岡村通信 No.6 
「フランス映画には出られなかったけれど・・・」
 

2001年4月10日

お元気ですか? すっかり春めいてきましたね。
最近の私です。

【3月21日 本郷・日活本社  巨匠・熊井啓監督インタヴュー】

「日本の黒い夏 − 冤罪」 (公開中) http://www.kuroinatsu.com
’94年6月に長野県松本市で起きた「松本サリン事件」でマスコミ報道と警察権力によって一時、犯人と決め付けられていた河野義行さん。河野さんの家と監督とは偶然にも子供の頃からのお付き合いとの事。天命というものがもしもこの世にあるとしたら、この映画を撮る事は、きっと熊井啓さんの天命だったとしか思えない。 

’95年4月のある日の夜、私は毎日放送のテレビ番組「宵待5」の事件レポーターとして 〈南青山総本部〉のマスコミの一団の中に居た。
車から降りて来た村井元幹部に一言質問した7秒後、彼は何者かに刺されて死んだ。
翌月、私は麻原逮捕の日の朝、上九一色村にも居た。

もう随分前の出来事の様な気がする。この夜の事が自分にとって、一時すごくトラウマになっていた事すらも…。

映画「日本の黒い夏」に私はテレビレポーターの役で出演しています。

「お陰でリアリティーがでました。ありがとう」と熊井監督。 こちらこそ! 
この映画に出られたのは、或いは私の天命かも? 昨夏、昭島で行われた大掛かりなロケは本当に大事件が起きたその現場の様でした。あのエネルギーの渦…、高校生の視点で見た人間の悪意と誤解、そして最近の日本では懐かしくなってしまった言葉…正義。
多くの方にご覧頂きたい、実にフレッシュな、そして誠実な娯楽作品です。

【4月2日 かわさきFM「シネマストリート」ゲスト:忌野清志郎さん】

映画「不確かなメロディー」(杉山太郎監督)が公開中の清志郎さんは、この日50歳の 誕生日。 いやー、もう本当にカッコいい!

♪ いきがったり、ビビったりしてここまで来たー ♪ のでしょうか?

どうしたらこんなに過激で穏やかで、光ってるパパになれるのでしょうか?
この番組のジングルをやって頂いていて本当に光栄です。
尊敬する先輩!のそばにいられる幸せをしばし、かみしめた瞬間でした。

【4月23日 午後9時からは是非ともご覧下さい】

TBSテレビ 月曜サスペンス劇場「弁護士・猪狩文助 時の剣」(水谷俊之監督 出演:いかりや長介さん、原千晶さん他)。私は、焼き肉屋さんでホステスを口説こうとする若きIT成金の役です。

またまた自分の事ばかり、長々と恥ずかしい限りです。
もしもお時間がありましたらあなたの近況も教えて下さい。

朝夕の気温差の激しい今日この頃、どうかご自愛下さい。

ではまた!