレーショントラック)に乗って全国を駆け巡っている。今度の行き先は、実家のある浅草から会津は喜多方へ。そこで鷲一郎は、とある女性に出会うのだが・・・。  私は、その女性(野波麻帆)が勤める養護施設の園長先生を演じています。

テレビCM 『花王・健康エコナ』  放映中 
http://www.kao.co.jp/econa/topics/top/cm08.html このサイトでご覧になれます。
ヘディング・シュートに失敗するゼッケン5番のサッカー選手が、私です。
 
 
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私は、またちょっと、風邪を引いてしまいました。 

もすぐ3月だというのに、まだ寒い日が続くようです。
どうかご自愛下さい。
 
もしも時間がありましたら、あなたの近況等を教えて下さい。
待っています。
              
では、また!