滝口均整院の治療日記
こんなこともありますよ、の記録です。

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2006年8月8日(火)
なーんだ耳ではありませんか

心窩が苦しい、気持ち悪いとおっしゃいます。
アゴウラから、ノド、首周り、耳下のアゴ、皆痛いのです。ためしにそんなところを押しても、心窩の痛みはさっぱり消えません。
右耳にさわると「あいたたた」です。あわてて右足の指全部をギュとはさみました。「ア減りました」。
耳介の上の方です。ここは側頭筋(そういえばきのうは側頭線を使いました)、中耳を介して口腔につながります。結局C1へもです。
指先で耳介痛を半分にし、さらに心窩、首左の横突起列、左ふくら外側、の痛みを耳介ダウンでとりました。
右耳介も使いました。こちらはアップでした。
そのほか首、顔をいろいろやりましたが、こんなときは最後に必ず後頭タッチのパパグーをやる必要があります。グー反応はとても大きいのです。パパは拍手音です。

2006年8月7日(月)
わかりましたよ手と背中

Tさん、背中全体が張っています。特に左手がかたく、手のひらは広がりません。
指根とわたしが呼んでいる、図のU、V、Wと示されているとこを押すと、なんと、わたしの背中、赤く示したところがチリチリとうずきました。
「わかりましたよ、Tさんの背中の張りの大元はこれ、左手です。ホッケーのスティックを握っていたところです。
指節関節です。指背腱膜が膨らんでいるのです。掌側骨間筋、背側骨間筋、総指伸筋の合流部分です。
一方、背中は肩甲骨のキョクの高さです。

2006年8月6日(日)
痛いけどさっぱり反射点がみつからない

腰も、ひざも、背中も痛いのです。
しかし、反射点を押している間だけ痛みが消えているのです。はなすと又痛いのです。
よくみると、肩甲骨の上やら周りやら、みんな痛いのです。すると、全身に影響を与えているとこがどっかにあるはずです。
さてさて。きのうまでは後頭かを使ってました。
今日は尾底骨周、坐骨とみました。坐骨を親指でしっかり押してみると、OK、反射点としてはたらきます。
そして、こことト、とうこつ骨頭、C1上、尾底骨などが深い関係にあることがわかりました。
また、いずれも骨の端、丸く膨らんだとこなのです。そこの筋膜、骨膜、皮膚の問題である、と想定されます。いろいろデータを集めているとこですので、いずれ詳しいレポートにします。

2006年8月5日(土)
3秒後に振動するスネ

後頭窩、右のC1後ろが痛いのです、S婦人。この方は右足がとても悪くて、膝はいつも痛いのです。今日も、右の腓骨骨頭あたりをパチグーなどでほぐしていました。
そして後頭窩です。スネ、上から下までさがしていきます。骨頭の痛いとこを押しても反射しません。手お当て少しずつ下げていきます。およそ半分のとこへ行って、思案にくれじっとしていました。
びっくりすることに、3秒ほどしたとき、そこが振動し始めました。聞くと後頭窩は「痛くない」のでした。
親指頭痛のM氏の場合は短拇指屈筋でした、今朝は。
もちろん、患者さんの特徴と現状に応じて反射点を選んでいます。基本は脇窩の広背筋、盛り上がったほうの背中、それに基本反射点です。タウ縫合を使うこともあります。

2006年8月4日(金)
後頭窩のほぐしかた

右利きの人は右の背中が盛り上がり、右に側湾になっています。M子さんもそうです。ふくらはぎが張る、首を回すと痛いとかがセットになっています。こんな人は訴えるとこを治療するよりねじれを戻す野に注力します。実は、左の後頭窩の硬結がひどいのです。C1,C2から来る筋の付着部位です。結局ここは脊柱全体を現しています。したがって、全身との反射関係にあるのですが、進行している場合は足(内部を含めた)を使わなければなりません。そこは”ひずみに抗していつも労働している”ところなのです。
実技は次のようになります。仰臥、膝曲げの姿勢で、首を右に傾けてもらいます。左後頭窩を指先でタッチし、足甲をパチパチパチと強く打ちます。そしてすぐ、指先に力を入れ、後頭窩を押しシゴキます。このとき、ボーという音が聞こえます。下項線、C2.C3の棘突起あたりを慎重にトレースし、かたさ、あるいは熱感を観察します。経験をつむと足甲との共鳴のあるところを感じ取ることができるようになります。
残りは盛り上がった右の背中を使います。胸郭のねじれ回復のための操作もします。別項で書きます。

2006年8月3日(木)
口内炎は手の甲と、頬骨とアゴうらとおなか

先日来の親指頭痛、カゼだはなかった人、今日は口内炎が出来て、とおっしゃる。きのうは胃が調子悪くて、とも。
”口内炎は胃のせいと思われていますが、おなかの筋肉なのです。そのせいで胃の辺り、気持ち悪いのです。
それと、筋肉などがほぐれていく過程で、皮膚が赤くなることがあります。
先日は右腕に小さな赤い点がたくさんできましたね。あれもそうです。実は、口の中でも同じことが起こります。治る過程として出たのです。ですからこれからの治療などですぐ消えてしまいます。”
”おや、ホッペタが赤くなっていますよ”(右の写真)頬骨筋膜が動いているのです。”ここですよ”と、右手の甲、示指中手骨の上を押しました。「あ、痛くない」です。さらにアゴ筋(咬筋)「アイタ」です。ここも同じ反射点。
つぎにおなかをさわると、ピクッとなりました。もっと押すと当然痛いのです。ここはアゴウラ筋です。アゴウラも痛いのです。さわりかたは、親指先の腹です。ここでほぐれます。
右の後頭、足の甲も動いてきました。わたしの体がうったえるのです。

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