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ひげ

撮影日時=2005-03-05 10:16:06 サイズ=(w:600)×(h:572)


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 「ソフトウェアとひげ」で用いた挿絵のカットです。ここでは抽象化の効用について言及しています。
 英語では、ひげの呼び方が「くちひげ:moustache」「ほおひげ:whiskers」「あごひげ:beard」などとそれぞれ異なるが、日本語では単に「ひげ」と呼ぶことが多い。プログラミングの世界では日本語の「ひげ」のようなあいまいな表現方法のことを総称名と呼んでいる。総称名の利点は、同じような特徴あるいは機能を表現するのに、名前を少しずつ変えて命名したりする必要がなくなることである。あいまいな表現にしておいて厳密な違いはそれを使った文脈で適当に解釈させればよい。この機能は抽象化には欠かせない機能なのである。

 ここで紹介した法則
【あいまいな訳への対応策】(あえて誤訳とは言わない)
 翻訳書を読んでいて意味が分からなければ、それは翻訳者も分かっていない証拠である。そんな本はさっさと捨てて、原著を買って読んだ方がよい。