道具 編
紡毛機(紡ぎ車)を組み立てよう
綛とり棒(ニディノディ)の修理
まえがき 街で売られているASHFORDの紡毛機は、たいてい「自分で組み立てる用」になっています。 作り方は、説明書(日本語版も最近はあるのかな?)ついてきます。 また コレが良く判らなかったりして・・・・。 私が、最初に手にした紡毛機は、ASHFORDのトラディショナルでした。(道具のコーナーを見てね) このときは、初めて使う紡毛機!どんな形なのかも良く判らないという中で 英語の説明書を読み?写真を見ながら必至!で作りました。が!どうしてもピンが1本合わなくて 夜中に、途方に暮れて、泣きそうになってしまいました。 結局、部品の不備だったのですが、「けっこう大変だった〜」っという思い出があります。 今回、バルキーな糸を作りたい!と以前から願いがやっとかない、 ASHFORDのCOUNTRY SPINNERを購入しました。 定番の紡毛機ではありませんが、「こんな感じ〜」というのがわかると、 初めて紡毛機を組み立てる方の参考にしてもらえたらなぁ〜なんて思っています。
今回 私はwalnut(くるみ色の塗り?) を買ったので下地はやっていません。
- ●下地を塗ろう!●
- 購入した紡毛機が白木ならば、防湿・乾燥を防ぐためにもoilを塗っておきましょう。ニスではなくてoilが良いそうです。『oilは、染み込んで木のなかから木を守るらしいのですが、ニスは木の表面だけを守るらしいので、oilをお勧めします』
- 目の細かい紙やすりで材料にさっとヤスリをかけて、粉をふき取っておきます。
- 1回目のoilを塗って20分乾かします。(柔かい布でふき取っておくと良いらしい)
- 2回目のoilを塗ります。1日置いて乾かします。
- 3回目のoilを(凄く柔かい布でoilを塗りこむようにする)塗ってもう1日かわかして下地終了。
- ●さぁ 組み立てよう●
あったほうがいい道具
電動ドライバー:コレがあると無いとでは大違いです。誰かに借りてもでも
用意したほうがいいと思います。
革手袋:ネジなどが硬いのです。指が・・・。紡ぎをする人は指が
命、手袋は必需品かと思います。
パーツの名称
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組立て手順 1
@ I.K.Pを50mmネジでとめる。Pの配置は、 Lをとめるネジ穴が上のほうが長くなる用に。 A NをIに50mmネジでとめる。白いプラスチックのところを 内側にして前用N(受けが広い)と後ろ用O(受けが狭い)を 間違えないように気をつける。 B 30mmネジでGとEを固定 C GをIに取り付けて外側の穴の部分にドームキャップを 被せる。(下の写真を見て下さい) D LをPに50mmネジで固定する。 Lは、はずみ車側にベアリング(ブッシュ?)が くるように設置する。 |
組立て手順 2E Lにクランクを入れ、それにはずみ車を差し込む。 クランクの途中の穴とはずみ車の溝が重なる部分まで しっかりと入れる。重なった穴にテンションピンを 差し込んで クランクとはずみ車を仮停めする。 ※1注 物凄く!硬くて私の力では、差し込めませんでした。 ※2注 このときPの上下が逆さまだとはずみ車がKに 当ってしまって取り付けられませんでした。 F ドライブベルトをはずみ車にかけ、Kの所にかけておく G Mのベアリングが付いている方をはずみ車側に向け、 クランクに差込む。MとJを50mmネジで固定。 Oの白いプラスチックの部分を内側にして、 Jと50mmネジで 固定する。 H はずみ車のオモリを下に来た時にクランクが上にあるように 設定する。仮停めしてあったテンションピンを 外して軽くたたきながらハブピンを差し込んで固定する。 I Fにナイロンロッドを差し込んで15mmネジで停める。 F(ConRod)のベアリングを外向けにしてクランクに 差込み、Oリングをはめ込む。 J 踏み板のナイロンロッドをConRodの穴に差し込んで 19mmネジでとめる。そのとき、踏み板とConRodの間は 25mmぐらい開いているのが良い。 K 鈎フックをフライヤーアームにつける L ボビンの軸の短いほうにC(大きい円盤)を25mmネジで 固定。 首の長い方にはCの外側にD(ボビンプーリー) を50mmネジで固定。 M フライヤーにボビンを入れる(プーリーが外側) 設置しはずみ車とボビンプーリーにドライブベルトをかける N 革のブレーキを16mmネジでNに取り付ける。 O マルカンのネジ釘(Screw Eyes)をNに取り付ける P 革ブレーキに50mmのボルトを通し、2本のマルカンの間に ナット置きボルトで締め、調節する。 |
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ベアリングと書いた所にオイルを塗って
完成!