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1994年就職「超」氷河期にハナマルはスタートした
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1994年はバブルが崩壊し、大学生の就職が厳しくなりはじめた年だった。
テレビのニュースには連日、「超」氷河期に苦しむ大学生が映しだされていた。
私たち二人は丁度そのとき、人生の転機を迎えていた。
会社に12年間勤務し、
新入社員時代から同期の親友同士だった二人
(上田・細田)はたまたま同時期に「出産」して、
自分の人生、仕事について、
お互いに考えなおし、話し合っていた。
「もう少し、子供中心の生活にシフトしたい」
「けれど、仕事は続けたい」
新しい仕事のスタイルを模索していたとき、
就職に苦しむ大学生の姿が、むしょうに私たちに救いを求めているような気がしたのだ。
「彼らの力になれるかもしれない」
二人は、会社員として人事、広報で培った、知識・人脈を総動員し、ハナマルキャリアコンサルタント設立へと動きはじめた。
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就職は人生の一大事なのに
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大学入試には、多くの人がたいへんなエネルギーを費やすのに、なぜか就職に関しては、ノウハウが確立されておらず、みな素人考えで、いきあたりばったりに決めてしまう。不思議だ。
就職がどんなに重要なものかわかっているはずなのに。
短期間の就職活動で、自分のやりたいことや、先々のことも深く考えず、
面接では自分の良さをアピールしきれずに、適当な「ご縁のある」ところへと収まる。
しかし、「超」氷河期はそう甘くはなかった。
就職浪人、いわゆる「無業者」がどっと増え、よしんば就職できても、不本意な会社ではすぐに辞めてしまい「第二新卒」という言葉が生まれた。
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100人に100とおりの良い会社
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就職に偏差値やランキングはない。その人の希望に合っていればいい会社なのだ。
その人の希望-----やりたいこと、送りたい人生に合っていることが大切。いい会社かどうかは本人が決めるもの。この自分の希望を明確にすることが、意外と学生はへたである。
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やりたいことがわかれば90%成功
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ハナマルでは、自分のやりたいこと、自分の道を見つけることを最も重要視している。
それが決まれば、あとはチャレンジあるのみ。
核となるものがしっかりしていれば、面接でも自ずから熱意は伝わる。
それが見えないままに、「とりあえず知ってる会社にエントリー」しはじめ、流行に踊らされ、
時間をむだにしていく学生がなんと多いことか。
面接で、前日に考えた苦肉の志望動機を言ってみても熱意は伝わらない。
その前にエントリーシートで落ちまくる。
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面接で損をしないために
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それでも、面接べたな人もいるので、元・人事だった視点からハナマルは面接の指導も行う。
いかに熱意を伝えるか。それはノウハウというよりも、魂の叫びだ。
かっこつけずに、本音で勝負する。自分らしさを出すには、準備も必要。
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独自のハナマル就職セミナー開講
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ハナマルがスタートしてすぐに、
1995年から 私塾のハナマル就職セミナーを開講してきた。
毎年、講演などで出会った学生を中心に5〜60名を個人指導している。
今年2003年で9期生となる。
(原則・参加費は無料。以前は会場費だけを少し、いただいた)
それが私たちハナマルの財産になっている。
卒業生は既に結婚して、母となった人もいるし、転職して頑張っている人もいる。
もちろんそのままの会社で実績をあげている人も多い。
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転職の自由化
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大学生の指導の傍ら、転職や再就職の仕事の依頼もいただくようになった。1997年からである。不況ということもあり、人材の流動化が激しくなっていった時代の要請だった。
特に同じ主婦という立場から、女性向けの再就職の講座には力を入れている。自治体などで「女性の再就職講座」を担当しているが、自らの体験から指導でき、共感を得られ手ごたえも大きい。
男性も同じだが、自分が輝ける仕事を持つということは、どんなに幸せなことだろう。一度、家庭に入ってブランクのある主婦が再就職するのは、たやすいことではないが、働くことの喜びはひとしおであることを知っているので、なんとか応援して、後押ししている。
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1人でも多くの人にいい仕事を見つけてほしい
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これがハナマルの願いです。
一人でも多くの人に自分に合ったいい仕事を見つけてほしい。仕事で輝いてほしい。
そのために、全国を講演して回り、本を書き、こうしてメッセージを投げかけ続けてきた。