家計簿をつくろう

 目次(クリックしてね)
第1部
§1 家計簿をつくりたい
§2 家計簿の考え方と設計の基本
§3 .家計簿の進め方とメインパネル
§4 .ACCESSの基本操作とメインパネルの操作
§5 補助簿の項目見直しとマスタの作成
§6 費目マスタと摘要マスタ  作業中のメール往来
§7 インポートの活用  費目ますたと摘要マスタ 作業中のメール往来
§8 費目マスタと摘要マスタの完成 &練習帳
第2部

§9 家計簿のデータ入力
家計簿のデータ入出力設計
§10
家計簿データ日常処理(ウィザード)
§11 家計簿データ日常処理1(カストマイズ 整形)
第3部
§12 家計簿セータ日常処理2(項目別編集)
§13
家計簿データ日常処理3(項目別編集)
§14 家計簿データ日常処理 追補
第4部 §15 日処理


DB大介様    家計簿をつくりたい

こちらはハンドルネーム  KLのヒデ といいます。
現在、マレーシア(馬国)の首都クアラルンプール(KL)に在住のマレーシアンジャパニーズです。

ところで、
家計簿をACCESSで作りたいのですがどうでしょうか?
EXCELでもできそうですが・・・・

マレーシアの通貨単位は、RM−SENで、1RMは100SENです。
日本流にいうと、例えば 356円35銭となります。
日本の市販家計簿ソフトは円単位で、そのままでは使えません。

参考:
1RM は日本円で約30円。
庶民の生活物価は非常に安く、夕食は300円もあれば充分です。
モノレールの初乗運賃が約25円、タクシ
ーが2Kmまで60円程度だから「銭」の単位が必要です


KLのヒデ様

遠い南国からのアクセスありがとう。

マイクロソフトのビジネスソフト Office の日本語版お持ちですね。
PC経験はどのくらい?


DB大介様

Office2000です。日本語OKです。
WORDやEXCELはひととおりやっています。
データベースは「桐」を少しかじったことがある程度です。


KLのヒデ様

ワープロや表計算の経験があれば予備知識は充分でしょう。
データベースの説明も不要のようで助かります。

マレーシアでの家計簿、面白そうですね。
市販の家計簿も悪くはないが、この際自分でソフトを作ってみましょう。
EXCELでもできそうですが、応用場面でいき詰まる心配があります。
データの作成など基本はACEESSで、補助帳簿やアウトプットの一部はEXCELに任せたらどうでしょうか。

では次便から早速本番に入りましょう。


KLのヒデ様   家計簿の考え方と設計の基本

家計簿といえば、「主婦の友」付録の家計簿を思いだします。
家計簿は企業会計のように厳格なものではありませんが、基本的な考え方はひととおり整理
しておきましょう。

ポイント:
1.家計簿の基本
 1.収支の管理(フロー)を中心に、財産の管理(ストック)は二次的
 2.用途別支出分類と品目別支出分類の使い分け
 3.家計簿の最終集計単位は年間
2.設計の基本
 1.全ての仕事はメニュー画面からワンタッチ方式で実行
 2.収支データはフォーム画面から1回だけ入力
 3.毎日、毎月、毎年の収支を常時掌握
3.費目コード設計
 1.費目の追加・変更が容易にできる弾力的な費目マスタの作成

 2.摘要欄の入力の手間を省くための摘要マスタの作成

詳しくは、MM家計01.doc (word2000 A4 5頁)をメールに添付したので、先ずプリントして下さい。
宿題:MyHomeの費目コードをサンプルを参考にしながら作成してください。
    変更はいくらでもできますから最初は適当にやって結構です。
    費目コードにもとづき後日テーブルを作成し費目マスタとなります。

質問があればメールでどうぞ。


KLのヒデ様         家計簿の進め方とメインパネル

メニュー(メインパネル) MM家計簿.mdb MM補助簿1.exl を添付ファイルで送ります。
「家計簿の進め方とメインパネル」の詳細説明書
MM家計簿02.doc(Word2000 A4 3頁)
も同添したので、先ずこちらをプリントしてください。

質問があればメールでどうぞ。

ポイント:

1.家計簿開発の進め方
 1.1 MM方式の開発は下図矢印の
縦方向型アプローチで進める。

図:開発の進め方
オブジェクト     テーマ
    名刺    住所録     家計簿
テーブル
クエリ
フォーム
レポート
マクロ
(モジュール)
−−→◎
−−→◎
−−→◎
−−→◎
−−→◎
    ○|


    ○|

    ○↓
  ○|
  ○|
  ○|
  ○|
  ○↓    
  ○
  ○

  ◎

  ◎

  ◎

 1.2 提示されたモデルをみて、家計簿の完成イメージや全体の仕組みをより具体的に確かめる。

2.メインパネル
 2.1 メール添付ファイル MM家計簿.mdb と MM補助簿1.exl をHD の C:\kakeibo に転送し、
    ディスクトップ上にショートカットを作成する。

 2.2 ショートカットからMM家計簿.mdbを開き、メインパネルの概要とACCESS/EXCELの役割分担を
   概観する。

KL家計簿のメインパネル


KLのヒデ様       ACCESSの基本操作とメインパネルの操作

Q&A
MM家計簿.dmb のインストールとテストは順調に進んでいます。

Que1:メインパンルからEXCELのMM補助簿1.xlsが起動できなかった?
Ans1:プログラムやアプリケーションが置かれていホールダーは、PCによって違います。
     Explore でもう一度確認してください。
     パンチミスも気つけます。例:1と 1、1と I、0 と O、u と v など

Que2:MM家計簿.ldb はなんですか?
Ans2:システムが使用するファイルです。正常に終了すれば 0KB です。
     ユーザーは放置しておけばよい。

ACCESSの基本操作とメインパネルの操作の詳細説明書 MM家計簿03.doc(Word2000 A4 6頁)
をメールに添付したので、先ずこちらをプリントしてください。

質問があればメールでどうぞ。
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ポイント:
1.
ACCESSの基本操作
 WORDやEXECLは操作要領に従い、適切にツールを使えば直ちに実用化され、初心者でもそれな
 りに文章が書け、また縦横の計算表ができます。
 それに対してACCESSの場合、ツールはあくまで設計・仕様に基づいて「フォーム」などをデザイン
 するための道具立ての役割です。ツールを覚えただけでは何も表現できません。ツールは、いわば
 白地のカンバスに絵を描くための「絵の具」や「筆」に過ぎません。
 ACCESSのツールはたくさんあって、初めのうちは戸惑うかも知れません。しかし、同じようなことを
 何回も、何回も繰り返して実習していけば、自然に慣れてくるでしょう。
 
 
ACCESSのツールの基本的な操作は購入した参考書で勉強してください。
 
ここでは、MM家計簿.mdb (ver1.01)を使って最小・限重要な操作のみを復習します

 1.1 ACCESS(MDB) のデザインモード/実行モードによる起動
   1.デザインモード・・・・ショートカットから[Shift]+[Enter]で起動

   2.実行モード・・・・ショートカットからから[Enter]で起動

 2.1オブジェクトのデザイン/実行モードの使い分け
    テーブル、クエリ−、フォームなどに作成された一つ一つのオブジェクトにもデザイン/実行
    モードの区分がある。

    1.デザインモード・・・・ACCESSウィンドウから
メインパネルマウスポインターの位置で
                 右クリック〜
ショートカットメニューからデザインビュー(D) を選択
   2.実行モード・・・・メインパネルのデザインフォームでタイトルバー(最上段の青枠)を
               右クリック〜フォームビュー(F) を選択


 
1.3 メニューバー、ツールバー  (末 フォームデザイン 参照
   1.メニューバー
     画面最上段:ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 挿入(I) ・・・・・・ 
    
2.ツールバー
     
画面上中段:ビュー 上書き保存 印刷 印刷プレビュー ・・・・・・
     画面上下段:フォント 字体 色 ・・・・・・
   3.ショートカットメニュー
    マウスポインターの位置から右クリックして表示されるショートカットメニュー
    メニューバーツールバーと重複するがこちらの方がワンタッチで便利


    
注1.諸ツールの表示内容や位置はPCによて異なることがある。メニューバーやツールバーの表示/非表示はメニュバー表示(J) で指定。
       2.デザインビューにはいくつかの操作方法がある。

2.メインパネルの操作
 フォーム:メインパネルを教材に、主としてデザイン操作のさわりをフォーム、マクロで試します。

  2.1 いきなりマクロ
   1.AutoExec

    ディスクトップから家計簿のショートカットをクリックするとメインパネル>が開く仕組み・・・・

    ACCESSは、立ち上がり家計簿起を認識するとマクロ AutoExcec を実行し、メインパネル
    を開く。
    ショートカットメニューデザインビュー(D)からマクロ名:AutoExcec 参照)

   2.
フォームを開く
    
メインパネルら[ボタン]をクリックするとフォームが開く仕組み・・・・

    メインパネルの[閉じる]ボタンをクリックするとコントロールは,プロパティ:クリック時に指定た
   「家計簿入力」マクロ名にスキップし、フォーム:F_家計簿入力を開くマクロを実行する。
    ショートカットメニュープロパティ(P)プロパティ一覧からクリック時起動・終了.家計簿入力を探し、
     欄外[...]をクリック。
マクロ名:家計簿入力 参照)

      3.フォームを閉じる、終了する
   
実行中のフォーム画面から[ボタン]をクリックするとフォームが閉じる仕組み・・・・

     フォーム:F_家計入力の[閉じる]ボタンをクリックするとコントロールは,プロパティ:クリック時に
     指定た
マクロにスキップし、フォーム:F_家計簿入力を閉じる。
     ショートカットメニュープロパティ(P)プロパティ一覧からクリック時起動・終了.閉じる探し、
     欄外[...]をクリック。
マクロ名:閉じる 参照)

    
     アクション:
閉じるは現在開いているオブジェクトを終わらせるに対して、終了MDB を終了させる
     違いがある。
   

   4.
EXCELの起動、終了
    
メインパネルから[ボタン]をクリックするとEXCELが起動する仕組み・・・・

    メインパネル[振替等の記帳]ボタンをクリックすると、コントロールは プロパティ:クリック時に
    指定た
マクロにスキップし、アクション:アプリケーションの実行し、EXCEL:補助簿1.xls を開く。
    ショートカットメニュープロパティ(P)プロパティ一覧からクリック時起動・終了振込等を探し、
     欄外[...]をクリック。
マクロ名:閉じる 参照)

    EXCELを閉じるときは、EXCELの終了(X)で。

 2.2 いきなりフォーム  (末 フォームデザイン 参照
    ガイダンスとしてツールバーのなかからツールボックスプロパティの一部を触れる。
   
   1.ツールボックス
    ツールボックスは、図:フォームデザインの左側の仕様で表示される。

主要なツール
ツール           用途                                  メインパネルの例
ラベル          見だし                                 ** KL家計簿 **
テキストボックス     データ用見だしとデータフィールド
チェックボックス        Yes/No などの区分
コンボボックス        データを一覧表から選択
コマンドノタン          指示ボックス                            家計簿入力
四角形            飾り用枠                                 四角飾り枠

     2.プロパティ
       プロパティリストは、図:フォームデザインの右側の仕様で表示される。

プロパティリスト サンプル                                     
表題        標識。ここでは[名前]
コントロールソース   元になるデータ(テーブル/クエリ)
書式        日付、通貨などの書式
可視        画面上でテキストが見える/見えない
・・・
使用可能     テキストの編集ができる/できない
編集ロック          〃   〃
・・・・
左位置      テキストの左からの位置
上位置      テキストの上からの位置
・・・・
更新後      入力確定後の措置、マクロへスキップ
・・・


図:フォームデザイン       
メニューバー、ツールバー、 ツールボックス、プロパティ



KLのヒデ様       補助簿の項目見直しとマスタの作成

MM家計簿.mdb (Ver1.03) を添付ファイルで送ります。
補助簿の項目見直とマスタの作成」の詳細説明書
MM家計簿04.doc(Word2000 A4 11頁)
も同添したので、先ずこちらをプリントしてください。

質問があればメールでどうぞ。

ポイント:
家計簿の開発作業のスケジュールの概要を提示しましょう。
簡単なテーマから始め、一つの項目をクリアすれば次のステップで役に立つように、やり易い順番で進めます。
3.家計簿データ入力 がメインテーマで山場です。以降はデータを出力するだけですから下り坂の楽しみです。

1.振込等補助帳簿の項目見直
2.費目・摘要マスターの作成

3.家計簿データ入力
4.日計表,明細表など
5.月間、年間集計表
6.データ保存

1.振込等補助帳簿の項目見直
振込、社会保険料等を管理する補助帳簿のサンプルを参考にして項目、基準等を見直します。
EXCEL:ファイル名
MM補助簿1.XLS

1.1 項目の見直し
MM補助簿1.XLS のスプレッドシート上で、必要に応じて各項目(費目、費目コード、
現金/払込通帳口座名など支払区分)ごと、「
追加新設」、「合併(例:通信費一括)」、
分割(例:自動車保険、家財保険」、「削除」する。

1.2 控除項目の基準設定
家計簿の単位は、年間:1月1日〜12月31日(4月1日〜3月31日)と
するが、補助簿の集計単位は控除費目の性格によって
4月〜,6月〜など期間を使い分ける。

諸経費の
   支払
(1)月単位の実績・・・・例:電話、ガス、水道、新聞、インターネットなど月額実績
(2)年払・・・・
例:TVなど支払月から年間の月割り
所得税等の
   支払
(1)所得税・・・・給与所得者給与支払明細書月額実績。年末調整時に差額を調整
        
年金受給者翌年の年間見込みの月割。確定申告時に差額を調整
(2)固定資産税・・・・年払と四半期払に応じて翌年間に月割り
(3)住民税・・・・例:
住民税、健康保険料 給与所得者:給与支払明細書月額実績
(4)生命保険料・・・・
例:各種生命保険料、各種損害保険料の月払実績
             
 年払のときは支払月から年間月割り


2.費目・摘要マスターの作成
ここからがACCESSによる家計簿ソフト作成の本体編。
比較的間単に取り組める費目マスタおよび摘要マスタから始めましょう。
メインパネルはテーブルやクエリと関連がない単体のフォームでしたが、費目マスタなどは原始
データがあるソーステーブルと連結したフォームとレポートを作成します。
モデルは
、MM家計簿.mdb(VER1.03) です。

進め方:費目マスタ、摘要マスタの第1ステップまでが今回、完成ステップは次回の段取り

2.1 基礎講座1・・・・必須予備知識

2.1.1 オブジェクトの関係
1. ACCESSの特徴は、基本的に下記表のようにデータとアプリケーション(応用プログ
  ラム)が分離独立している点にある。
下図左
  テーブルは、インプット(入力)されたデータを蓄積、保存するエリアであると同時に、
  画面や印刷などあらゆるアウトプット(出力)の原始データでもある。
  データベースとは、文字どおりデータの「基地」を意味する

2.クエリ、マクロ、モジュールの機能は、より効率的なデータの作成、計算、 オペレー
  ションの自動化など二次加工を担当する。
下図右

 図左                          図右

2.1.2 ファイルの更新機能とフォーム画面の選択
1.更新機能
* 追加・・・・新規にレコードをテーブルに追加
* 修正・・・・テーブルに既存するレコードの内容を修正
* 削除・・・・テーブルに既存するレコードを消去
2.フォーム画面の選択
* 入力画面・・・・入力専用画面
* 出力画面・・・・出力専用画面
* 入出力画面・・・・入出力兼用画面


* 単票形式・・・・1件で1枚の構成
* 表形式・・・・複数件(n)で1枚の構成

2.1.3 オブジェクト名のつけ方
(1)分かり易い日本語記述(フルネーム)
(2)オブジェクトの種類ごとに接頭記号(例:T_)を付与した体系化
(3)関連するオブジェクトの名前は接頭語を挟んで同じ名前に
 
ただし、メインパネル、サブパネル、壁紙など共用フォームは接頭語なし


* T_XXXX
* Q_XXXX
* F_XXXX
* R_XXXX
* M_XXXX
例:費目マスタ
T_費目マスタ  
Q_費目マスタ
F_費目マスタ
R_費目マスタ     
家計簿入出力
T_家計簿
Q_家計簿
F_家計簿入力
R_家計簿明細表

2.2 費目マスタの第1ステップ・・・・モデル:費目マスタでの学習
2.2.1 費目マスタのモデルによる操作実習

操作1:フォーム


1.追加


2.修正

3.削除


4.キャンセル
@F_費目マスタを実行モードで開く。

@ナビゲータで新規レコードを選択し、[費目コード]等データを入力する。
AT_費目マスタレコードの更新とテーブルの定義を確認する。
BQ_費目マスタの[費目コード]の昇順とクエリの定義を確認する。

@ナビゲータで該当レコードを選択し、例[費目名]などを修正する。
A
T_費目マスタで修正内容の正否を確認する。

@ナビゲータで該当レコードを選択し、レコードセレクターで削除する。
A
T_費目マスタで 削除レコードなしを確認する。

@レコードの不正に気がつき、キーボードから[
Esc]キーを押して、
  操作を中断する。

操作2:レポート
@R_費目マスタをメニューバー:ファイル(F)印刷プレビュー(V)で開き、
  印刷内容を画面上で確認する。


2.2.2 費目マスタのデザイン
1.フォーム:F_費目マスタのデザイン  

 
F_費目マスタの画面構成(単票形式・入出力兼用)ウイザードによる)


2.レポート:
R_費目マスタのデザイン 

 R_費目マスタ(表形式)ウイザードによる)

3.テーブル:T_費目マスタのデザインと作成  Point:
フィールド名
費目コード
費目名
摘要      
データ型   
テキスト型
テキスト型
テキスト型
フィールドサイズ
2  
20
100
インデックス
はい(重複なし)

4.クエリ
Q_費目マスタのデザインと作成  Point:
(1) Q_費目マスタのソーステーブルはT_費目マスタ
(2) 費目コードが昇順になるようにグリッド
[並べ替え]を昇順に指定

5.フォーム:F_費目マスタの作成  Point:
(1) フォームのプロパティ
* レコードソース
:Q_費目マスタ
* ポップアップ:はい
* 作業ウインドウの固定:はい

(2) 詳細のプロパティ 
[費目コード]
* IME入力モード:オフ
* 入力規則:
   >="01" And <="99"

* エラーメッセージ:コード誤り


多重画面のときカレント画面を最上位に移動
入力などの処理が終了するまでポップアップ
した画面を固定



入力文字は1バイトの英数字
コードの範囲

例: "00" "AB" "5 "はエラー

6.レポート:R_費目マスタの作成  Point:
(1) R_費目マスタのソーステーブル:Q_費目マスタ
(2) 並べ替え:
費目コード




2.3 .摘要マスタの第1ステップ・・・・
費目マスタを参考にして自分で作成

1.フォームF_摘要マスタのデザイン
F_摘要マスタ
の画面構成(単票形式・入出力兼用)

2.レポート:R_摘要マスタのデザイン
R_摘要マスタ
の様式(表形式)

3.テーブル:
T_摘要マスタのデザインと作成
操作
@ACCESSウインドウから<デザインビューでテーブルを作成する>を開く。
A各フィールド(フィールド名、データ型、引数)を入力する。
B名前:
T_摘要マスタ をつけて保存する。

4.クエリ:Q_摘要マスタのデザインと作成
操作
@ACCESSウインドウから<デザインビューでクエリを作成する>を開く。
Aソースとなるテーブルを指定、[
追加]のあと[閉じる]する。
B
グリッドにフィールドを個別にドラッグ&ドロップで転送する。
  インデックスキーをもつフィールドの
[並べ替え]を昇順に
C名前:
Q_摘要マスタ をつけて保存する。

5.フォーム:F_摘要マスタの作成
操作
@ACCESSウインドウから<ウイザードを利用してフォームを作成する>を開く。
Aダイアログボックスに従い項目条件を指定する。
  <テーブル/クエリの選択>、<選択可能なフィールド>
  <レイアウト>
  <スタイル:標準>
  <フォーム名:
F_摘要マスタ>

Bプロパティを変更する。
 (1)フォームのプロパテを一部変更する。
 (2)[
摘要コード]のプロパティを一部変更する。

テストラン
@マクロ:M_起動・終了をデザインモードで開き「摘要マスタを開く」のマクロを作成する。
Aメインパネルを
デザインモードで開き、[摘要マスタ]のプロパティ:
  クリック時に@を指定する。
B
メインパネル実行モードで開き、[摘要マスタ]を開く。
C摘要マスタのテストデータを数件入力する。 
 ――― 追加、修正、削除、カヤンセル、終了 ―――
Dテーブルを
実行モードで開き、テストデータを確認する。

6.レポートR_摘要マスタの作成
操作
@ACCESSウインドウから<ウイザードを利用してレポート作成する>を開く。
Aダイアログボックスに従い項目・条件を指定する。
  <テーブル/クエリの選択>、<選択可能なフィールド>
  <グループレベル>        
  <並べ替えを行うフィールド>     
  <レポートの印刷形式>         
  <スタイル:報告書>             
  <レポート名:
R_摘要マスタ>

テストラン
@マクロ:M_起動・終了をデザインモードで開き「摘要マスタを開く」のマクロを作成する。
A
メインパネルデザインモードで開き、[摘要マスタ]のプロパティ:クリック時に@を
  指定する。
B
メインパネル実行モードで開き、[摘要マスタの印書]を開き、 摘要マスタのリストを
  印所する。



2.4目マスタ摘要マスタの完成・・・・
次回予告
  今回は、ウイザードに従って費目マスタ摘要マスタフォーム・レポートを作成しました。
  第1ステップの前荒削りのバージョンでです。
  次回は、これをもっと体裁よく仕上げるとともに、正規のデータを入力し、リストを印刷
します。


     費目マスタと摘要マスタ 作業中のメール往来1

KLのヒデ様から
 分からないこと多々あり。
 亀の歩みのごとし、一歩一歩確実に


KLのヒデ様
 EXCELの補助簿の項目の見直しまで進んだようですね。
 摘要マスタは費目マスタと同じ要領です。費目マスタをなぞるようにして作成しましょう。

 今は、費目マスタ、摘要マスタとも荒削りの段階です。フォーム画面がひととおり動けばよろしい
 仕上げは次回以降(MM家計簿05.doc)となってます。

 分からないこと多々あり・・・・その感じよく理解できます
 それにしても、オブジェクトがたくさん現れ、それぞれが関連しあって、こんがらかります 
 デザインにはたくさんの操作があり、覚えることも多すぎます。

 でも、やや歩みの早い亀のごとく、一歩一歩確実に・・・・
 
§§デザインの操作で役立つポイント2点 §§
  1.例えば、テーブルの「データ型」、フォームのプロパティなど値(内容)を入力する枠の右端に、
    
▼のリストボボックスがあるのでこれを活用する。
    値はリストから選択するからワープロの誤りがない。
    枠の外側には
... のマークがあらわれる項目もあるが、これはビルダーという。
   

  2.デザインモードで開いたオブジェクトを閉じるとき・・・・画面右上の − □ × 
    通常、デザイン中の画面は最大画面にする--→右上の 
 をクリックする。 
    ただし、複数のオブジェクトを同時に扱うときは、
で大きさを調整する。

    * オブジェクトを上書きして終わらせる---→内側の
×をクリックする。
    * ACCESSを終了させるとき---→外側×をクリックする。


          インポートの活用
          
費目ますたと摘要マスタ 続き 作業中のメール往来

KLのヒデ様から
6/19日現在の「亀の歩み2」の報告あり。
「摘要マスタ」試作するも、1回目トラブルあり。
Verを元に戻して、2回目の挑戦中とのこと。

曰く。
「F_摘要マスタ」は開くが、一部不明の点あり。
手順が間違いか?それともテキストの読み込み不足? 愚考を重ねている。
ここ数日このあたりをウロウロしています。

KLのヒデ様
今回、
インポートを活用した情報交換のやりかたを提示します。添付ファイル(MDBのメインテナンス)を参照

お勉強の最善の方法は、face to face です。
今の段階の「摘要マスタ」なら、多分1時間もあれば充分でしょう。

現在の、メールによる間接話法は慣れるまで大変でまだるっこい。
マニュアルも時々ミスがあるから、そのとおりやっても適切な結果がでないないことも・・・・・・・・

そこで、次善のツールを紹介します。
それは修正したオブジェクトの「現物」を
インポートで作成しメール送信してもらう方法です。
小さなMDBだから送信も簡単に無駄なくできます。

DB大介はそれをみて、問題点や修正点をつかみ即座にリターンできるでしょう。

                         MDBのメインテナンス

    1.MDBの最適化
    2.MDBのVER管理
    3.ファイルの圧縮・解凍  略

1.MDBの最適化
  MDBのオブジェクトを削除、追加など更新しているうちにハードディスクの虫食い

 状態が増えてプログラムサイズ(.mdb)が大きくなる。
  放置すると、実行時間やメール送信の効率も悪くなるから、改定中はときどきMDB
 を最適化する。

2.MDBのVER管理
 MDBは完成するまで、「こちら(先生)」と「あちら(生徒)」で2つのMDBを持ち合う。
  両者は、それぞれ別々に分担して作業を進めるから、2つの内容は同じにはならない。
  このとき一方のMDBを無条件に他方のMDBに上書きすると、自分が改定した部分
 が上書きされ消えてしまう。
  必要なオブジェクトのみ更新するには、「インポ−ト」を利用する。

2.1 Ver番号
 
先生側と生徒側にあるMDBは、改定のステップに応じてVer番号を設定する。

2.2 MDBの同期化とインポート
  2つのMDBとは別にインポートによる更新用のサブMDBを作成する。

 (1) 初版作成(全面改定)のとき・・・・先生→生徒へ無条件コピーが正しい。(図上段)
 (2) 部分改定のとき・・・・生徒側の改定(例)「適用マスタ」を先生側への単純なコピーは
   相手の.mdbを壊してしまうから誤り。(図中段)
   正解は、図下段のとおり。
  @ 生徒側は、「摘要マスタ」の関連部分だけを納めたサブのMDBを作成し、メール
    の添付ファイルで先生側に送信する。
  A 先生側は、サブのMDBから自分のMDBにインポートし、同期化をはかる。


   図:インポート
とSubMdb

2.3 インポートの操作(送り側)  抜粋
ファイルの新規作成
@ACCESSを起動し、空のデータベース(B)を作成する。
インポート
@空のMDBで、ファイル(F)〜外部データベースの採りこみ(G)〜インポート(I)
Aインポート元の.mdb(例:MM家計簿.mdb)を指定し、必要な関連オブジェクト
  を左クリックで選択する。(複数選択OK)
ファイル送信
@メールの挿入(I)〜添付ファイル(A)によりファイルを送信する。

2.4 インポートの操作(受け取り側)  抜粋
ファイルの受信
@メール添付ファイルを保存する。
インポート
@ 現在のMDBをデザインモードで開く。
A ファイル(F)〜外部データベースの採りこみ(G)〜インポート(I)でインポートする。


KLのヒデ様    費目マスタと摘要マスタの完成 &練習帳
      ===費目マスタ摘要マスタの完成と正規データ入力===

kakeisub2(1.05).mdbを添付ファイルで送ります。
費目マスタと摘要マスタの続き」の詳細説明書
MM家計簿05.doc(Word2000 A4 6頁)と
「練習帳」の説明書MM練習帳.doc(Word2000 A4 4頁) も同添したので、先ずこちらをプリントしてください。

質問があればメールでどうぞ。
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「亀の歩み」といいながらも、摘要マスタができあがりましたね。
そちらからインポート法によるkakeisub1(1.04).MDBをメール添付して頂いたので、「現物」で確認できました。

OKです。


前々便でお知らせしたとおり、これはウイザードに従った摘要マスタのフォームとレポートです。
もちろん、機能的には問題ありませんが、まだ荒削りの第1ステップのバージョンです。
今回は、これをもっと体裁よく仕上げるとともに、正規のデータを入力し、リストを印刷します。

仕上とは、例:
F_摘要マスタを表示すると、前の別画面が下にチラチラして気になります。--→壁紙を挿入するなど工夫をしました。
R_摘要マスターをプレビューすると、見出しが「Q_摘要マスター」となっています。--→見出しの字体や大きさも
スマートに仕上げてみましょう

ただし、見映えなどは人によって感じ方が違います。一応、DB大介流としておきます。



ポイント:途中下車 練習帳

これから細かい編集作業にはいるので、ツール操作に関する若干のステップアップが必要です。
本題の目マスタと摘要マスタの作業に入る前に練習帳途中下車してください。
これまでの操作の復習とツールボックス、ハンドル操作便利で能率的なグループ選択
コピー&貼り付けなどの手法を練習します。

       フォーム:練習帳および練習帳.doc 参照

 
ポイント:費目マスタと摘要マスタの完成

家計簿の開発作業のスケジュールの概要です。
今回は費目・摘要マスタの完成に取り組みます。

1.振込等補助帳簿の項目見直   済み
2.費目・摘要マスターの作成
     済み
 費目・摘要マスターの完成    
今回
3.家計簿データ入力
4.日計表,明細表など
5.月間、年間集計表
6.データ保存


進め方:
費目・摘要マスタの作成と同様、費目マスタをモデルに進めます。

ステップ1
インストール
kakeisub2(1.05).mdb C:\kakeiboに転送してから、MM家計簿.mdb(1.04)
インポートする。
オブジェクトが同一名のとき、右クリック〜名前の変更により 「XXX1」の「1」を
削除する。
ただし、事前に、MM家計簿.mdbをコピー(名前:MM家計簿(1.04).mdb)
保存する。


確認--->
メインパネル Ver1.05 になる。
      
F_費目マスタを画面表示して結果をみる。
      
R_費目マスタをプレビューまたは印刷する。
ステップ
費目マスタの操作
マニュアル(MM家計簿05.doc)の操作手順に従って費目マスタの完成ステップを
順を追って実習する。

下表:費目マスタの完成と摘要マスタ完成のステップ
参照
ステップ3
摘要マスタの完成
マニュアルをガイドに、費目マスタの編集要領で摘要マスタを自分で完成する。
途中で分からなくなったら、インポート操作で作業中のオブジェクトをメールで
送付してください。


下表:費目マスタの完成と摘要マスタ完成のステップ 参照

表:費目マスタの完成と摘要マスタ完成のステップ
見出し 1.費目マスタ 2.摘要マスタ
1 よりよいフォーム

2 よりよいレポート

3 正規のデータ入力
4 完成された出力一式の確認
F_費目マスタ
R_費目マスタ覧表

R_費目マスタ
F_摘要マスタ
R_摘要マスタ覧表

R_摘要マスタ

要点:
   
1.たとえ一つでも項目を改定したら、その都度、デザインモードから実行モードに切り替え、
  ステップごと結果を確認する。

   2.グループ選択による切り取り・コピー&貼り付けなどを活用し、能率をあげる。
   3.操作ミスや失敗があったときは、あわてず、ツールバー:[元に戻す]で原状復帰させる。
   ただし、1回限り有効。

1.費目マスタの操作  付表1 参照
 1.1 よりよいフォーム F_費目マスタ   

1.見だしを追加
@全てのコントロール(ここではテキスト[閉じる])をグループ選択し、画面中央部に
  適当に移動する。
Aツールバーツールボックスラベルを選択し、見だしを作成する。

プロパティ                       説明
標題:費目マスター入力・参照   プロパティ:表題でも変更できる
前景色(文字):濃紺            ツールバーで指定
ポイント16 B(太字


2.コントロールの位置決め

@左側のラベル群をグループ選択で指定し、左位置を揃える。

プロパティ                       説明
左位置  1Cm
        2Cm

A右側のテキスト群をグループ選択で指定し、左位置を揃える

プロパティ                       説明
左位置  3Cm


3.画面の大きさ調整
@画面全体の大きさを、境界線ハンドル(十字矢印)で調整する。

4.フォームのプロパティの変更

プロパティ                         説明
レコードソース            Q_費目マスタ
スクロールバー           なし          小画面だからスクロールは不要
ポップアップ            はい         既変更済
作業ウインドウの固定   はい           
最小・最大化ボタン    なし         タイトルバーの右上 − □ が消去
閉じるボタン           いいえ                    × が機能なし


5.壁紙の利用
 ディスプレイ上で複数のフォーム(多重画面)を表示のとき、現在フォーカス中のカレントフォームを見やすくなる。

用意された壁紙
 
壁紙1    灰色       壁紙2    黄色

 壁紙3    水色       壁紙4    

 例:F_費目マスタ壁紙3を挿入
@ マクロを追加する。

プロパティ                                            説明
クリック時             M_起動・終了.費目マスタを開く         (変更なし)
マクロ
マクロ名             条件    アクション
費目マスタを開く          開く   フォーム  壁紙3            (追加)
                         最大画面                             (追加)
                            開く   フォーム  F_費目マス        (変更なし)

Aメインパネル[費目マスタ]をクリックし、付表1を確認する。

付表1 F_費目マスタと壁紙3


6.表形式の参照画面の作成    F_費目マスタ一覧表  付表2 参照
  参照専用の表形式の画面を作成し、F_費目マスタからのコマンドボタンで表示する。

@フォーム作成ウイザードF_費目マスタ一覧表を作成する。
  −−− フォームレイアウトのとき:表形式(T) を指定 −−−

プロパティ                         説明
レコードソース            Q_費目マスタ
更新の許可          いいえ          機能は表示のみ
削除の許可          いいえ            
追加の許可          いいえ            
スクロールバー                          縦方向のスクロールは必要
レコードセレクタ          いいえ
移動ボタン       いいえ
ポップアップ           はい    
作業ウインドウの固定  はい    
最小・最大化ボタン   なし             タイトルバーの右上− □が消去


AM_起動・終了にマクロを作成する。

マクロ名                    条件   アクション
費目マスタ一覧表を開く         開く フォーム F_費目マスタ一覧表
                                   サイズの変更 高さ 8Cm

BF_費目マスタ[一覧表]ボタンをつくり、マクロにつなげる。

プロパティ 
クリック時  M_起動・終了.費目マスタ一覧表を開く    


CF_費目マスタ[一覧表]をクリックし付表2を確認する。


付表2 F_費目マスタ一覧表


 
1.2 よりよいレポートの操作   R_費目マスタ     付表3 参照

    
要点
     1.「詳細」など各セクションは境界線マーク(十字)で高さと巾を調節する。
       不要になったレポートヘッダーとレポートヘッダーは高さゼロとする。
     2.レポートのプロパティの操作はフォームに準ずる。

@ページヘッダーのラベル群をグループ選択でやや下に下げる。
A見だし:[Q_費目マスタ]をレポートヘッダーからページヘッダーへドラグで移動する。

プロパティ                       説明
名前:費目マスタ一覧表           変更
I(斜体) オフ                       ツールバー
フォントサイズ    20

Bページヘッダーの右側にテキストボックスを新設し、[日付]と[ページ]を挿入する。

プロパティ 
クリック時  M_起動・終了.費目マスタ一覧表を開く    


プロパティ 
[日付]               [ページ]
名前    日付           ページ
コントロールソース  =date()      =[page]&"/"&[pages] 
書式       日付(S)      
  例:01/5/10 参考:yyyy/m/d  2001/5/1 


Cレポートフッターをグループ選択で全部削除する。

 付表3 費目マスタ一覧表

 1.3 正規のデータ入力の操作
     本番のデータ入力の前に全てのテストデータを削除する。
     注:テーブル:
T_費目マスタを一括削除するのが早い。

@メインパネルから[費目マスタ]を開く。
A手もとの費目コードの設計書をみなが、費目データを入力する。

追加           ナビゲータ移動ボタン▲* の最新に移動
               最終データは[閉じる]

修正、削除     ナビゲータレコードセレクター


 1.4 完成された出力一式の確認
   フォームはディスプレイ上で確認、レポートは印刷する。

フォーム・・・・F_費目マスタ
               F_費目マスタ一覧表

レポート・・・・R_費目マスタ




2.摘要マスタ・・・・費目マスタを参考に自分で作成する

 2.1 よりよいフォーム   F_摘要マスタ一

   1.見だしを追加
   2.コントロールの位置決め
   3.画面の大きさ調整
   4.フォームのプロパティの変更
   5.壁紙の利用

 F_摘要マスタ一

  6.表形式の参照画面の作成   R_摘要マスタ一覧表円形吹き出し: 自分で作成

 2.2 よりよいレポート   R_摘要マスタ
    [日付]と[ページ]はR_費目マスタからコピー&貼り付け


 2.3 正規のデータ入力
     本番のデータ入力の前に全てのテストデータを削除する。

 2.4 完成された出力一式の確認

     フォームはディスプレイ上で確認、レポートは印刷する。

フォーム・・・・F_摘要マスタ
               F_摘要マスタ一覧表

レポート・・・・R_摘要マスタ