2003/06/05
先々月（2003年4月）くらいから喫茶店タニマの下のじゃんぱらのショーケースにES品（エンジニアリングサンプル）Banias？が並んでいました。その頃は買うつもりもないセントリーノのCPU、ましてクロックもわからないものに興味もなく購入するつもりもありませんでした。
humiさんがX31を購入され以来Pentium−Mの優れた省電性等々毎週末に氏からお聞きし精神状態は週を追うごとに不安定なものになってゆきました。先週の日曜日（2003年6月1日）T40の72J新品219800円を見かけついに我慢は、限界に達し購入に踏み切ってしまいました。
Pentium-Mマシンを買ったとなれば今度はあのBanias？が気になりそのCPUを1個購入するためT40をぶら下げたままじゃんぱらへ立ち寄りました。在庫はまだ3個残っており確認すると型番が2種類ありました。「迷ったら両方買う」が原則。型番違いを1個づつ購入ました。
箱から出したばかりのT40、いきなり分解するのもどうかと思いましたがとにかくこの2個が何者なのか気が気でないのでメンテナンスマニュアルをDLしざっとめをとおして換装に着手しました。（＊現時点日本語版は出ておりませんので英語版です。）
最近のマシンは、分解が簡単になっていますので特に手順を公開する意味もないかもしれませんが一応弊サイトのお約束ということで換装のポイントと謎のBaniasの正体に関してご報告いたします。(^^)
わかりやすいですね、スクリューの形状はちゃんと書いてあり書くねじ穴にNoが刻印されています。
キーボード交換、パームレスト交換、メモリー交換の時に外す必要のあるスクリューには、Noとアイコンの刻印が。
なんとも親切設計。
（もちろん、修理とかアセンブル時のガイドでしょうが）
まずバッテリーを外します。
キーボードアイコンのガイドが付いたNo３のスクリュー（皿ねじ）を外します。
キーボードの上部、電源スイッチのサイドを写真のように指でLCD方向へ押します。
キーボードはわずかにスライドしパームレスト側に隙間ができます。
簡単に持ち上げることができます。（よくできてます）
次にパームレスト方向にキーボードを引き、電源スイッチ上に見えるコネクターを外します。
パームレストを外す手順です。
先ず、ハードディスクを外します。LCDパネルを開いた状態でないと外れません。
また、ハードディスクのスクリューをフリーにする場合は、薄い幅広のマイナスドライバーが必要です。
順序が逆になりましたがキーボードを外す前にHDDは抜いておきましょう。(^^)
ここのスクリューはプラスの精密ドライバーが良いでしょう。
パームレストアイコンのあるスクリュー全部を外します。
ウルトラナビ用のコネクターを外します。
ラッチもなく上に持ち上げ手前に引けば簡単に外れます。
ベゼル外しの手順です。
バッテリー部分の横の左右2個のスクリューを外します。
左サイドにベゼルを止めているスクリューが1個ありますのでそれを外します。
両サイド、フレームの真ん中あたりにラッチが1個ずつあります。ので注意して外してください。
CPU交換までの手順で一番神経を使い部分だと思います。
PCカードスロット上部の補強用金属プレートを外します。
ファンをを止めているスクリューは、3個です。これを外します。
左サイドのベースフレームに刺さった状態になっていますので右方向へ引き抜く感じで外します。
CPUを換装する場合の基本ですが静電防止用の手袋、良質のシリコングリスは必須です。
高額の部品を扱うわけですのでここはケチらない方が・・・。(^^)
CPU換装はそれほど難しいものではありませんが基本的な工具等を軽視すると大きな代償が待っていることも。
もちろん事故責任は、自己責任ですから。
裏返して見たところです。
一応丹念に見比べましたがヾ形状でした。(^^)
ちなみに銀色のマットはCPU換装用の静電防止素材で作った作業台です。
あと目隠しパッチは、FDのシール台紙に貼るのが正解！？