最近の出来事から
［２００４年 １月１３日 木曜日 夕方から、翌朝にかけて 千葉県・船橋埠頭 ］
埠頭を渡る風は、これまでの１４年間の世間の風ほどは冷たくなかった。
“ちょっと寒いけどホント、風が強くなくて良かったなぁ…”
これは、夜がまだ若い頃の俳優同士の挨拶代わりの一言だった。
その内、ジワジワと冷えて来た。ジンジンと、寒くて寒くてたまらなくなって来た。
映画『ポチの告白』（高橋玄監督／菅田俊、野村宏伸、井上晴美、出光元ほか）は、警察組織の腐敗を描いた、あらゆる意味で画期的な日本映画だ。今は細かく話せない。
待ち時間の間、ニューズウィーク誌のインタビューを受けた。
スタッフも皆、寒い中、本当に良く耐え、頑張った。
銃器薬物対策課の警部補・兼頭（私）が何故、銃の密売取り引き現場にいて自ら関与しながらも、逃げ切れたのか？ 大立ち回りのシーン、私の相棒役・中国人俳優の蓉崇くんの演技は素晴らしかった。
対岸のドライブイン・シアターでは、トム・クルーズ主演の映画『コラテラル』を上映中。
おやおや、意外にハリウッドは近いじゃん！
あっという間に、夜明けも近い。
夜間のシーンなので最後は、時間との戦いだった。
私は結局、６発の銃弾を浴びて殺されるのだが、血糊が左目に入り痛くてたまらない。
この様な悪い奴の役は、これまで一度も演じた事がない。
演技のリズムが裏打ちにならない様に、色々考えた。
クレショフ効果がうまく行ったかどうかは、わからない。
“カット！”監督の大声が埠頭に響き渡ったのは、午前６時２５分。
夜が明けるわずか３分前だった。
映画の神様は間違いなく、いる。
帰りの満員電車の中、車窓から低い位置に富士山が見えた。 １４年間も東横線に乗っているが、初めての経験だった。
≪ 其の三 ≫
私の最新の出演作品です 是非ご高覧下さい。
映画 『ＴＨＥ ＪＵＯＮ／呪怨』 ２月１１日 公開予定 http://www.thejuon.com/flash.html
（清水崇監督／サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ビル・プルマン、石橋凌ほか）
東京で福祉を学ぶ留学生・カレンは、寝たきりの老女・エマの介護に出掛ける。
行ってみると、部屋の中は散乱し、エマはボンヤリと天井を見つめている。
不気味に思いながらも介護を始めたカレンだが突然、二階から物音が聞こえて来る･･･。
私は、カレンの恋人が勤めるイタリア料理店のマスターを演じています。
映画 『ＣＨＡＲＯＮ』 ２月１９日（土）より、テアトル池袋ほかで、封切り予定
http://www.moviecharon.com/
（高橋玄監督／川本淳市、水上竜士、森崎めぐみ、木下順介、山下真広ほか）
作家・勝木大は、結婚相談所で、“一切の性生活の不在”等、奇妙な条件を提示した秀子と結婚した。だが、秀子は書店の店員・川杉由都、ギャングの恋人と暮らす娼婦・カロンという、３つの顔を持つ多重生活者だった…。
私は、二人が出逢うキーマンとなる結婚相談所の所長を演じています。
映画 『デコトラの鷲〜会津・喜多方・人情街道』 ＤＶＤ＆ビデオ 発売、レンタル中
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5908/
（香月秀之監督／哀川翔、柳沢慎吾、宮下順子、本田博太郎、江藤博利ほか）
トラック運転手の飛田鷲一郎は、自慢のデコトラ（デコレーショントラック）に乗って全国を駆け巡っている。今度の行き先は、実家のある浅草から会津は喜多方へ。そこで鷲一郎は、とある女性に出会うのだが…。
私は、その女性（野波麻帆）が勤める養護施設の園長先生を演じています。
テレビＣＭ 『花王・健康エコナ』 放映中
ヘディング・シュートに失敗するゼッケン５番のサッカー選手が、私です。
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私は、一ヶ月近く引いていた風邪がようやく全快しました。
まだまだ寒い日が続きますが、どうかご自愛下さい。
もしも時間がありましたら、あなたの近況等を教えて下さい。
